外国映画

『ジェミニマン』 特筆すべきことが……

ヘンリー(ウィル・スミス)は史上最高のスナイパーとされた伝説の男。それでも寄る年波には勝てず引退を決意するのだが、どういうわけか雇い主である政府から狙われる立場になってしまう。 新手の暗殺者として現れた男は、実はヘンリーのクローンだった。ウィル・スミスが二役を演じるアクション作品。
日本映画

『ブルーアワーにぶっ飛ばす』 田舎者にはよくわかる

都内でCMのディレクターをしている砂田(夏帆)は、止まると死んでしまうんじゃないかというくらい勢いで仕事に励んでいたが、心は荒んでいる。そんな砂田は後輩の清浦(シム・ウンギョン)と共に田舎に帰ることに……。 若手映像作家の発掘を目的としたTSUTAYAの企画から生まれた作品。
日本映画

『楽園』 犠牲によって救われたのは?

閉鎖的で排他的な村社会を舞台に、虐げられた者たちが追い込まれていく様子を描く。そうした者のための楽園はあるのか? 吉田修一原作の短編をもとにした作品。監督・脚本は『64-ロクヨン-』『菊とギロチン』などの瀬々敬久。
外国映画

『ボーダー 二つの世界』 揺さぶられるのは観客か?

税関に勤務するティーナには特殊な能力があった。違法な物を持ち込もうとする不届き者を嗅ぎ分ける力があるのだ。しかし、彼女はその醜い容貌ゆえに浮いた存在でもあった。そんなティーナは出生の秘密を知ることになり……。 人間が勝手に設定しているボーダー。この作品は衝撃的な映像で、そんな感覚に揺さぶりをかけてくる。
日本映画

『真実』 後味スッキリの愛憎劇?

大女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は自伝を出版するのだが、それに書かれていたことは嘘ばかりだった。娘のリュミエール(ジュリエット・ビノシュ)はそれを非難するのだが……。 カトリーヌ・ドヌーヴが自分をモデルとしたようなキャラを演じる、是枝裕和監督がフランスを舞台にして撮り上げた最新作。
外国映画

『イエスタデイ』 消えてしまって一番寂しくなるのは?

イギリスの海辺の町でソングライターとして活動しているジャック(ヒメーシュ・パテル)。いつまでも鳴かず飛ばずという厳しい現実から、夢をあきらめかけていたある夜、世界中が12秒間停電するというアクシデントが発生。気が付くとジャック以外の誰もビートルズのことを知らない世界になっていた。
外国映画

『ジョーカー』 感染する痛み

アメコミの世界で絶大な人気を誇るジョーカー誕生を描いた作品。 これまで名立たる役者たちが演じてきたジョーカーを演じるのはホアキン・フェニックス。本作のジョーカーは理解不能の悪というよりは、われわれに近しい存在だ。社会のなかで愚弄され、誰からも省みられることのなかった男の悲しみを痛烈に感じさせる作品。
外国映画

『サラブレッド』 怖いのは人間的な感情?

アマンダ(オリヴィア・クック)は、疎遠だった幼なじみリリー(アニャ・テイラー=ジョイ)と久しぶりに再会する。感情がないと言い切るアマンダと、激しい感情を内に秘めたリリー。アマンダはリリーの継父に対する嫌悪感を見抜き、殺害を仕向けるのだが……。
日本映画

『宮本から君へ』 宮本みたいに生きてみたらどうだ

感情的で暑苦しく、空気を読むことのない愚直な宮本浩(池松壮亮)は、いつも周囲を巻き込んで失敗を繰り返している。しかし、今度の闘いばかりは負けるわけにはいかないものだった。 汗と涙と血を巻き散らしながら絶叫する宮本の熱量に圧倒される2時間。もちろん本作は「ちょっとは宮本みたいに生きてみたらどうだ」と挑発しているのだ。
外国映画

『月影の下で』 ターゲットは思想そのもの?

9/27よりNetflixにて配信中。 1988年のある夜、フィラデルフィアで3人が鼻や目から血を流して死ぬ。警官トーマス(ボイド・ホルブルック)がその遺体を調べると、被害者は脳が溶けて流れ出しているような状態だった。トーマスは犯人を追い詰め殺してしまうのだが、その9年後再び似たような遺体が見つかることになり……。
外国映画

『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』 双方向型の映画

先日、エミー賞のテレビ映画部門・作品賞を受賞したと話題になったNetflix作品。 画期的なのは劇中に選択肢が登場し、視聴者(観客)はそのどちらかを選ぶことでその後の展開が変化していくところ。Netflixというネット配信サービスだからこそできた実験的な作品となっている。
日本映画

『見えない目撃者』 大胆なリメイク

「見えない目撃者」という言葉自体がほとんど語義矛盾とも言える。事件をその目で確認したからこそ目撃者と言えるわけで、目の見えないなつめ(吉岡里帆)が目撃者となれるのだろうか?
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