2020-07

外国映画

『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』 生きる場所の違い?

「カトリック教会の性的虐待事件」は2001年に新聞報道され公のものとなったのだが、それですべてが解決したわけではなかったらしい。現在も裁判が進行中の事件を題材にしたフランス版の『スポットライト』とされるこの映画は、より一層性的虐待の被害者側にスポットライトを当てていくことになる。
外国映画

『はちどり』 14歳という曖昧な存在

舞台は家父長制が色濃く残る1994年の韓国。主人公はウニという14歳の中学生。14歳は子供とも大人とも言えない微妙な時期で、ウニは塾でヨンジ先生に出会って心酔していく。先生は「知っている人の中で、本心まで知っているのは何人?」と問い掛ける。その言葉に導かれ、ウニは身近な人のこれまでとは違う姿を目撃することに……。
外国映画

『透明人間』 遍在する恐怖

透明人間という何度も映画化されてきた題材を生まれ変わらせた作品。 本作の主人公は透明人間ではない。透明人間という見えない存在に怯える女性が主人公だ。セシリアは常に周囲を気にしていて、その姿は精神を病んでいるように見える。だから周囲の者も、セシリアが「見えない男がそこにいる」と怯えるのも、彼女の妄想だと思うのだが……。
日本映画

『MOTHER マザー』 わからないものはわからないままに

長澤まさみが普段のキャラとは正反対の毒母を演じた作品。 本作は実際に起きた事件をモデルにしているというのだが、主人公となる秋子のグズっぷりはまったく理解し難い。そんな母親に育てられた息子の周平は、学校にも行けずに劣悪な生活状態に置かれ、次第に秋子の言われるがままに犯罪にも手を染めるようになっていくのだが……。
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