<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>everydayexcuse</title>
	<atom:link href="https://everydayexcuse2.net/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://everydayexcuse2.net/</link>
	<description>　新作映画の感想などを綴っています。</description>
	<lastBuildDate>Sat, 10 Oct 2026 16:51:35 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	

<image>
	<url>https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2019/08/cropped-everydayexcuse2-32x32.png</url>
	<title>everydayexcuse</title>
	<link>https://everydayexcuse2.net/</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
	<item>
		<title>『DIGGER／ディガー』　トムじゃなくても</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/digger/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/digger/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 10 Oct 2026 16:51:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ]]></category>
		<category><![CDATA[ジョン・グッドマン]]></category>
		<category><![CDATA[トム・クルーズ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=28155</guid>

					<description><![CDATA[<p>監督は『レヴェナント：蘇えりし者』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。 主演は『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』のトム・クルーズ。 映画『DIGGER／ディガー』公式サイトdigger-movi [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/digger/">『DIGGER／ディガー』　トムじゃなくても</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督は<strong>『レヴェナント：蘇えりし者』</strong>の<strong>アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ</strong>。</p>
<p>主演は<a href="https://everydayexcuse2.net/missionimpossible8/" target="_blank">『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』</a>の<strong>トム・クルーズ</strong>。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://digger-movie.jp/" title="映画『DIGGER／ディガー』公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/70451ce9d28b477481cb10c011974a5e.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『DIGGER／ディガー』公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet"></div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://digger-movie.jp/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">digger-movie.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>石油採掘会社のCEO、大金持ちで傲慢な権力者・ディガー。<br />
彼の利益にしか目がない欲深い行動がきっかけで、地球滅亡の大ピンチに！！<br />
ディガーは大統領からその尻ぬぐいを命じられ、世界を救うべく立ち上がるが……<br />
果たして、彼は地球を救えるのか？　そもそもこの男、信用していいのか⁉</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>気候変動が大災害を</h2>
<p><strong>『DIGGER／ディガー』</strong>における大騒動のきっかけとなっているのは、メタンガスの爆発による氷河の崩落だ。ワシントンD.C.の５倍のデカさの氷河がヨーロッパを襲うことになるわけだが、この現象が<span class="marker-under-red">地球全体の気候変動ともつながっている</span>ことは誰が見ても明らかだろう。</p>
<p>最近の夏の猛暑は異常事態だし、先月はずっと雨ばかりが続き、東京でも９月として過去最高の雨量だったとか。全国各地でも雨による災害が起きたりもしているわけで、これまでの想定をはるかに上回るような異常なことが起きているようにも感じられる。</p>
<p>８月にはネパールと中国・チベット自治区の国境付近で、氷河の崩落による大規模な土砂崩れが発生した。ニュースなどでも映像が流されていたけれど、山から津波が押し寄せてきたようなとんでもない災害だったことがわかる。これは当然ながら温暖化ということが影響している。</p>
<p>温暖化の原因は温室効果ガスの増加であって、それはわれわれが石油という化石燃料を消費しているということが一番の要因となっている。もちろん世界ではSDGs（持続可能な開発目標）ということが言われ、その中では地球温暖化（気候変動）の防止が謳われてもいる。しかしながら現実にはまだまだその対策が追いついていないということなのだろう。『DIGGER／ディガー』はそんな問題を扱ったブラックコメディだ。</p>
<div id="attachment_28163" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28163" class="wp-image-28163" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/10/『ディガー』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-28163" class="wp-caption-text">© 2026 WBEI and Legendary</p></div>
<h2>開き直りの大演説</h2>
<p>本作の主人公であるディガーという男は石油王という設定だ。温暖化の要因を生み出している元凶とも言えるのかもしれない。そのディガーを演じるのが<strong>トム・クルーズ</strong>だということが、本作の一番の話題なのだろう。しかしながら本作のトムはいつものトムではない。突き出たお腹に薄くなった髪、そんな老人がディガーなのだ。</p>
<p>ディガーはグリーンランドで起きている危機について知っていた。それでも石油の採掘を止めることは損失になるため、彼は部下たちの進言に対してまったく聞く耳を持たなかったのだ。彼の目下の興味は愛猫の健康についてであって、そのことにかまけて世界の危機を知りつつも無視していたのだ。</p>
<p>ところがそれが仇になってグリーンランドの採掘場でメタンガスによる爆発が起きることになり、それによって巨大な氷河がヨーロッパに向けて流れ出すことになってしまったのだ。</p>
<p>ディガーは懇意にしているアメリカ大統領のコンプソン（<strong>ジョン・グッドマン</strong>）と相談することになる。このコンプソン大統領とその取り巻きたちはあまり役に立たない。ヨーロッパの危機を前にしてつまらぬ冗談で大笑いしている姿は、<strong>『博士の異常な愛情』</strong>あたりを思わせるブラックコメディになっている。</p>
<p>また、このコンプソン大統領は現実世界のアメリカ大統領と似ている（スーツとネクタイの色合いが）。その現実世界のアメリカ大統領は「地球温暖化が必要だ！寒すぎる！」などと言っていたわけで、やっていることもそっくりと言えるかもしれない。</p>
<p>結局、ディガーとコンプソン大統領たちは事態をそのまま放置し、ヨーロッパは大災害に陥ることになるのだ。大統領は病気を理由にディガーにすべてを任せる形になる。ヨーロッパでの釈明の役割をディガーが任されたのだ。</p>
<p>そこでディガーは大演説をぶつことになる。というか、これはほとんど開き直りみたいなものだ。しかしながら、ある一面では真実だろう。</p>
<p>われわれは今ある生活や豊かさを手放すことはできない。それを捨て去って原始の世界へ戻ることは到底無理であって、誰もそんなことは望んでいない。結局、われわれは豊かな生活を享受したいという欲求を捨て去ることはできないわけで、そのためには何としてでも石油は必要で、だからこそディガーは石油を掘っている。そして、それは<span class="marker-under-red">みんなが望むこと</span>だからなのだ。そんなふうに演説するわけだ。</p>
<p>ここはトム・クルーズの長回しでの大熱演が光るところだし、それを真っ向から否定できないところがあると言えなくもないのだ。</p>
<div id="attachment_28162" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28162" class=" wp-image-28162" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/10/『ディガー』3-300x200.jpg" alt="" width="500" height="333" /><p id="caption-attachment-28162" class="wp-caption-text">© 2026 WBEI and Legendary</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>ネタバレ厳禁？</h2>
<p>本作には秘密にされていることあって、それが上記のようなディガーたちの物語は、実はすべてが『化石の愚か者』という演劇内の話ということだろう。冒頭からずっと話はディガーの屋敷内部で展開する。そのディガーの部屋から見える風景は絵画みたいにも見えたけれど、それは舞台劇だったからということになる（ヨーロッパでの演説の舞台もどこか非現実的なのも舞台劇だからだろう）。</p>
<p>そして、ディガー役を演じるのがカーティスという役者であって、その舞台裏の話も混じってくることになるのだ。カーティスは舞台の初日を見に来るはずの娘の心配をしたり、演出家とディガーという役柄に対する解釈の違いでぶつかったりする。</p>
<p>この最初のひねりには驚いたけれど、そこから先は今ひとつだった気もする。メタ構造になっていることは、確かにラストのオチにも関わってくることだけに必要ではあるのだろう。それでもそれを演じるのがトム・クルーズである必然性はあまり感じられなかった。</p>
<p>この劇中劇という設定は、イニャリトゥ監督は<a rel="noopener" href="https://diverseblog.blog.fc2.com/blog-entry-177.html" target="_blank">『バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』</a>でもやっている。ただ、『バードマン』の場合は、主人公とそれを演じる役者の背景が重なるところがうまかったけれど、本作の場合はディガーをトムがわざわざ変装して演じる必要があるのかどうかという気もしてくるのだ。</p>
<p>たとえば『ミッション：インポッシブル』シリーズはトム・クルーズじゃなければ成り立たないけれど、本作はそうではない。もちろん映画をヒットさせるためにはスターが必要ということはあるけれど、そのスターも光を消してしまうような扱い方では意味がないだろう。</p>
<div id="attachment_28161" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28161" class=" wp-image-28161" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/10/『ディガー』4-300x200.jpg" alt="" width="500" height="333" /><p id="caption-attachment-28161" class="wp-caption-text">© 2026 WBEI and Legendary</p></div>
<h2>二段オチ？</h2>
<p>さらなるオチとしては、実は演劇の題材であったはずのディガーという人物が、実在した人物だということが明らかになる。ディガーは演劇のラストで自殺をすることになり、それを見た観客は拍手喝采することになる。世界を破滅に追い込んだ悪役が死んでみんなが留飲を下げるわけだが、演劇が終わって初めてカメラが外の世界を映すことになると、その現実世界は演劇内と同様に酷いあり様になっている。観客たちはレベル４という警報を聞きながら防護マスクで完全防備して外に出ることになるのだ。</p>
<p>さらにはエンドロール内でもレベル４の警報が鳴り響くことになるわけで、演劇の中の話は劇中世界の現実でもあるし、さらに映画を観ていたわれわれ観客たちの現実世界にもその危機は訪れているということだろう。このラストは悪くはなかったけれど、切れ味鋭いかというとそれほどでもなかったのだ。</p>
<p>ちなみにトム・クルーズはイニャリトゥ監督のデビュー作<strong>『アモーレス・ペロス』</strong>を観て感銘を受けたようで、それが本作の出演につながっている。</p>
<p>イニャリトゥ作品はアカデミー賞の作品賞や監督賞を獲った<a rel="noopener" href="https://diverseblog.blog.fc2.com/blog-entry-269.html" target="_blank">『レヴェナント：蘇えりし者』</a>や『バードマン』が有名だけれど、個人的には初期の頃の『アモーレス・ペロス』や<strong>『21グラム』</strong>あたりがよかったと思う。</p>
<p>その点でトム・クルーズが『アモーレス・ペロス』に感銘を受けたということに共感するけれど、この頃のイニャリトゥ作品は、脚本家が<strong>ギジェルモ・アリアガ</strong>だったことが大きいのだろう。ギジェルモ・アリアガの感情に訴えかけるような群像ドラマと、イニャリトゥの才覚が相乗効果を生み出していたのだ。また二人のコンビ作品が観たい気もする。</p>

<a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AD%E3%82%B9-%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-DVD-%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%AB/dp/B000N4RBUA?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&#038;crid=E7ECP2R1DUCQ&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.TZs8-e3AidAqiUGqWuvrm9_xu4w1VUlx2lMtDp5bR7M3Zby9sTYR5T9g3lbzaN9OkSAKzLdyBphu2K1SI_qTJTGj4q1xDjuz62nAxCgtEWtfRdiIMaENHRKzL1U-ECaCjCFEm59kmpm7fyWXI6pfRw2xT-pRGA1jJMi76CwCKU67LMfMXK17bzLKN4plaObLE5AX0EpeP0p3q7MyNCvaUdLq8nJ4VwAcROQxF-jyFFlga0mkIBiJIkomLmmjCm-6MO6x5N9FZ40Iw9XXW8lKHEuYr-OsxOl5BmGdKmAjsos.tATf9VP_OVWjX8s6sAcQl5Ln3iJ2tbiwubZWwhFctCw&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AD%E3%82%B9&#038;qid=1791651886&#038;sprefix=%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B9+%E3%83%9A%E3%83%AD%E3%82%B9%2Caps%2C252&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=1f42a3b1824bd63e33a4fd0adef5f3dd&#038;ref_=as_li_ss_tl" title="Amazon.co.jp: &#12450;&#12514;&#12540;&#12524;&#12473;&#12539;&#12506;&#12525;&#12473; &#12473;&#12506;&#12471;&#12515;&#12523;&#12539;&#12467;&#12524;&#12463;&#12479;&#12540;&#12474;&#12539;&#12456;&#12487;&#12451;&#12471;&#12519;&#12531; : &#12460;&#12456;&#12523;&#12539;&#12460;&#12523;&#12471;&#12450;&#12539;&#12505;&#12523;&#12490;&#12523;, &#12456;&#12511;&#12522;&#12458;&#12539;&#12456;&#12481;&#12517;&#12496;&#12522;&#12450;, &#12468;&#12516;&#12539;&#12488;&#12524;&#12489;, &#12450;&#12523;&#12496;&#12525;&#12539;&#12466;&#12524;&#12525;, &#12496;&#12493;&#12483;&#12469;&#12539;&#12496;&#12454;&#12481;&#12455;, &#12450;&#12524;&#12495;&#12531;&#12489;&#12525;&#12539;&#12468;&#12531;&#12470;&#12524;&#12473;&#12539;&#12452;&#12491;&#12515;&#12522;&#12488;&#12453;, &#12460;&#12456;&#12523;&#12539;&#12460;&#12523;&#12471;&#12450;&#12539;&#12505;&#12523;&#12490;&#12523;: DVD" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/26095272ae99aa1a6af42a00a71b75c1.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">Amazon.co.jp: &#12450;&#12514;&#12540;&#12524;&#12473;&#12539;&#12506;&#12525;&#12473; &#12473;&#12506;&#12471;&#12515;&#12523;&#12539;&#12467;&#12524;&#12463;&#12479;&#12540;&#12474;&#12539;&#12456;&#12487;&#12451;&#12471;&#12519;&#12531; : &#12460;&#12456;&#12523;&#12539;&#12460;&#12523;&#12471;&#12450;&#12539;&#12505;&#12523;&#12490;&#12523;, &#12456;&#12511;&#12522;&#12458;&#12539;&#12456;&#12481;&#12517;&#12496;&#12522;&#12450;, &#12468;&#12516;&#12539;&#12488;&#12524;&#12489;, &#12450;&#12523;&#12496;&#12525;&#12539;&#12466;&#12524;&#12525;, &#12496;&#12493;&#12483;&#12469;&#12539;&#12496;&#12454;&#12481;&#12455;, &#12450;&#12524;&#12495;&#12531;&#12489;&#12525;&#12539;&#12468;&#12531;&#12470;&#12524;&#12473;&#12539;&#12452;&#12491;&#12515;&#12522;&#12488;&#12453;, &#12460;&#12456;&#12523;&#12539;&#12460;&#12523;&#12471;&#12450;&#12539;&#12505;&#12523;&#12490;&#12523;: DVD</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">Amazon.co.jp: アモーレス・ペロス スペシャル・コレクターズ・エディション : ガエル・ガルシア・ベルナル, エミリオ・エチュバリア, ゴヤ・トレド, アルバロ・ゲレロ, バネッサ・バウチェ, アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリ...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AD%E3%82%B9-%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-DVD-%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%AB/dp/B000N4RBUA?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&#038;crid=E7ECP2R1DUCQ&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.TZs8-e3AidAqiUGqWuvrm9_xu4w1VUlx2lMtDp5bR7M3Zby9sTYR5T9g3lbzaN9OkSAKzLdyBphu2K1SI_qTJTGj4q1xDjuz62nAxCgtEWtfRdiIMaENHRKzL1U-ECaCjCFEm59kmpm7fyWXI6pfRw2xT-pRGA1jJMi76CwCKU67LMfMXK17bzLKN4plaObLE5AX0EpeP0p3q7MyNCvaUdLq8nJ4VwAcROQxF-jyFFlga0mkIBiJIkomLmmjCm-6MO6x5N9FZ40Iw9XXW8lKHEuYr-OsxOl5BmGdKmAjsos.tATf9VP_OVWjX8s6sAcQl5Ln3iJ2tbiwubZWwhFctCw&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AD%E3%82%B9&#038;qid=1791651886&#038;sprefix=%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B9+%E3%83%9A%E3%83%AD%E3%82%B9%2Caps%2C252&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=1f42a3b1824bd63e33a4fd0adef5f3dd&#038;ref_=as_li_ss_tl" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.amazon.co.jp</div></div></div></div></a>

<a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/21%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0-Blu-ray-%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%B3/dp/B07XVQJWTL?crid=2L5C4MUGPWSYN&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.mbne8_dccnhtAQRKEHuQFxfWyj73dYfV-2sLHLPf-BBmWglWMwQMbT0uM6Kz_5WBibB134kpZUjkyXc6R7bjYuOj71BlCQpVGlA72ZzsYA_-PXWsUebGlHZWITbXLWJlil9SkTNQe9X39a4BImSRzBp14jWq3H1TOlf2IEBkaktxHRVyy2YMxHy6A3xTeYBd1Sq-pQCedYBUC1VCJjmwfgAuRUWKVBiD83SxhGooJCSNth2vvdeo3-9iDtdFSYrl.8j0WBTbu2CnlgOzTZ8AVr60FMFt5hYHjE4ShmaBa5lQ&#038;dib_tag=se&#038;keywords=21%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0+%E6%98%A0%E7%94%BB&#038;qid=1791651920&#038;sprefix=21%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%2Caps%2C194&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=0b50a38a1ac76249b98898c949c593f8&#038;ref_=as_li_ss_tl" title="Amazon.co.jp: 21&#12464;&#12521;&#12512; [Blu-ray] : &#12471;&#12519;&#12540;&#12531;&#12539;&#12506;&#12531;, &#12490;&#12458;&#12511;&#12539;&#12527;&#12483;&#12484;, &#12505;&#12491;&#12481;&#12458;&#12539;&#12487;&#12523;&#12539;&#12488;&#12525;, &#12471;&#12515;&#12523;&#12525;&#12483;&#12488;&#12539;&#12466;&#12531;&#12474;&#12502;&#12540;&#12523;, &#12450;&#12524;&#12495;&#12531;&#12489;&#12525;&#12539;&#12468;&#12531;&#12469;&#12524;&#12473;&#12539;&#12452;&#12491;&#12515;&#12522;&#12488;&#12453;: DVD" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/7769e843df11ef9ebc1a152d5f287a98.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">Amazon.co.jp: 21&#12464;&#12521;&#12512; [Blu-ray] : &#12471;&#12519;&#12540;&#12531;&#12539;&#12506;&#12531;, &#12490;&#12458;&#12511;&#12539;&#12527;&#12483;&#12484;, &#12505;&#12491;&#12481;&#12458;&#12539;&#12487;&#12523;&#12539;&#12488;&#12525;, &#12471;&#12515;&#12523;&#12525;&#12483;&#12488;&#12539;&#12466;&#12531;&#12474;&#12502;&#12540;&#12523;, &#12450;&#12524;&#12495;&#12531;&#12489;&#12525;&#12539;&#12468;&#12531;&#12469;&#12524;&#12473;&#12539;&#12452;&#12491;&#12515;&#12522;&#12488;&#12453;: DVD</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">Amazon.co.jp: 21グラム : ショーン・ペン, ナオミ・ワッツ, ベニチオ・デル・トロ, シャルロット・ゲンズブール, アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ: DVD</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.amazon.co.jp/21%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0-Blu-ray-%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%B3/dp/B07XVQJWTL?crid=2L5C4MUGPWSYN&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.mbne8_dccnhtAQRKEHuQFxfWyj73dYfV-2sLHLPf-BBmWglWMwQMbT0uM6Kz_5WBibB134kpZUjkyXc6R7bjYuOj71BlCQpVGlA72ZzsYA_-PXWsUebGlHZWITbXLWJlil9SkTNQe9X39a4BImSRzBp14jWq3H1TOlf2IEBkaktxHRVyy2YMxHy6A3xTeYBd1Sq-pQCedYBUC1VCJjmwfgAuRUWKVBiD83SxhGooJCSNth2vvdeo3-9iDtdFSYrl.8j0WBTbu2CnlgOzTZ8AVr60FMFt5hYHjE4ShmaBa5lQ&#038;dib_tag=se&#038;keywords=21%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0+%E6%98%A0%E7%94%BB&#038;qid=1791651920&#038;sprefix=21%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%2Caps%2C194&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=0b50a38a1ac76249b98898c949c593f8&#038;ref_=as_li_ss_tl" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.amazon.co.jp</div></div></div></div></a>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/digger/">『DIGGER／ディガー』　トムじゃなくても</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/digger/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『本当にあった話（の話）』　自己正当化という病？</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/honbana/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/honbana/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 06 Oct 2026 11:30:05 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[日本映画]]></category>
		<category><![CDATA[武井佑吏]]></category>
		<category><![CDATA[水上恒司]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=28139</guid>

					<description><![CDATA[<p>原作は鴻池留衣の同名小説（「フェミニストのままじゃいられない」を改題）。 監督・脚本は『赤色彗星倶楽部』の武井佑吏。本作が商業デビュー作とのこと。 主演は『本心』の水上恒司。 HOME new - 映画「本当にあった話（ [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/honbana/">『本当にあった話（の話）』　自己正当化という病？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>原作は<strong>鴻池留衣</strong>の同名小説（「フェミニストのままじゃいられない」を改題）。</p>
<p>監督・脚本は<strong>『赤色彗星倶楽部』</strong>の<strong>武井佑吏</strong>。本作が商業デビュー作とのこと。</p>
<p>主演は<a href="https://everydayexcuse2.net/honshin/" target="_blank">『本心』</a>の<strong>水上恒司</strong>。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://www.honbana.com/" title="HOME new - 映画「本当にあった話（の話）」公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/3f702c776d38adbcbda5f8147bdff14d.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">HOME new - 映画「本当にあった話（の話）」公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">Instagram X-twitter skip render: ucaddon_fullscreen_nav</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.honbana.com/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.honbana.com</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>今から数十年前に起きた衝撃的な事件。夫を殺害し、戸籍を引き継いだ男と夫婦生活を送る女が、新しい男と結ばれるためさらに殺人を繰り返した〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉は、世間を震撼させた――。<br />
そんな実話にもとづく舞台劇の制作が決まり、殺害される主人公役に抜擢されたのは、演技経験のない夛田だった。しかし役柄に自分の経験を重ね、深くのめり込んでいった夛田は、やがて虚構と現実の境界を見失い、ついに演じる人物と一体化してしまう。そして夛田の妄想は、舞台の関係者たちを巻き込み、すべてをぶち壊しにする。<br />
「おかしいのはお前たちだ！ 僕は本当のことを言っているだけだ！」<br />
舞台の本番が間近に迫る中、夛田は制御不能に陥り、物語は予期せぬラストへ。何が本当で、何が嘘なのか？ 虚実が混ざり合う、恐ろしくも滑稽な舞台の幕が、今切って落とされる。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>先が読めない展開</h2>
<p><strong>『ほんとにあった怖い話』</strong>というテレビ番組があったから、本作もタイトルからするとそういう類いのホラー映画なのかと勘違いしていた。実際の本作は、そうした特定のジャンルに分けられるような作品ではない。最後まで展開が予想できず、どう転がっていくのか見当もつかないところが面白かったのだ。</p>
<p><strong>『本当にあった話（の話）』</strong>は、演劇の世界の話だ。実際に起きた連続殺人事件があり、それをもとにした演劇を創り上げていく過程が描かれていく。その事件というのが〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉というものだ。</p>
<p>この事件は、貴子という女性がタカシという男性を好きになったことから始まる。しかし貴子の家は家父長制的な厳格な家庭であり、親はタカシとの結婚を認めない。そのために貴子は策を弄する。</p>
<p>貴子はマサキという顔がタカシとよく似た男と出会い、そのマサキと結婚する。そして、マサキを殺して、タカシをマサキの代わりに夫にするのだ。マサキという身代わりを殺したことで、タカシと一緒に暮らせることになったわけで、それで事が終わってもよかったはずだ。ところが貴子はタカシをも殺してしまうことになる。さらに貴子は別の身代わりを据え、同じことを繰り返すのだ。最終的に貴子は４人を殺し、死刑判決を受けることになる。</p>
<p>〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉は「本当にあった話」だ。しかし本作は『本当にあった話（の話）』というわけだ。「（の話）」というのが付け加えられているのは、<span class="marker-under-red">そこに人それぞれの解釈というものが入ってくる</span>からだろう。</p>
<p>〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉についての真相を知っているのは、その犯人である貴子だけだろう。しかし、その貴子は死刑を待つ間に病死してしまう。そうなると後は「本当にあった話」についての人それぞれの勝手な解釈があるだけということになるのだ。</p>
<div id="attachment_28133" style="width: 509px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28133" class=" wp-image-28133" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/10/『本当にあった話（の話）』3-300x197.jpg" alt="" width="499" height="328" /><p id="caption-attachment-28133" class="wp-caption-text">Ⓒ鴻池留衣／文藝春秋 ／2026「本当にあった話（の話）」製作委員会</p></div>
<h2>演劇界の曲者たち</h2>
<p>その演劇の脚本は、事件を徹底的に調べ上げた垣内（<strong>小池栄子</strong>）という脚本家が、彼女なりの解釈を交えて再構成したものになっている。</p>
<p>そして、本作では垣内の解釈に異を唱えることになる人物が現れる。それが本作の主人公の<ruby>夛田<rt>ただ</rt></ruby>（<strong>水上恒司</strong>）だ。夛田はこの演劇、あるいは実際の〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉のマサキという人物に肩入れし、彼を自分と同一視していくことになるのだ。</p>
<p>夛田は第１幕で描かれるように、奥様（<strong>山下美月</strong>）に浮気をされ離婚することになる。奥様は誰とでも寝てしまうような女性だったのだ。そうした過去が夛田にマサキという人物を自分と同一視させることになる。</p>
<p>夛田は最初は垣内と意気投合する。どちらも〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉に興味を抱いているからだ。しかし夛田は次第に垣内の解釈にあきたらなくなっていくのだ。</p>
<p>この演劇にはほかにも重要な登場人物がいる。それが加藤<ruby>鶏冠手<rt>かえるで</rt></ruby>（<strong>佐々木蔵之介</strong>）という演出家と、貴子役を演じる米良（<strong>黒木華</strong>）だ。加藤は垣内の事件に対する解釈に関しては問題にしていない。彼の場合は、演劇に興味があるというよりも、誰かの肉体を支配することに愉悦を感じるマゾヒスティックな男なのだ。</p>
<p>そして、加藤に近づいて主役の貴子役を勝ち取ったのが米良という女性だ。彼女は成功するためにはもう時間がないと感じており、この演劇に賭けているところがあるのだ。米良は地味な見た目とは違って、結構したたかなところがあるのだ。</p>
<p>夛田はほとんど素人同然ながら、加藤たちの演劇に参加することになる。夛田は最初からマサキは自分だと信じ込んでいるところがあり、そこが製作側にウケたのかもしれない。ところがこの夛田が次第に演劇世界と現実を混同し、周囲を困らせることになっていく。</p>
<div id="attachment_28134" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28134" class="wp-image-28134" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/10/『本当にあった話（の話）』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="333" /><p id="caption-attachment-28134" class="wp-caption-text">Ⓒ鴻池留衣／文藝春秋 ／2026「本当にあった話（の話）」製作委員会</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>解釈は様々あるけれど……</h2>
<p>現実に起きた出来事はひとつだ。しかしそれに対する解釈は様々になる。本作で演劇化されることになる〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉は、垣内という脚本家の解釈によって再構成されたものだ。垣内はいわゆるフェミニストで、そういう立場で貴子の行動を解釈している。</p>
<p>それに対して夛田は別の解釈をすることになる。人の物事の見方はある程度決まっていて、その見方から自由になることは難しいということでもある。垣内には垣内の物事の見方があり、夛田には夛田のそれがある。</p>
<p>劇中ではグルテンフリーに関する論争があった。グルテンフリーは是か非かというもので、それについて科学的な根拠を示すことも難しい。二つの立場は、互いに互いを否定し合うばかりで平行線を辿るほかないのだ。</p>
<p>それだけなら互いに相容れないだけで済むはずだが、夛田はさらに先に行く。そこには狂気が関わっている。</p>
<div id="attachment_28132" style="width: 495px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28132" class=" wp-image-28132" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/10/『本当にあった話（の話）』4-300x200.jpg" alt="" width="485" height="323" /><p id="caption-attachment-28132" class="wp-caption-text">Ⓒ鴻池留衣／文藝春秋 ／2026「本当にあった話（の話）」製作委員会</p></div>
<p>夛田が自分の解釈に執着するようになったのは、離婚した元奥様との久しぶりの再会が影響している。</p>
<p>その時、元奥様が語っていたことは、次のようになるだろう。人は意に反して行動を強要される時がある。イヤイヤながらもやらなきゃならないというわけだ。そういうことは苦しい。だから元奥様は考え方を変えたのだと言う。心よりも行動のほうが正しいと思うことにしたのだ。イヤイヤながらもやってしまったのはなくて、やってしまったということはつまりはやりたかったということなのだと自分を納得させたのだ。</p>
<p>そんなふうに、ある出来事も解釈を変えることで別の意味を帯びることになる。<span class="marker-under-red">楽に生きるためにそんなふうに解釈するほかなかった</span>ということでもある。それが男とやりまくることとどうつながるのかはわからないけれど、彼女はそんなふうにして自分の精神的な平穏を守っていたということなのだろう。</p>
<p>夛田のやっていることも似たようなことだ。夛田はマサキを自分と同一視し、さらに貴子には元奥様を重ねている。そして、貴子はマサキを殺したけれど、実はマサキを愛していたというアクロバティックな議論によって解釈の変更を図るのだ。垣内のフェミニズム的な解釈とはまったく違った解釈だ。</p>
<p>夛田がなぜこんな解釈をしているのかと言えば、それは<span class="marker-under-red">自分を正当化するため</span>だろう。夛田は元奥様と別れてしまったけれど、実は二人はいつまでも愛し合っている。そんなふうに思いたかったからこそ、演劇の解釈まで変えてしまうことになるのだ。しかも夛田の狂気は、誰も理解できないような自分の解釈を他人にも押し付けるようになっていく。こうなると無茶苦茶だ。</p>
<p>しかしながらそんな自分勝手な解釈が通じるわけもなく、夛田の独りよがりはグダグダのまま終わることになるけれど、最終的に笑うことになったのは米良だった。したたかな女が最強ということかもしれない。</p>
<p>とりあえず私自身の『本当にあった話（の話）』に対する解釈はこんなふうになる。ほかの人なら別の解釈もあるのかもしれないけれど、自分の物事の見方ではこんなふうにしか解釈できない気もする。</p>
<p>本作は演劇の世界が舞台だ。その世界のことを知らないけれど、傍から見るとかなり異常な世界に見え、登場人物たちもみんな<ruby>曲者<rt>くせもの</rt></ruby>ばかりだ。本作は夛田の狂気が周囲を巻き込んでいく怖い話ではあるけれど、演劇人の異様さが同時に本作をコメディにもしている。<strong>佐々木蔵之介</strong>の全力指しゃぶりが笑えるし、<strong>黒木華</strong>のダンスシーンもちょっと面白い。</p>
<p>それから主演の<strong>水上恒司</strong>の熱演も記しておくべきだろう。水上は幕が変わる度に髪型を変え、狂気の度合いを少しずつエスカレートさせていく。最初は奥様に何も言えない気の弱い男に見えたのに、いつの間にかに「頭おかしい」人になっていて、目が最初とは別人になっていた。</p>

<a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%A9%B1-%E3%81%AE%E8%A9%B1-%E9%B4%BB%E6%B1%A0-%E7%95%99%E8%A1%A3/dp/4163921346?crid=1I6NOVTD3O7U8&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.YoGzGQguUEzqIUcybcaGuvNqSI2c3dYmAKzeT1Aggc9IwIwwBG_SWV0J3xe_7N9aaKmKTd950b4ShdYRdbq1OYcFwCU3JuAAaj78B9e_fuOfqe7O2DTkfaQ3rR9kG0PYqkfmCiR-j-AEzOq3rW0KEpCeVhaNuDCuDoOpLZv36ZMFSzYbQ10Ger4t7H4vjQ3G-lFuzi8HtIsVCIBjTGwcZo70VutYvuoM8-lt2_61uFhOD7WMh632FBeoaRKZpKa7Usvfh-g1__oZnjMACXMskwMYPBVz4nwhXSe2GFrNbxs.UsWjD8nmGKG43QF76ezxuCjI22MbIEUioMaCOK-r0V8&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%A9%B1+%E3%81%AE%E8%A9%B1+%E9%B4%BB%E6%B1%A0%E7%95%99%E8%A1%A3&#038;qid=1791289472&#038;sprefix=%E3%80%8E%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%A9%B1%EF%BC%88%E3%81%AE%E8%A9%B1%EF%BC%89%E3%80%8F%2Caps%2C203&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=f64029a80557b1cf74a3980084297692&#038;ref_=as_li_ss_tl" title="Amazon.co.jp: &#26412;&#24403;&#12395;&#12354;&#12387;&#12383;&#35441;(&#12398;&#35441;) : &#40251;&#27744; &#30041;&#34915;: &#26412;" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/f48610a5592676f212e401ce6546b96a.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">Amazon.co.jp: &#26412;&#24403;&#12395;&#12354;&#12387;&#12383;&#35441;(&#12398;&#35441;) : &#40251;&#27744; &#30041;&#34915;: &#26412;</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">Amazon.co.jp: 本当にあった話(の話) : 鴻池 留衣: 本</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%A9%B1-%E3%81%AE%E8%A9%B1-%E9%B4%BB%E6%B1%A0-%E7%95%99%E8%A1%A3/dp/4163921346?crid=1I6NOVTD3O7U8&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.YoGzGQguUEzqIUcybcaGuvNqSI2c3dYmAKzeT1Aggc9IwIwwBG_SWV0J3xe_7N9aaKmKTd950b4ShdYRdbq1OYcFwCU3JuAAaj78B9e_fuOfqe7O2DTkfaQ3rR9kG0PYqkfmCiR-j-AEzOq3rW0KEpCeVhaNuDCuDoOpLZv36ZMFSzYbQ10Ger4t7H4vjQ3G-lFuzi8HtIsVCIBjTGwcZo70VutYvuoM8-lt2_61uFhOD7WMh632FBeoaRKZpKa7Usvfh-g1__oZnjMACXMskwMYPBVz4nwhXSe2GFrNbxs.UsWjD8nmGKG43QF76ezxuCjI22MbIEUioMaCOK-r0V8&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%A9%B1+%E3%81%AE%E8%A9%B1+%E9%B4%BB%E6%B1%A0%E7%95%99%E8%A1%A3&#038;qid=1791289472&#038;sprefix=%E3%80%8E%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%A9%B1%EF%BC%88%E3%81%AE%E8%A9%B1%EF%BC%89%E3%80%8F%2Caps%2C203&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=f64029a80557b1cf74a3980084297692&#038;ref_=as_li_ss_tl" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.amazon.co.jp</div></div></div></div></a>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/honbana/">『本当にあった話（の話）』　自己正当化という病？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/honbana/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『ディスクロージャー・デイ』　これじゃない感が……</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/disclosureday/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/disclosureday/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 03 Oct 2026 05:06:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[エミリー・ブラント]]></category>
		<category><![CDATA[コリン・ファース]]></category>
		<category><![CDATA[ジョシュ・オコナー]]></category>
		<category><![CDATA[スティーヴン・スピルバーグ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=28102</guid>

					<description><![CDATA[<p>原案・監督は『フェイブルマンズ』のスティーヴン・スピルバーグ。 脚本は『ブラックバッグ』のデヴィッド・コープ。 主演は『スマッシング・マシーン』のエミリー・ブラント。 『ディスクロージャー・デイ』『ディスクロージャー・デ [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/disclosureday/">『ディスクロージャー・デイ』　これじゃない感が……</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>原案・監督は<a href="https://everydayexcuse2.net/fabelmans/" target="_blank">『フェイブルマンズ』</a>の<strong>スティーヴン・スピルバーグ</strong>。</p>
<p>脚本は<a href="https://everydayexcuse2.net/black_bag/" target="_blank">『ブラックバッグ』</a>の<strong>デヴィッド・コープ</strong>。</p>
<p>主演は<a href="https://everydayexcuse2.net/the-smashing-machine/" target="_blank">『スマッシング・マシーン』</a>の<strong>エミリー・ブラント</strong>。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://disclosureday.jp/" title="『ディスクロージャー・デイ』" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/f0d020271cd3482fd5d2fee2d6c577db.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">『ディスクロージャー・デイ』</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">『ディスクロージャー・デイ』大ヒット上映中。現代映画史の頂点を築き上げてきた巨匠スティーヴン・スピルバーグ。 『E.T.』（1982年）や『A.I.』（2001年）では監督、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』（1985年）では製作総指揮など...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://disclosureday.jp/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">disclosureday.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>気象キャスターのマーガレット（エミリー・ブラント）とサイバーセキュリティのエキスパート、ダニエル（ジョシュ・オコナー）。接点のないはずの二人が衝撃的な機密情報を知ることとなった。<br />
やがて、その秘密を明らかにする使命を負った彼らの前に謎の組織が立ちはだかる――。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>『未知との遭遇』の先を期待</h2>
<p>あの<strong>スピルバーグ</strong>が原案も担当し、宇宙人の映画を作る。そんな話を聞けば期待せざるを得ないだろう。スピルバーグは予告編にも登場し、「『未知との遭遇』を製作した頃よりも“人類以外の存在”を本気で信じている」と語っている。そんなわけで勝手な思い込みで<strong>『未知との遭遇』</strong>の先を描くような作品なのかと想像していた。そういう勝手な期待からすると、<span class="marker-under-red">ちょっと肩透かし</span>の作品だったかもしれない。</p>
<p>タイトルは「<span class="red">開示の日</span>」などと訳されるわけで、何らかの秘密が開示されることになるわけだけれど、この秘密というのが予告編などを見ただけでもだいたいはわかるように宇宙人の存在ということになる。</p>
<p>アメリカ政府というよりは、本作の場合はワーデックスという謎の組織になっているけれど、そのワーデックスがそれを隠しているということになる。本作はその秘密を人類に向けて開示させたい勢力と、それを防ぎたいワーデックスたちとの闘いになる。要はスパイ大作戦みたいな話が中心なのだ。</p>
<p>『未知との遭遇』の先を見たいと感じていた者としては、いつまで経っても追いつ追われつという展開が繰り返され、145分という時間がやけに長く感じられたのだ。</p>
<div id="attachment_28110" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28110" class="wp-image-28110" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/10/『ディスクロージャー・デイ』3-300x126.jpg" alt="" width="500" height="209" /><p id="caption-attachment-28110" class="wp-caption-text">© Universal Studios. All Rights Reserved.</p></div>
<h2>追いつ追われつの展開</h2>
<p>物語は二人のキーパーソンによって展開していく。最初に登場するのがダニエル（<strong>ジョシュ・オコナー</strong>）だ。ダニエルは恋人のジェーン（<strong>イヴ・ヒューソン</strong>）を人質に取られ、身柄を拘束される。ダニエルがワーデックスから盗み出したのが宇宙人に関する秘密を記録した大量のデータと、あるデバイスだ。これを巡って追いつ追われつが繰り広げられることになる。</p>
<p>もう一人のキーパーソンがマーガレット（<strong>エミリー・ブラント</strong>）だ。彼女はテレビ番組のお天気キャスターだ。マーガレットはある朝、赤い鳥に遭遇すると突然ロシア語を話し出す。さらにそれだけではなく、なぜか人の心の内側を覗いたようなことを言い出すことになるのだ。</p>
<p>この二人が宇宙人の秘密を情報開示する側の重要人物ということになる。ダニエルはワーデックスから情報を盗み出した張本人であるからワーデックスから追われるのは当然だろう。また、マーガレットは自分でもわからぬままに、何かに導かれるようにダニエルのいるところへ向かうことになる。</p>
<p>一方でワーデックスの側もマーガレットがテレビ番組で発していた奇妙な音声のようなものを聞き、何が起きているのかを悟ったようで、マーガレットも追われる立場になっていく。</p>
<p>ただ、追いつ追われつのサスペンスが盛り上がるかというとそうでもない。そもそも、もしワーデックスが本気で情報開示を止めたいならば、やり方はほかにあっただろう。もっと強硬な手段に出ることだって可能だったはずだ。ところがワーデックスというかそのトップであるスキャロン（<strong>コリン・ファース</strong>）はなぜをそれをしない。だから冒頭であっさりと捕まったダニエルも何だかんだで逃げ出すことになるのだ。</p>
<p>マーガレットの場合は、いつの間にかに人の心を操るような能力が備わっていて、何度捕まってもその能力でスルスルと逃げ出すことになる。追いつ追われつというよりは、捕まってもすぐに逃げ出しという展開が繰り返されるだけで、ハラハラさせられるのは電車に車が引きずられるシーンくらいだろうか。<span class="marker-under-red">無駄に結末を引き延ばしている</span>ようにも感じられてしまうのだ。</p>
<div id="attachment_28109" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28109" class=" wp-image-28109" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/10/『ディスクロージャー・デイ』4-300x202.jpg" alt="" width="500" height="337" /><p id="caption-attachment-28109" class="wp-caption-text">© Universal Studios. All Rights Reserved.</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>なぜ79年間なの？</h2>
<p><strong>『ディスクロージャー・デイ』</strong>では、ワーデックスが秘密を79年間も隠していたということになっている。なぜ79年間なのかと言えば、1947年の<a rel="noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%BA%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6" target="_blank">ロズウェル事件</a>が最初の宇宙人との遭遇だったということになっているかららしい。つまりは本作の世界では、ロズウェル事件は真実だったということなのだ。本作はそうした<span class="marker-under-red">陰謀論に乗っかる形</span>で作られている。</p>
<p>ロズウェル事件というのはアメリカ政府が宇宙人の存在の秘密を隠しているという陰謀論のきっかけになった事件だ。こうした陰謀論は多く、たとえばケネディ大統領の暗殺にも宇宙人の秘密が関わっているとされ、ケネディ大統領がその秘密を開示しようとしたからそれを阻止する側に殺されたとされる陰謀論も有名だろう。</p>
<p>宇宙人の造形があからさまにどこかで見たことがあるような変わり映えしない姿だったのも、そうした陰謀論は実は本当だったということを主張したいからなのだろう。</p>
<p>本作に登場する宇宙人は、<strong>『宇宙人ポール』</strong>とそっくりだった気がするけれど、そもそも「グレイ型宇宙人」と呼ばれる宇宙人というものがいるらしく、それは古典的な宇宙人の姿とされているようだ。バカげた陰謀論だと思っていたことのほうが実は真実だった。だから慣れ親しんでいた想像の宇宙人も、実は本物だったというわけだ。本作はそんな話を大真面目でやっているのだ。</p>
<p>しかもラストでは一応情報の開示はなされるものの、宇宙人からのメッセージを「Listen（聞け）」というところで終わってしまうわけで、今後の人類と宇宙人の関係はよくわからないままなのだ。やはり『未知との遭遇』の先を描くことは難しいということなのかもしれない。</p>

<a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB-Blu-ray-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%83%E3%82%B0/dp/B009RBN00U?crid=31WAN9NTQ85VP&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.fLSfxECoWwjMqOrNjls1kfOfUa5sgZ42GRh-mUru2dk5CrqdtJgfmr-owM8O1Bo6xgP7D7BYs6YbdMRgD5lw_NRufvpMhbYcICGfvPToIMkLaCimCcC4brJIO_xpjEWlqbsg9hVHw0ZlRlt0foNVvZKvYtivA0lppjFqb463Ka3f6tJDQg_1b5VxOQwQ9amOow7E_JWHg&#8211;1KSe_bVyitraa-YLwpyxciG4_gsRyCc4.NjmVQNga76EHq29AaJOxd7p5H3x4IE-1QS8m_oaJwog&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB+%E6%98%A0%E7%94%BB&#038;qid=1791007283&#038;sprefix=%E3%80%8E%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%80%8F%2Caps%2C428&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=f27a1cd652d1b7cf331b20dcc1b54223&#038;ref_=as_li_ss_tl" title="Amazon.co.jp: &#23431;&#23449;&#20154;&#12509;&#12540;&#12523; [Blu-ray] : &#12469;&#12452;&#12514;&#12531;&#12539;&#12506;&#12483;&#12464;, &#12491;&#12483;&#12463;&#12539;&#12501;&#12525;&#12473;&#12488;, &#12472;&#12455;&#12452;&#12477;&#12531;&#12539;&#12505;&#12452;&#12488;&#12510;&#12531;, &#12471;&#12460;&#12540;&#12491;&#12540;&#12539;&#12454;&#12451;&#12540;&#12532;&#12449;&#12540;, &#12464;&#12524;&#12483;&#12464;&#12539;&#12514;&#12483;&#12488;&#12540;&#12521;: DVD" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/dd96bef470ef5f900d7f837344b292b6.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">Amazon.co.jp: &#23431;&#23449;&#20154;&#12509;&#12540;&#12523; [Blu-ray] : &#12469;&#12452;&#12514;&#12531;&#12539;&#12506;&#12483;&#12464;, &#12491;&#12483;&#12463;&#12539;&#12501;&#12525;&#12473;&#12488;, &#12472;&#12455;&#12452;&#12477;&#12531;&#12539;&#12505;&#12452;&#12488;&#12510;&#12531;, &#12471;&#12460;&#12540;&#12491;&#12540;&#12539;&#12454;&#12451;&#12540;&#12532;&#12449;&#12540;, &#12464;&#12524;&#12483;&#12464;&#12539;&#12514;&#12483;&#12488;&#12540;&#12521;: DVD</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">Amazon.co.jp: 宇宙人ポール : サイモン・ペッグ, ニック・フロスト, ジェイソン・ベイトマン, シガーニー・ウィーヴァー, グレッグ・モットーラ: DVD</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB-Blu-ray-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%83%E3%82%B0/dp/B009RBN00U?crid=31WAN9NTQ85VP&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.fLSfxECoWwjMqOrNjls1kfOfUa5sgZ42GRh-mUru2dk5CrqdtJgfmr-owM8O1Bo6xgP7D7BYs6YbdMRgD5lw_NRufvpMhbYcICGfvPToIMkLaCimCcC4brJIO_xpjEWlqbsg9hVHw0ZlRlt0foNVvZKvYtivA0lppjFqb463Ka3f6tJDQg_1b5VxOQwQ9amOow7E_JWHg&#8211;1KSe_bVyitraa-YLwpyxciG4_gsRyCc4.NjmVQNga76EHq29AaJOxd7p5H3x4IE-1QS8m_oaJwog&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB+%E6%98%A0%E7%94%BB&#038;qid=1791007283&#038;sprefix=%E3%80%8E%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%80%8F%2Caps%2C428&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=f27a1cd652d1b7cf331b20dcc1b54223&#038;ref_=as_li_ss_tl" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.amazon.co.jp</div></div></div></div></a>
<div id="attachment_28111" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28111" class="wp-image-28111" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/10/『ディスクロージャー・デイ』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-28111" class="wp-caption-text">© Universal Studios. All Rights Reserved.</p></div>
<h2>宇宙人は神様？</h2>
<p>実際に宇宙人というか地球外生命体というものと遭遇したら人類はどんなふうに対応するのだろうか。本作での対応は大きく２種類に分かれていたとも言える。</p>
<p>ワーデックスは宇宙人のことを利用しようとしていた。スキャロンは宇宙人の秘密を独占することで、その独自の技術を独占していた（彼はデバイスを使って他人を操ることができたのだ）。そのことは彼個人やワーデックスの利益に結びつくことになっているのだろう。</p>
<p>ワーデックスは宇宙人を解剖して分析するなどもしていたようで、人類の利益のためなら宇宙人は下等動物のように扱っても構わないという判断なのかもしれない。</p>
<p>一方で情報開示を狙っている側は、宇宙人のことを神のように崇めているように見えなくもない。開示勢力側のリーダーであるヒューゴ（<strong>コールマン・ドミンゴ</strong>）は宇宙人の意志を受けて行動しているようにも見えるのだ。</p>
<p>そして、マーガレットの変化もそれを後押ししている。マーガレットはお天気キャスターの仕事を自分の本来の居場所ではないと感じていたようだ。それが赤い鳥との遭遇以来“何か”が変わり、マーガレットは情報開示をすることを自らの使命のように感じているのだ。</p>
<p>ただ、マーガレットは自らを崇めるかのような女性に対しては、「私は誰の神にもならない」と宣言してもいる。マーガレットは宇宙人を神のように崇めるのではなく、人類の知る権利に対する義務として行動しているということだったのだろうか。</p>
<p>さらに宇宙人の存在は人類の信仰心を揺るがすことになるのかどうか。ジェーンは元修道女見習いだった。彼女は宇宙人の存在が人々の信仰心に与える影響を懸念していたようだ。</p>
<p>本作ではそんなふうに宇宙人と人類の関係や、宇宙人という人知を越えた存在は神のようになるのか否か。そんな問題が散りばめられていたのかもしれない。それからヒューゴは宇宙人から共感力ということについて学んだとされる。人々の共感力がこれからの問題となってくるということだろうか。そうした諸々の問題が散りばめられてはいるものの、疑問を提示しただけでどれに対しても結論を出さずに終わってしまったようにも見えた。</p>
<p>それにしても宇宙人というのはそんなに凄いのだろうか？　別の星に住んでいるだけで、われわれ人類とそれほど変わらないということはないのだろうか。たとえば<strong>『スター・ウォーズ』</strong>シリーズでは、様々な奇妙な宇宙人が登場する（カエルのお化けみたいなのとか、魚の頭をしているのとか）。人間とはだいぶ違った姿をしているけれど、扱いはほとんど変わらない。せいぜい人種の差くらいな感じで、みんな平等に付き合っているように見えるのだ。未知のものだけに恐れてしまうところはあるけれど、実際にはそれほど変わらないということだってあり得る気もする。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/disclosureday/">『ディスクロージャー・デイ』　これじゃない感が……</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/disclosureday/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『シャドウワーク』　思考実験は必要？</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/shadowwork/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/shadowwork/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 29 Sep 2026 11:41:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[日本映画]]></category>
		<category><![CDATA[吉岡里帆]]></category>
		<category><![CDATA[吉野竜平]]></category>
		<category><![CDATA[奈緒]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=28068</guid>

					<description><![CDATA[<p>原作は江戸川乱歩賞作家・佐野広実の同名小説。 監督・脚本は『君は永遠にそいつらより若い』の吉野竜平。 主演は『正体』の吉岡里帆と、『マイ・ブロークン・マリコ』の奈緒。 映画『シャドウワーク』公式サイト｜全国公開中吉岡里帆 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/shadowwork/">『シャドウワーク』　思考実験は必要？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>原作は江戸川乱歩賞作家・<strong>佐野広実</strong>の同名小説。</p>
<p>監督・脚本は<strong>『君は永遠にそいつらより若い』</strong>の<strong>吉野竜平</strong>。</p>
<p>主演は<a href="https://everydayexcuse2.net/shotai-movie/" target="_blank">『正体』</a>の<strong>吉岡里帆</strong>と、<a href="https://everydayexcuse2.net/mariko/" target="_blank">『マイ・ブロークン・マリコ』</a>の<strong>奈緒</strong>。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://shadowwork-movie.jp/" title="映画『シャドウワーク』公式サイト｜全国公開中" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/03c20d7900fb89cbc3c2a89b038cf00a.png" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『シャドウワーク』公式サイト｜全国公開中</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">吉岡里帆×奈緒 W主演｜違和感がすべてを疑わせる、女たちのサバイブクライムサスペンス</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://shadowwork-movie.jp/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">shadowwork-movie.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>日常的に暴力を振るう夫から逃げてきた紀子。絶望の中、入院先の看護師・路子に救われ、配偶者や親から暴力を受けた女性たちを匿うシェルター〈おうち〉に身を寄せる。そこでは暮らしのすべてが「持ち回り」というルールで成り立っていた。穏やかで守られた日々を取り戻していく紀子だが、少しずつ違和感を覚え始める。やがて〈おうち〉が“交換殺人”によって女性たちを解放している事実を知る。残るか去るか、選択を迫られる紀子。一方、とある事件を追う刑事・薫もまた夫からの暴力に苦しんでいた。疑われることのない夫・晋一と追い詰められていく現実のなかで、薫は事件の先に〈おうち〉の存在へと辿り着く。そして晋一の存在によって、その均衡が崩されていく――。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>問題提起として</h2>
<p>びっくりするくらい嘘くさい話だった。噓くさいのは別に悪くないのだけれど、映画のスタイルと整合性が取れてないような気がして、余計に<span class="marker-under-red">リアリティのなさ</span>が気になってしまったのだ。</p>
<p>冒頭、DV被害者に関するデータが示される。詳しくは忘れてしまったけれど、たしか５人にひとりがDVの被害者であり、21人にひとりが死ぬほどの酷い目に遭わされる、そんなデータだったと思う。</p>
<p>こんな始まり方だと、本作はそうしたDV被害の現状を暴くドキュメンタリータッチの作品なのかと思うかもしれない。しかし実際の作品はさにあらず。やっていることはほとんど「必殺仕事人」なのだ。『必殺仕事人』は娯楽作としてカッコいいけれど、<strong>『シャドウワーク』</strong>はそこまで突き抜けてはいないから問題なのかもしれない。</p>
<p>恐らく本作（あるいは原作）はDV被害の現状を訴え、それを何とか変えたいという思いがあるのだろう。だからデータを提示し、その深刻さを訴えてみたりもする。さらにその先の問題提起として、本作の架空の設定がある。</p>
<p>この設定はかなり極端だ。DV加害者はクソで、到底説得に応じるような物分かりの良さもない。かといって放っておけば、被害者はそのクソが生きている限り怯えながら生きていくことになる。だから、被害者を守るためにはそのクソを始末しなければならない。それをシステム的にやっているのが〈おうち〉と呼ばれる場所なのだ。</p>
<p>問題提起はいいとしても、この設定はあまりに杜撰だし能天気だろう。『シャドウワーク』は、何も知らない主人公の紀子（<strong>吉岡里帆</strong>）が、DVの被害に遭い、病院で働いている路子（<strong>美保純</strong>）という女性にリクルートされる形で〈おうち〉に入るところから始まる。最初はそこは被害女性たちのシェルターにしか見えない。紀子はそこでようやく笑顔を取り戻すことになるのだが、そのうち真相が明かされることになる。</p>
<p>〈おうち〉ではあることの持ち回りで成り立っている。そこにいる限りはその持ち回りに手を貸さなければならない。それがDV加害者の始末なのだ。もちろん紀子は最初は逃げようとするものの、なぜかさしたる葛藤もなく、いつの間にかに持ち回りの仕事に参加するようになっていき、さらには〈おうち〉のリーダー（<strong>風吹ジュン</strong>）からその仕事を受け継ぎたいとまで言い出すことになるのだ。</p>
<div id="attachment_28073" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28073" class="wp-image-28073" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『シャドウワーク』3-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-28073" class="wp-caption-text">©佐野広実／講談社　©2026「シャドウワーク」製作委員会</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>思考実験は必要？</h2>
<p>本作の公式サイトを見ると、ある思考実験がなされている。この思考実験に関しては、劇中でも丁寧に説明されることになる。それは以下のようなものになる。</p>
<blockquote><p>ある村で、村人に残酷な仕打ちをしている王様がいました。<br />
一人の勇敢な村人がその悪い王様を殺しました。<br />
その犯人を、あなたは匿っています。<br />
王の家来たちは、犯人の居場所を吐かせるために、村人を拷問し始めました。<br />
犯人の居場所を知っているのは、あなただけ。</p></blockquote>
<p>この思考実験で問われるのは、「村人を助ける」か「犯人を守る」かということだ。何の関係もない村人を助けるべきか。義の人である犯人を守るべきか。しかし、これが劇中のDVの話とうまくつながっているのかどうか？　正直、あまりつながりはないように思えてしまった。</p>
<p>何を言わんとしているかはもちろんわかる。義の人である犯人を敵に差し出すべきなのか。そうでなければ、無関係の村人がまた犠牲になる。それを許容すべきなのか否か。そういう<span class="marker-under-red">ジレンマが生じている</span>ということだ。</p>
<p>この場合、DV加害者が王様であって、〈おうち〉はそれを殺す犯人ということだろうか。そして、DVの被害者が無関係な村人ということなのだろう。</p>
<p>譬え話としては正直あまりうまくない。思考実験が劇中の話とピッタリ当てはまるわけではないから、かえって混乱する気もするのだ。思考実験という言葉を使いたいから使ったかのようにも見えなくもない。カッコつけてる感じがするけれど、それがうまく決まっていない。本作は終始そんなところがあるのだ。</p>
<div id="attachment_28074" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28074" class=" wp-image-28074" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『シャドウワーク』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-28074" class="wp-caption-text">©佐野広実／講談社　©2026「シャドウワーク」製作委員会</p></div>
<h2>許されざること？</h2>
<p>一応、その思考実験に乗って考えてみれば、そのジレンマをあっという間に解消してしまうのが〈おうち〉がやっている「交換殺人」ということになるのだろう。〈おうち〉にはネットワークがあるらしく、紀子がいる〈おうち〉がやる持ち回りの仕事は、別の場所の〈おうち〉の被害者のためになる。そんなふうにターゲットを交換することで、警察の捜査を攪乱してしまうというわけだ。</p>
<p>しかも残酷な王様たるDV加害者には家来はいないようで、みんな自殺や病死などで処理されても疑問を抱くものもいないということになるのだ。</p>
<p><span class="marker-under-red">あまりに都合がいい</span>し、加害者がクソだとはいえ、そんな簡単に殺すことが許されるのかという疑問も湧くだろう。架空の設定によって問題提起をするつもりなのかもしれないけれど、あまりに非現実的過ぎて現状を変えるきっかけにはならないだろう。物語は決してつまらないわけではないけれど、酷い絵空事を見せられたような感覚だったのだ。</p>
<p>映画はラストに意外な方向に展開する。唯一、〈おうち〉を疑っていた刑事の薫（<strong>奈緒</strong>）は、その真相に迫りそうになると、そこに横槍が入り、それがいい方向に転がるのだ。</p>
<p>紀子はラストで薫と仲間になり、新しい〈おうち〉を作ったことが示される。〈おうち〉というシステムはこれからも続いていくというわけだ。女同士の連携によってDVを根絶しようということらしいのだが、自分たちのやっていることに対してまったく疑問も抱かないというのもある意味では凄い気がする。</p>
<p>DV加害者の味方ではないけれど、本作で魅力的だったのはラスボスのような薫の旦那を演じた<strong>北村匠海</strong>だったんじゃないだろうか。本当にあんな最悪のクズがいたら、「そりゃ、殺したほうがいい」ということになるのかもしれないけれど……。</p>

<a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-125-3-%E4%BD%90%E9%87%8E-%E5%BA%83%E5%AE%9F/dp/406541038X?crid=2BHHWKXT56900&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.191k31KIKLgiDduRK9ffGwSoMjSPVcPWLPEaH7cFUHQ-9OTg9hBfQRN6L4DToIFwsmlTjI67ybq375Zbn1PenZYA69UWrBIMX9N9TEpESIk.D24mmlgTCkgdHA2PsvQkXAQzUHoQyR8zD046sclmwWw&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF+%E6%96%87%E5%BA%AB&#038;qid=1790683306&#038;sprefix=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%2Caps%2C235&#038;sr=8-2&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=6f5c410db3c4b706f392dd7236f1b18a&#038;ref_=as_li_ss_tl" title="Amazon.co.jp: &#12471;&#12515;&#12489;&#12454;&#12527;&#12540;&#12463; (&#35611;&#35527;&#31038;&#25991;&#24235; &#12373; 125-3) : &#20304;&#37326; &#24195;&#23455;: &#26412;" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/5b8b281a12b2570f97c67b13aa71ee40.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">Amazon.co.jp: &#12471;&#12515;&#12489;&#12454;&#12527;&#12540;&#12463; (&#35611;&#35527;&#31038;&#25991;&#24235; &#12373; 125-3) : &#20304;&#37326; &#24195;&#23455;: &#26412;</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">Amazon.co.jp: シャドウワーク (講談社文庫 さ 125-3) : 佐野 広実: 本</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-125-3-%E4%BD%90%E9%87%8E-%E5%BA%83%E5%AE%9F/dp/406541038X?crid=2BHHWKXT56900&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.191k31KIKLgiDduRK9ffGwSoMjSPVcPWLPEaH7cFUHQ-9OTg9hBfQRN6L4DToIFwsmlTjI67ybq375Zbn1PenZYA69UWrBIMX9N9TEpESIk.D24mmlgTCkgdHA2PsvQkXAQzUHoQyR8zD046sclmwWw&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF+%E6%96%87%E5%BA%AB&#038;qid=1790683306&#038;sprefix=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%2Caps%2C235&#038;sr=8-2&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=6f5c410db3c4b706f392dd7236f1b18a&#038;ref_=as_li_ss_tl" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.amazon.co.jp</div></div></div></div></a>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/shadowwork/">『シャドウワーク』　思考実験は必要？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/shadowwork/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『ナギダイアリー』　緩やかな時間</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/nagidiary/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/nagidiary/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 26 Sep 2026 08:37:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[日本映画]]></category>
		<category><![CDATA[松たか子]]></category>
		<category><![CDATA[松山ケンイチ]]></category>
		<category><![CDATA[深田晃司]]></category>
		<category><![CDATA[石橋静河]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=28041</guid>

					<description><![CDATA[<p>監督・脚本は『LOVE LIFE』、『恋愛裁判』の深田晃司。 主演は『ファーストキス 1ST KISS』の松たか子。 カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。 映画『ナギダイアリー』公式サイト深田晃司監督最新作｜2 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/nagidiary/">『ナギダイアリー』　緩やかな時間</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督・脚本は<a href="https://everydayexcuse2.net/love-life/" target="_blank">『LOVE LIFE』</a>、<a href="https://everydayexcuse2.net/renai-saiban/" target="_blank">『恋愛裁判』</a>の<strong>深田晃司</strong>。</p>
<p>主演は<a href="https://everydayexcuse2.net/1st-kiss/" target="_blank">『ファーストキス 1ST KISS』</a>の<strong>松たか子</strong>。</p>
<p>カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://starsands.com/nagidiary/#top" title="映画『ナギダイアリー』公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/15c0f7c0d797aab7c6337a39ca79e8ac.png" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『ナギダイアリー』公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">深田晃司監督最新作｜2026年9月25日（金）新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国ロードショー｜第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://starsands.com/nagidiary/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">starsands.com</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>自然豊かな町「ナギ」。この地でひとり創作に打ち込む彫刻家の寄子のもとに、弟の元妻で建築家の友梨が、休暇をとって東京から訪れる。義理の“元姉妹”である友梨をモデルに彫刻を制作する数日間。若くして妻を亡くした好浩、その息子の春樹と親友の圭太――。異なる場所で生きる寄子と友梨の再会は、穏やかだったナギの日常に小さな揺らぎをもたらしていく。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>何も起きない話？</h2>
<p>都会から田舎を訪れた友梨（<strong>石橋静河</strong>）。本作は、その９日間の日々を追っただけの話だ。その意味では本作は「<span class="marker-under-red">何も起きない話</span>」と言ってもいいのだろう。「何も起きない話」は退屈な場合もあるけれど、そうでない場合もある。本作は断然、後者だった気がする。</p>
<p>友梨がナギ町で過ごす日々に大きな出来事はほとんどない。世話になる寄子（<strong>松たか子</strong>）との会話や、その周囲の人たちとの触れ合いがあるばかりだ。ナギという場所には緩やかな時間が流れていて、仕事も一時的に休んでいるという友梨はそこでのんびりと過ごすことになる。その緩やかな時間が流れる感覚がとても心地よかったのだ。</p>
<p>ちなみに<strong>『ナギダイアリー』</strong>は<strong>平田オリザ</strong>の<strong>『東京ノート』</strong>という演劇からインスピレーションを受けて作られたものとのこと。その『東京ノート』は、小津安二郎監督の<strong>『東京物語』</strong>をモチーフにした何も起きない演劇ということらしい。</p>
<p>『東京物語』は尾道から老夫婦が東京にやってきてという話だったけれど、逆に『ナギダイアリー』の場合は、東京からやってきた友梨がナギ町に現れるところから始まることになる。</p>
<p>このナギ町というのは架空の場所という設定だけれど、モデルとなっている場所は岡山県奈義町だ。自衛隊の駐屯地があり（演習の爆発音が印象的）、立派な美術館があるというナギ町の設定はそのまま奈義町のことなので、ほとんどナギ町≒奈義町ということなのかもしれない。</p>
<p>ナギという言葉を聞くと「凪」という言葉をイメージしてしまうけれど、実際の奈義町は強い風が吹く場所らしい。それでも劇中のナギ町は凪のような穏やかな生活があるように見える。そこに東京から来た友梨という女性が、ちょっとだけ揺らぎをもたらすことに……。</p>
<div id="attachment_28039" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28039" class=" wp-image-28039" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ナギダイヤリー』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-28039" class="wp-caption-text">© 2026 ナギダイアリー・パートナーズ (スターサンズ／八朔ラボ／ワンダーストラック) / Survivance / Momo Film Co.</p></div>
<h2>元姉妹の会話劇</h2>
<p>友梨と寄子の関係は元姉妹だとされる。姉妹の関係がどこかの時点で変わることがあるのかという疑問を抱くわけだけれど、これは義姉妹だったからということになる。寄子の弟と友梨が結婚していたから、二人は義理の姉と妹という間柄になり、離婚した今となっては「元姉妹」ということになるというわけだ。</p>
<p>友梨が寄子のところへやってきたのは、寄子の彫刻のモデルになるためだ。寄子は彫刻家なのだ。一方で友梨は建築家だ。元旦那も建築家で、二人は一緒に台湾で仕事をしていたらしいのだが、離婚後の友梨は東京を拠点にしているらしい。</p>
<p>友梨を迎い入れる側の寄子はナギ町でひとり暮らしなのだが、家で絵画教室みたいなことをやっているようで人の出入りは多い。寄子の家にはよく絵画教室の生徒たちが来ている。春樹（<strong>川口和空</strong>）と圭太（<strong>藤原聖</strong>）という二人もそういう生徒たちだ。</p>
<p>春樹の父親は寄子の幼なじみの好浩（<strong>松山ケンイチ</strong>）で、彼はナギ町の役場で働いていて、好浩の声はナギ町の防災無線などで町の中にいつも響いている。</p>
<p>このあたりが本作の重要な登場人物ということになる。そして、基本はそんな人たちが織り成す会話劇となっている。寄子と友梨はアトリエの中で彫刻の製作をしながら会話し、時には誰かが友梨に町を案内しながら会話したり、美術館の中が会話の背景になる場合もある。</p>
<p>そんなナギ町を舞台にした<span class="marker-under-red">とりとめのない会話がすべて</span>と言ってもいい。そこにどんなテーマも見出せないような気もする。それでも個人的にはそんな緩やかな時間が心地よかったわけだけれど、もしかすると退屈に感じる人もいるのかもしれない。</p>
<p><span class="red">　※　以下、ネタバレもあり！</span></p>
<div id="attachment_28038" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28038" class="wp-image-28038" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ナギダイヤリー』3-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-28038" class="wp-caption-text">© 2026 ナギダイアリー・パートナーズ (スターサンズ／八朔ラボ／ワンダーストラック) / Survivance / Momo Film Co.</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>唯一の事件</h2>
<p>本作で起きるほとんど唯一の事件らしきものは、脇役である若い二人の騒動だろう。本作に登場する最初のナギ町の住人は圭太であり、その圭太が友梨を寄子の家に導くことになる。</p>
<p>その圭太は友梨のことを寄子の恋人と勘違いする。というのは圭太自身が同性愛者ということに自覚的だっただからだろう。田舎町では同じ立場の人に出会う機会が少ないだろう。もしも友梨がそういう人だったならばという希望が、圭太にそんな勘違いをさせたというわけだ。</p>
<p>友梨はそのことに関しては否定するけれど、実は寄子のほうが会話の中で同性愛めいたことを打ち明けている。寄子はかつて好きな人がいて、その人は男性と結婚してしまったというのだ。寄子はそれもあってナギ町を離れ、東京の美大に行くことになる。ところがその寄子の想い人である女性は亡くなってしまったのだ。そのことがきっかけで、寄子はナギ町へ戻って彫刻家として活動することになったらしい。</p>
<p>閑話休題。騒動のことへ戻れば、圭太は自衛隊の親の都合で引っ越しが多く、また次の場所への引っ越しが決まっていた。そうなるとナギ町とも離れなければならなくなる。圭太がそのことで一番気にしていたのは、春樹のことだ。圭太は春樹へ告白することになる。それが家出騒動へとつながるのだ。</p>
<p>この時の寄子の対応がちょっと変わっている。寄子は若い二人に無理な家出をそそのかすかのように金を貸すことになるのだ。これに対しては、寄子は圭太の父親にも非難されることになる。大人の対応としては無謀な子どもたちの行動を<ruby>戒<rt>いまし</rt></ruby>めるのが当然というわけだろう。</p>
<p>最初に二人から相談を受けた友梨もそうした対応をする。そして、友梨は寄子に次のように指摘することになる。寄子は自分ができなかったことを二人にさせようとしているというのだ。この時だけは二人は初めて距離を取ることになる。</p>
<p>この対応の差は寄子が変わり者だということでもあるけれど、同性愛者と異性愛者の差ということでもあるのかもしれない。ラストで東京へ帰るはずの友梨は、再びナギ町へ戻ってくることになる。無謀な若い二人の姿に何かしら思うところがあったということなのだろうか？</p>
<div id="attachment_28037" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28037" class=" wp-image-28037" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ナギダイヤリー』4-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-28037" class="wp-caption-text">© 2026 ナギダイアリー・パートナーズ (スターサンズ／八朔ラボ／ワンダーストラック) / Survivance / Momo Film Co.</p></div>
<h2>友梨という存在</h2>
<p>上の項目でまとめたことは、本作を同性愛という視点からまとめるとそんな形になるということであって、それが正しいのかどうかはよくわからない。もっと茫洋とした話でもあった気もするし、個人的にはそういうところが良かった気もする。</p>
<p>『ナギダイアリー』は一応は<strong>松たか子</strong>の主演作ということになっている。実際それは間違いではないけれど、本作の中心にいるのはナギ町の部外者である友梨だろう。そして、私自身が本作をとても心地いいものとして観られたのは、友梨を演じた<span class="marker-under-red"><strong>石橋静河</strong>がとても魅力的</span>だったからだ。</p>
<p>友梨という役はとても魅力的な人物として描かれている。圭太は町ですれ違った友梨の姿を見て、それが春樹が描いていた絵のモデルだと気がつく。それほど印象的だったということだろう。</p>
<p>同じことは春樹の父親である好浩にも当てはまる。好浩は春樹が描いた友梨のデッサンを寝室に飾っていて、たまたまそれを見てしまった友梨に驚かれることになる。</p>
<p>それから春樹と圭太の家出騒動が持ち上がった時、最初に二人から相談されたのは友梨だった。彼女は東京から来た人ということでもあるのだろうけれど、変わり者の寄子などよりも二人から信頼されていたのだ。</p>
<p>それから寄子は友梨といると印象が違うという話も出てくる。友梨はそれを意外なことに感じていたようだ。そのことを指摘したのは好浩だが、その亡くなった奥様の雰囲気はどこか友梨と似ているところがあったともされる。その奥様は寄子の想い人であったわけで、寄子はどこかで友梨にかつての想い人を重ねているところがあるのかもしれないのだ。だからこそ寄子は友梨と一緒にいるとテンションが上がってしまうというわけだ。</p>
<p>こんなふうにナギ町の人たちを魅了しているのが友梨という存在であって、それを演じていたのが石橋静河だったわけだ。個人的にはとてもその設定に説得力があったと思え、だから物語云々よりも、単にとても心地よく観ることができたのだ。</p>
<p>寄子はどういうつもりで彫刻のモデルを友梨に依頼したのだろうか。劇中では彫刻製作のために顔や身体に触れるシーンもある。それはいつもの製作の過程なのだろうとは思うけれど、寄子の気持ちが友梨に向っていたとすればちょっとドキドキさせるようなシーンになる。寄子がどんなふうに感じているかは最後まで謎だったけれど……。</p>
<p>石橋静河は歌を披露するシーンまであって、その歌声もとても魅力的だった。最初に石橋静河を観たのは<strong>『PARKS パークス』</strong>という作品だったけれど、この作品でもギターを弾きながら歌っていたはず（歌声が響いていたのかどうかは覚えてないけれど）。石橋静河はダンスも得意らしいし、何かと多才な人なのだ。</p>

<a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0GKR39VXY?pageTypeId=B0GKRGR4T8&#038;pageTypeIdSource=ASIN&#038;qid=1790388458705&#038;sr=1-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=24119820197c75c3d72acd12f0b50b3e&#038;ref_=as_li_ss_tl" title="PARKS パークス" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/8cf1abce8ad5579f10dd72771a4600c6.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">PARKS パークス</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">春の風に吹かれながら自転車で公園をめぐる主人公の純は、吉祥寺でひとり暮らしをする大学生。10年前に子役としてCMで注目されたが、その後ブレイクするきっかけがなく、何をやっても中途半端。友人の理沙はモデル業やイラストで活躍しているのに……。そ...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0GKQQH9N2" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.amazon.co.jp</div></div></div></div></a>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/nagidiary/">『ナギダイアリー』　緩やかな時間</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/nagidiary/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『ワンオペレーション』　穴の向こうに</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/oneoperation/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/oneoperation/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 21 Sep 2026 07:48:04 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[メアリー・ブロンスタイン]]></category>
		<category><![CDATA[ローズ・バーン]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=28013</guid>

					<description><![CDATA[<p>監督・脚本は『Yeast』のメアリー・ブロンスタイン。本作は長編第２作とのこと。 主演は『ピーターラビット２／バーナバスの誘惑』のローズ・バーン。ベルリン国際映画祭で最優秀主演俳優賞（銀熊賞）を獲得し、アカデミー賞でも主 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/oneoperation/">『ワンオペレーション』　穴の向こうに</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督・脚本は<strong>『Yeast』</strong>の<strong>メアリー・ブロンスタイン</strong>。本作は長編第２作とのこと。</p>
<p>主演は<a href="https://everydayexcuse2.net/peter-rabbit-2/" target="_blank">『ピーターラビット２／バーナバスの誘惑』</a>の<strong>ローズ・バーン</strong>。ベルリン国際映画祭で最優秀主演俳優賞（銀熊賞）を獲得し、アカデミー賞でも主演女優賞にノミネートされた。</p>
<p>原題は「If I Had Legs I&#8217;d Kick You」で、「足があったら、お前を蹴飛ばしてやるのに」といった意味。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://synca.jp/oneoperation/" title="映画『ワンオペレーション』公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/794abc561be9f0f7a2a3aa600298bff9.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『ワンオペレーション』公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">9月18日公開「ワンオペレーション」公式サイト。ローズ・バーン主演、ゴールデン・グローブ賞、ベルリン国際映画祭、アカデミー賞を席巻。A24がワンオペ問題に切り込んだ衝撃作。</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://synca.jp/oneoperation/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">synca.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>家事と育児、セラピストの仕事に追われるリンダは、原因不明の病を抱える幼い娘の世話に追い詰められていた。顧客の患者への対応、娘の担当医からの叱責、出張中の口うるさい夫からの電話──休まる暇もない日々の中、自宅アパートの天井が突然崩落し、娘とともに海辺の格安モーテルへ移り住むことに。誰にも頼れない孤独のなかで限界を迎えた彼女は、思いもよらぬ事態へと飲み込まれていく──。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>見えない娘の顔</h2>
<p>予告編を観ると、本作ではワンオペ育児で崩壊寸前のリンダ（<strong>ローズ・バーン</strong>）の姿が描かれているということになっているけれど、冒頭からリンダはもう壊れているようにも見える。<strong>『ワンオペレーション』</strong>は、そんなリンダの苦し気な顔に極端なクローズアップで迫っていくことになる。</p>
<p>冒頭で話しているのは、リンダの娘と医者と思しき女性だ。リンダの娘は原因不明の病を抱えているのだ。ところがカメラが捉えるのはリンダの顔だけであり、スクリーンを彼女の顔だけが占めることになる。</p>
<p>医者と娘との間で話がなされていて、声は聞こえていても、スクリーンに映るのはリンダの顔ばかり。娘の声はリンダの傍で結構元気に響いているけれど、本作は<span class="marker-under-red">なぜかその娘の顔が一切映ることがない</span>。それどころかこの娘には名前すら与えられていないのだ。そこが不思議なところだろう。</p>
<p>リンダはいっぱいいっぱいの状況だ。夫は長期の出張でずっと留守にしていて、リンダもセラピストという仕事を抱えている。娘の病気の世話をしてくれる人は誰もいない。さらにリンダを追い込むことになるのは自宅の天井の崩壊だ。天井に突然穴が空き、大量の水が降ってくる大災害が起きたのだ。これで自宅はとても住むことができないような状態になってしまい、娘と二人でモーテル暮らしを余儀なくされるのだ。</p>
<div id="attachment_28010" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28010" class=" wp-image-28010" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ワンオペレーション』3-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-28010" class="wp-caption-text">© 2025 Legs Film Rights LLC. All Rights Reserved.</p></div>
<h2>なぜ娘が出てこないのか？</h2>
<p>冒頭から頻発する極端なクローズアップは、観客としても心理的な圧迫感が凄い。スクリーンはほとんどリンダの顔ばかりになり、追い詰められた表情ばかりを延々と見せられることになるからだ。</p>
<p>ここで先ほど記した娘の顔が出てこないという奇妙な撮り方が効いてくる。監督の<strong>メアリー・ブロンスタイン</strong>はインタビューでこんなことを話している。「子どもの体験を物語の中心から外して、リンダの気持ちを真ん中に据えたかった。この状況にいる母親を見つめる子どもの顔を見てしまったら、哀れみや共感はすべて子どものほうへ向かうでしょう」と。</p>
<div class="blogcard-type bct-reference-link">

<a rel="noopener" href="https://eiga.com/news/20260915/9/" title="心身追い詰められて…“母親の内側”の狂気をスリリングに描くA24話題作「ワンオペレーション」監督インタビュー : 映画ニュース - 映画.com" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/ee17660a0f12a561529fbcb0a6a4ce84.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">心身追い詰められて…“母親の内側”の狂気をスリリングに描くA24話題作「ワンオペレーション」監督インタビュー : 映画ニュース - 映画.com</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">主演のローズ・バーンが第75回ベルリン国際映画祭銀熊賞(主演俳優賞)を受賞、A24製作の話題作「ワンオペレーション」が9月18日公開される。家事、育児、仕事を一人で抱え、心身ともに限界へと追い詰められていく母親を、スリラー、心理ドラマ、ダー</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://eiga.com/news/20260915/9/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">eiga.com</div></div></div></div></a>
</div>
<p>ところがスクリーンに子どもの顔は映らないわけで、<span class="marker-under-red">観客の興味・関心もリンダのところへ留まるほかない</span>。観客もリンダと同じような状況に追い込まれ、そこに逃げ場はない。だからこそ本作は楽しい作品ではない。リンダの地獄巡りを観客も一緒になって体験していくことになるからだ。</p>
<p>確かにリンダの状況は酷い。周囲も彼女を追い込んでくるようでもある。不在の夫はリンダの仕事に対する理解もないし、娘の傍にいないくせに難癖だけはつけてくる。モーテルの窓口の女性も、どこかの駐車場係員も、リンダを狙い撃ちしているかのように嫌がらせをしてくる。天井の穴の修理業者は仕事を放ってどこかへ消えてしまう。さらに言えば、娘のワガママにも苛ついているようでもある。そんなわけでリンダはアチコチでキレているのだ。</p>
<p>リンダの仕事はセラピストだ。人の話を聞くことが仕事と言ってもいいのかもしれない。しかしながら、そんなリンダ自身が色々と問題を抱えている。だからなのか、彼女自身も同僚のセラピスト（<strong>コナン・オブライエン</strong>）に話を聞いてもらっている。リンダも自分に問題があることを自覚しているのだろう。</p>
<p>そんなリンダと似たようなタイプの患者がいる。それがキャロライン（<strong>ダニエル・マクドナルド</strong>）という女性だ。彼女はちょっと面倒臭い女性として描かれている。緊急用の電話番号につまらぬことで連絡してきたりするのだ。しかしながら、同じことをリンダも同僚のセラピストにやっているわけで、リンダとキャロラインは似た者同士なのだ。この二人は劇中で何度も同じことをしていくことになる。</p>
<p>リンダはそんなキャロラインに対し、「ベビーシッターを使えばいい」と助言する。キャロラインも生まれたばかりの赤ん坊を抱えていて、それが負担になっていたからだ。リンダはそれならば誰か人を雇えばいいと助言するわけだけれど、キャロラインはベビーシッターを信用してないらしく、ベビーシッターが赤ん坊を殺した話などを持ち出してそれを拒否することになる。</p>
<p>同じことはリンダにも言えるはずだ。リンダもワンオペ育児に拘るのではなく、人を雇えばいいはずなのだ。リンダもそれはわかっているけれど、それができないのだ。</p>
<p>リンダの娘は管で機械につながれている。そのためにリンダは彼女から目が離せない。夜にちょっと外に出る時も、娘の様子がわかるシステムを手放すことはできないのだ。そんなことをしなくてもベビーシッターを頼めばゆっくりできるのに、彼女はそれを選択肢には入れていないのだ。そこがリンダが病んでいるところなのだ。</p>
<div id="attachment_28009" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28009" class=" wp-image-28009" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ワンオペレーション』4-300x199.jpg" alt="" width="500" height="332" srcset="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ワンオペレーション』4-300x199.jpg 300w, https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ワンオペレーション』4.jpg 640w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><p id="caption-attachment-28009" class="wp-caption-text">© 2025 Legs Film Rights LLC. All Rights Reserved.</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>「穴二つ」の意味は？</h2>
<p>『ワンオペレーション』でリンダを追い込むことになるのは自宅の天井に空いた穴だが、もうひとつの穴がある。それが娘のお腹に空いた穴だろう。この二つの穴はどこかでつながっている部分がある。</p>
<p>この穴は一体何なのだろうか？　本作ではこれは単なる物理的な穴ではなく、<span class="marker-under-red">何らかのメタファー</span>になっているのだろう。</p>
<p>娘が管をつけていることは会話では言及されていたけれど、お腹に穴を空けていることが示されるのはラスト近くだ。リンダは初めからその穴を塞ぎたいと感じていた。それでも娘の体重が増えないとそれはできないと医者に止められていたのだ。しかし、リンダは追い詰められる形で娘の管を勝手に取り外してしまう。このシーンの管は延々と娘のお腹から出てくる。どこまでが現実なのかは曖昧なのだ。</p>
<p>同じように天井の穴も非現実的だ。リンダの家の天井に空いた穴は、上の階の住人の問題だろう。だとすれば、そのトラブルの原因である上の階の住人が出てきてもよさそうなものだけれど、本作ではそんな登場人物はいない。そもそもその穴の向こうに、上の階があることすらよくわからない。劇中では天井の穴の奥は暗くなっていて、なぜか宇宙空間が広がっているかのようにも見えるのだ。</p>
<p>この非現実的な二つの穴は一体何を示しているのだろうか。リンダという主人公の心に空いた穴だろうか？　そのあたりは観る人によって様々に解釈できるということなのだろう。</p>
<div id="attachment_28011" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-28011" class="wp-image-28011" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ワンオペレーション』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-28011" class="wp-caption-text">© 2025 Legs Film Rights LLC. All Rights Reserved.</p></div>
<p>天井の穴はリンダの夫（<strong>クリスチャン・スレイター</strong>）の帰還によって呆気なく修繕される。この事実はリンダを追い込むことになる。リンダはそれまでもベビーシッターを拒否してワンオペ育児に執着していた。何でも自分ひとりでやれると考えていたのかもしれない。それが夫の帰還によって否定されてしまったのだ。</p>
<p>リンダはキャロラインと同じように海に向って走っていく。自殺を図ることになるのだ。ところがそこで自分の無力さを痛感する。あまりに波が高くて、入水どころか岸に押し戻されてしまうのだ。リンダはそこで改めて自分の無力さを感じたのだろう。というよりも、<span class="marker-under-red">何でもひとりでできると考えていたことのほうが間違っていた</span>のだ。</p>
<p>病院の母親たちの会合では「あなたのせいじゃない」というフレーズがキャッチコピーのように飾られていた。子どもの病気は母親のせいではないということだろう。ところがリンダはそれに反発する。そんなことはない。自分のせいだというのだ。何もかもが自分の間違いによって引き起こされている。そんな自罰的なところがリンダにはあるのだ。もちろんこれも<span class="marker-under-red">認知の歪み</span>というヤツだ（これを正すのがセラピストの仕事だ）。</p>
<p>だからリンダは他人の手助けも拒否してしまうことになる。本作ではモーテルのジェームズ（<strong>エイサップ・ロッキー</strong>）という隣人がリンダのことを気にかけてくれていた。ジェームズは何度も彼女に手を差し伸べるけれど、リンダはそれを冷たく拒絶してしまう。</p>
<p>リンダはジェームズのことをベビーシッターだと夫に偽ることになる。ベビーシッターが必要だということは知っていても、自分では他人に頼ることができないのだ。それでも天井が直ったのは、夫の助けがあったからだ（つまりは、周囲の協力がなければ育児なんてものは土台無理な話ということだろう）。リンダはそのことを認めたくはなかったのかもしれないけれど、最後に自分の無力さを知ることでようやく自分の認知の歪みを正せたのだろう。</p>
<p>ラストで初めて娘の顔が示される。リンダは娘に向って自分の病を認めるような発言をして微笑みかけることになる。リンダは自分の病を認めることができたことで、ようやく周囲が見え始めたのだろう。そこにはちょっとだけ希望が見えた。</p>
<p>主演の<strong>ローズ・バーン</strong>はどこかで見た顔だと思っていたのだが、<a rel="noopener" href="https://diverseblog.blog.fc2.com/blog-entry-447.html" target="_blank">『ピーターラビット』</a>シリーズの人だったようだ。このシリーズはかわいいウサギが主演のコメディとしてローズ・バーンも笑顔ばかりだったから、苦しむ顔ばかりの本作とはかなり印象が異なる。『ピーターラビット』もブラックなところがあったけれど、本作もブラックコメディの部分があり、娘が切望したハムスターのエピソードのオチは結構ブラックだった。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/oneoperation/">『ワンオペレーション』　穴の向こうに</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/oneoperation/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『さとこはいつも』　創作活動の楽しみ？</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/satoko/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/satoko/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 19 Sep 2026 12:20:05 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[日本映画]]></category>
		<category><![CDATA[姫野花春]]></category>
		<category><![CDATA[有村架純]]></category>
		<category><![CDATA[沖田修一]]></category>
		<category><![CDATA[石田ひかり]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=27994</guid>

					<description><![CDATA[<p>監督・脚本は『さかなのこ』の沖田修一。 主演は『ちひろさん』の有村架純。 映画『さとこはいつも』公式サイト｜大ヒット上映中！【黒歴史の初恋、6年の不倫、幼い頃からの妄想!!】有村架純 × 石田ひかり× 姫野花春　沖田修一 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/satoko/">『さとこはいつも』　創作活動の楽しみ？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督・脚本は<a href="https://everydayexcuse2.net/sakananoko/" target="_blank">『さかなのこ』</a>の<strong>沖田修一</strong>。</p>
<p>主演は<strong>『ちひろさん』</strong>の<strong>有村架純</strong>。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://happinet-phantom.com/satoko/#top" title="映画『さとこはいつも』公式サイト｜大ヒット上映中！" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/32d394a827ea77e3b964f686c613679d.png" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『さとこはいつも』公式サイト｜大ヒット上映中！</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">【黒歴史の初恋、6年の不倫、幼い頃からの妄想!!】有村架純 × 石田ひかり× 姫野花春　沖田修一監督オリジナル脚本で描く3人の“さとこ”たちの物語</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://happinet-phantom.com/satoko/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">happinet-phantom.com</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>同級生に恋する鼻炎持ちの中学３年生・ソフト部所属の中井聡子（15歳）。<br />
姪っ子と韓国カルチャーLOVE！映画配給会社の宣伝部でバリバリ仕事しつつ、６年目になる不倫が倦怠期を迎えている西田沙都子（35歳）。<br />
子育てがひと段落、ようやく自分の時間ができた飯島里子（55歳）。<br />
三者三様、まったく違う人生を歩む 【　さとこ　】 たち・・・。<br />
それぞれに降りかかる出来事や運命的な出会いをきっかけに、自分の人生を“物語”として書き始めたとき、３人の「さとこ」たちが少しずつめぐり合っていきーー！？</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>収穫は姫野花春の発見？</h2>
<p>予告編も観ずに<strong>沖田修一</strong>監督の最新作というだけで観に行ったものだから、主演の<strong>有村架純</strong>が全然出てこないことに驚いたりしたけれど、冒頭に登場する<strong>姫野花春</strong>のインパクトがなかなか強烈で、いつの間にかにそんなことは忘れてしまっていた。</p>
<p>姫野花春は冒頭で鼻にネブライザーを突っ込んだ姿で登場する。ネブライザーというのは鼻炎などの治療のために鼻の奥に霧状の液体を送る医療機器のことだ。私自身も耳鼻科で経験があるけれど、この治療は鼻の穴に管を突っ込んだまま、10分くらいはじっとしていなければならない。この姿は誰がどうやっても素敵に映るわけがない。姫野花春はそんな間が抜けた姿で登場する。</p>
<p>実はこのエピソードは姫野花春が演じる聡子という中学生の初恋の話だ。聡子はそんな姿で居たところを同級生の早瀬君（<strong>小川冬晴</strong>）に見られてしまう。今まで気になってもいなかった男子が、恥ずかしい姿を見られたことで急に気になるようになってしまうのだ。</p>
<p>映画を観ても時に何も残らなかったり、すぐに忘れてしまったりすることもあるけれど、その点で本作は大いに収穫があったという気がする。何と言っても<span class="marker-under-red">姫野花春がとにかく面白かった</span>のだ。</p>
<div id="attachment_27992" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27992" class="wp-image-27992" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『さとこはいつも』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-27992" class="wp-caption-text">©2026 「さとこはいつも」製作委員会</p></div>
<h2>聡子と佐都子と里子</h2>
<p><strong>『さとこはいつも』</strong>は実はオムニバス形式の作品で、３人の「さとこ」が登場する。一応ネームバリューのある有村架純の名前がトップに挙げられているけれど、作品内でほかの２人の「さとこ」と同じ扱いなのだ。</p>
<p>３人の「さとこ」とは、冒頭に登場する15歳の聡子（<strong>姫野花春</strong>）、その次は30代の佐都子（<strong>有村架純</strong>）、そして最後に50代の里子（<strong>石田ひかり</strong>）ということになる。３人の「さとこ」は当然ながら別人だ。名前の読みは同じでも、苗字も異なるし、漢字も違う。</p>
<p>それでも本作は意図的に３人が「さとこ」の成長した姿と思えるようにも作られている。15歳の「さとこ」を姫野花春が演じ、30代の「さとこ」が有村架純で、ラストの50代の「さとこ」を演じるのが石田ひかり。そんなふうに成長した姿を演じ分けているかのようにも見えてくるのだ。</p>
<p>たとえば聡子が文章を書くようになるきっかけは、国語の寺尾先生（<strong>吉田羊</strong>）だった。寺尾先生が聡子の才能を見出したのだ。ところが佐都子もほとんど同じ話をしている。作文のきっかけが歌舞伎と映画とで異なっているけれど、ほとんど同じ話なのだ。</p>
<p>それから聡子と佐都子のエピソードでは、ほとんど同じ構図のカットもある。ベッドの上で作文のことを考えていた聡子が、何か思い浮かんだということなのか、突然起き出して文章の続きを書き始める場面だ。</p>
<p>これとまったく同様なシーンが佐都子にもあり、そのベッドに横たわる２人の姿は髪型なども含めてよく似ていて、聡子の成長した姿が佐都子なのかと混同させるような描き方をしているのだ（ラストで３人が勢揃いするので、それは否定されることになる）。それによって、<span class="marker-under-red">ひとりの女性の年代別の姿を描いているようにも</span>見えてくることになるのだ。</p>
<div id="attachment_27991" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27991" class="wp-image-27991" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『さとこはいつも』3-300x200.jpg" alt="" width="500" height="333" /><p id="caption-attachment-27991" class="wp-caption-text">©2026 「さとこはいつも」製作委員会</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>創作活動の楽しみ？</h2>
<p>３人の「さとこ」には共通点がある。それは３人とも<span class="marker-under-red">「文章を書く」ということに楽しみを見出している</span>ということだろう。</p>
<p>最初の中学生の聡子は、寺尾先生から勧められて作文を始める。最初の課題は「今食べたいものにラブレターを書け」という奇妙なものだった。聡子は意味も分からずに、大好きな塩辛に対してラブレターを書き始める（３人の「さとこ」はみんな塩辛好きなのだ）。それがいつの間にかに早瀬君に対するラブレターになってしまったりもする。とにかく聡子は書き始めると妄想が膨れ上がっていき、書くこと自体が楽しくなってくるのだ。</p>
<p>本作はそんな聡子の表情を丁寧に描いている。ひとりで机に向かいながらも、「ハズい」とか「キモい」とか自分に突っ込みつつ、何だかわからないけれど書くことが楽しくなってきていることがその表情から読み取れるのだ。</p>
<p>次の課題は「遺書を書け」というものだった。ちなみに、この課題は私自身も学生時代の課題で出されたことがあった。私がどんなことを書いたのかはもう忘れてしまったけれど、中には原稿用紙で提出するのではなく、和紙に筆で別れの言葉をしたためたものを古風な包み紙に入れて提出した人もいたようだ。多分、その人も課題をやっているうちに楽しくなってきてしまったんじゃないだろうか。そういうことはある気がするのだ。</p>
<p>沖田監督はデビュー20年ということで、『さとこはいつも』は創作活動の楽しみというものを描いた作品なのかと思って観ていた。ところがインタビューを読むと、それは間違いではなくとも、それぞれの年代の「さとこ」でちょっとずつ<span class="marker-under-red">ニュアンスが変わっている</span>ことがわかる。沖田監督はインタビューでこんなふうに語っている。</p>
<blockquote><p>15歳の中井聡子には、“何かをやってみよう”と盛り上がる『初期衝動』を。35歳の西田沙都子には、『成仏』ですね。書くことで整理されていく感じと、且つハッピーエンドで終わる不倫を。55歳の飯島里子には『夢の続き』を、それぞれ背負ってもらいました。</p></blockquote>
<div class="blogcard-type bct-reference-link">

<a rel="noopener" href="https://note.com/satoko_movie/n/n3231c93409e2?magazine_key=m991399d71876" title="監督・沖田修一インタビュー 前編｜映画『さとこはいつも』公式" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/6343f0eb1bcf45a1d04a13bde904d41e.png" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">監督・沖田修一インタビュー 前編｜映画『さとこはいつも』公式</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">9月18日（金）の公開が近づく、映画『さとこはいつも』。 公式noteでは、プロダクションノートに続いて沖田修一監督のインタビューを前編、後編に分けてお届け。 前編では、映画の出発点となった一人の少女の物語から、世代の異なる３人の「さとこ」...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://note.com/satoko_movie/n/n3231c93409e2" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">note.com</div></div></div></div></a>
</div>
<p>聡子の場合は純粋に創作活動の楽しみが前面に出ており、それからすると佐都子の場合は楽しみというよりも書くことが精神衛生上“いいこと”として作用している。佐都子は不倫ですったもんだがあったけれど、それを振り返って文字にすることで、不倫相手に拘泥したりすることなくスッキリして前に進むことになるのだ。</p>
<p>そして、かつては小説家になりたいと思っていたという里子の場合、いつの間にかに子育てに追われてその夢自体を忘れてしまっていた。子育てが一段落した里子は、忘れていた夢に改めて取り組むことが生き甲斐になるのだ。</p>
<p>それでもやはりそれぞれがみんな書くことを楽しんでいると言える。そうでなければラストの創作教室みたいな場所で３人が会うことはなかったわけだから。</p>
<p>里子のエピソードでは、ある本屋の青年の話があり、その青年は「<span class="red">誰でも、一冊なら、自分の本が書ける</span>」と語っていた。それは自分の物語なのだという。だとすれば、まだまだ書かれていない物語は無数にあるということになる。自分の物語を書いていない人は、もしかしたら大きな楽しみを取り逃がしているということなのかもしれない。</p>
<div id="attachment_27990" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27990" class="wp-image-27990" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『さとこはいつも』4-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-27990" class="wp-caption-text">©2026 「さとこはいつも」製作委員会</p></div>
<h2>ドタバタとパロディ</h2>
<p>そんなふうにキレイにまとめて終わりでもよかったのだけれど、本作は基本はコメディだ。もちろんいい話もある。里子とその旦那（<strong>筒井道隆</strong>）の話は、旦那が奥さんのことを気遣える優しい人であり、こんな夫婦なら熟年離婚なんかあり得ないのかもしれない。</p>
<p>しかしながら本作はドタバタ劇で笑わせてくれる作品でもある。聡子のエピソードは特に妄想の盛り上がり方が著しく、それがどんどんエピソードを脱線させていくところが面白い。早瀬君から聡子への告白という妄想が肥大化し、いつの間にかに野球の話になっていき、大谷翔平のパロディもあれば、ハンカチ王子も出てくるという悪ノリのシーンになっている。</p>
<p>それから不倫がバレて刃傷沙汰になるという佐都子のエピソードもあるけれど、それが悲惨な話にならず、<strong>森田芳光</strong>監督の<strong>『失楽園』</strong>のパロディなんかで楽しませてくれることになる（実は『失楽園』は未だに観ていないけれど）。</p>
<p>不思議だったのは、里子が書いた小説「小鳥とゆきの本屋さん」だ。実は寺尾先生が学校で読んでいた本が、同じタイトルだったのだ。これは時系列的に里子が小説を書き始める前のことだから、一体どういうことが生じているのかはよくわからない。沖田監督の遊び心ということだと思うけれど、トワイライトゾーンみたいなことが起こっているようで侮れない作品になっている。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/satoko/">『さとこはいつも』　創作活動の楽しみ？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/satoko/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？』　人を変えるもの</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/nelsonsan/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/nelsonsan/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 16 Sep 2026 12:10:34 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[日本映画]]></category>
		<category><![CDATA[マーク・マーフィ]]></category>
		<category><![CDATA[ロドニー・ヒックス]]></category>
		<category><![CDATA[塚本晋也]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=27964</guid>

					<description><![CDATA[<p>原作はアレン・ネルソンの同名ノンフィクション。 監督・脚本などは『ほかげ』の塚本晋也。 主演はブロードウェイミュージカル「RENT」に出ていたというロドニー・ヒックス。 映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？』公 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/nelsonsan/">『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？』　人を変えるもの</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>原作は<strong>アレン・ネルソン</strong>の同名ノンフィクション。</p>
<p>監督・脚本などは<a href="https://everydayexcuse2.net/hokage/" target="_blank"><strong>『ほかげ』</strong></a>の<strong>塚本晋也</strong>。</p>
<p>主演はブロードウェイミュージカル「RENT」に出ていたという<strong>ロドニー・ヒックス</strong>。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://nelsonsan.jp/" title="映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？』公式サイト｜9月公開" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/d4eedaea6ab82f7038b23501f5526c3b.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？』公式サイト｜9月公開</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">監督・脚本・撮影・編集：塚本晋也（『野火』、『斬、』、『ほかげ』）／“戦争加害者の傷”というタブーに切り込む衝撃作。</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.nelsonsan.jp" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.nelsonsan.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>貧困や差別から抜け出すために18歳で入隊したアフリカ系アメリカ人のアレン・ネルソン。ベトナムという苛烈な戦地で学んだことはただひとつ、いかに多くの人を殺せるか。その対価として得たのは、ごくわずかな賃金とPTSD（戦争後遺症）だけだった。23歳で家を追い出され、ホームレスとなったアレンをこの世につなぎ止めたのは、退役軍人病院でカウンセリングを行っていたダニエルズ医師の存在だった。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>なぜ塚本晋也が？</h2>
<p>本作の主人公であるアレン・ネルソンさんはベトナム帰還兵だ。どうしてそんな主人公の映画を<strong>塚本晋也</strong>が撮るのか？　そんな疑問が浮かんでくるわけだが、ネルソンさんは日本とも縁が深く、亡くなった今では日本のお寺に葬られているらしい。</p>
<p><strong>『野火』</strong>以降の塚本晋也は、ずっと戦争に関する物語を描いている。公式サイトの塚本監督のコメントを読むと、この原作本に出会ったのも『野火』についての参考資料としてだったようだ。そして、そうしたものの中で一番衝撃的だったのがアレン・ネルソンさんのノンフィクションだったということらしい。</p>
<p>「世界がキナ臭くなっている今だからこそ、<span class="marker-under-red">必ず作らなければならない映画</span>」。そんなふうに塚本監督は語る。この映画を作ることで、「戦争がどういうものか。戦争が人をどう変えるか。周囲の人にどういう影響を与えるか」といったことを、もっと明確に示すことができると考えたというわけだ。</p>
<p>ネルソンさんはアメリカの海兵隊としてベトナムに行き、多くの人を殺した。これまでもベトナム帰還兵の映画はあった。たとえば<strong>『ランボー』</strong>だって<strong>『ディア・ハンター』</strong>だってそうだった。どちらも帰還兵は何かしらのPTSDを抱えてもいたし、それによって苦しんでいたとも言える。</p>
<p>ただ、彼らがベトナムで多くの人を殺したこと、それについてはあまり言及されてはいなかったかもしれない。ベトナム帰還兵が加害者側にいたこと。それを明確に描いている点で、本作は貴重なのかもしれない。</p>

<a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B%EF%BC%9F-%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E5%B8%B0%E9%82%84%E5%85%B5%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E3%81%BB%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%AE%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%80%8D-%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%8C%96-%E3%83%99%E3%83%8D%E3%83%81%E3%82%A2%E6%98%A0%E7%94%BB%E7%A5%AD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9A%E9%83%A8%E9%96%80%E5%87%BA%E5%93%81%E6%B1%BA%E5%AE%9A-2026%E5%B9%B49%E6%9C%8811%E6%97%A5%E5%85%AC%E9%96%8B/dp/B0HJ7NZRTD?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&#038;crid=1QTKO7RU8ZH6L&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.GOURT2IsHj58471AnZUs94tZemiEHRORJ4_ZjooES3bscjf5t_LM-NHTy67U7wfY9jAH-dP2QLamALmI0ayUEQ.HtTiKZeiBD9vdoAUOirrXTAMhOIc8YO9F_Y8NH0zDns&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%80%8E%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%80%8F&#038;qid=1789561206&#038;sprefix=%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%93+%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B+%2Caps%2C236&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=a2726828a49da90e929ae047024cc46b&#038;ref_=as_li_ss_tl" title="Amazon | &#12493;&#12523;&#12477;&#12531;&#12373;&#12435;&#12289;&#12354;&#12394;&#12383;&#12399;&#20154;&#12434;&#27578;&#12375;&#12414;&#12375;&#12383;&#12363;&#65311; &#12505;&#12488;&#12490;&#12512;&#24112;&#36996;&#20853;&#12364;&#35486;&#12427;&#12300;&#12411;&#12435;&#12392;&#12358;&#12398;&#25126;&#20105;&#12301; &#26144;&#30011;&#21270;!! &#12505;&#12493;&#12481;&#12450;&#26144;&#30011;&#31085;&#12467;&#12531;&#12506;&#37096;&#38272;&#20986;&#21697;&#27770;&#23450;! 2026&#24180;9&#26376;11&#26085;&#20844;&#38283; | &#12494;&#12540;&#12488; | &#25991;&#25151;&#20855;&#12539;&#12458;&#12501;&#12451;&#12473;&#29992;&#21697;" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/76399fcb59617525d73aa8d0cd15f0be.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">Amazon | &#12493;&#12523;&#12477;&#12531;&#12373;&#12435;&#12289;&#12354;&#12394;&#12383;&#12399;&#20154;&#12434;&#27578;&#12375;&#12414;&#12375;&#12383;&#12363;&#65311; &#12505;&#12488;&#12490;&#12512;&#24112;&#36996;&#20853;&#12364;&#35486;&#12427;&#12300;&#12411;&#12435;&#12392;&#12358;&#12398;&#25126;&#20105;&#12301; &#26144;&#30011;&#21270;!! &#12505;&#12493;&#12481;&#12450;&#26144;&#30011;&#31085;&#12467;&#12531;&#12506;&#37096;&#38272;&#20986;&#21697;&#27770;&#23450;! 2026&#24180;9&#26376;11&#26085;&#20844;&#38283; | &#12494;&#12540;&#12488; | &#25991;&#25151;&#20855;&#12539;&#12458;&#12501;&#12451;&#12473;&#29992;&#21697;</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">オンライン通販のAmazon公式サイトなら、ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？ ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」 映画化!! ベネチア映画祭コンペ部門出品決定! 2026年9月11日公開を文房具・オフィス用品ストアで、いつでもお...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B%EF%BC%9F-%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E5%B8%B0%E9%82%84%E5%85%B5%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E3%81%BB%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%AE%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%80%8D-%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%8C%96-%E3%83%99%E3%83%8D%E3%83%81%E3%82%A2%E6%98%A0%E7%94%BB%E7%A5%AD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9A%E9%83%A8%E9%96%80%E5%87%BA%E5%93%81%E6%B1%BA%E5%AE%9A-2026%E5%B9%B49%E6%9C%8811%E6%97%A5%E5%85%AC%E9%96%8B/dp/B0HJ7NZRTD?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&#038;crid=1QTKO7RU8ZH6L&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.GOURT2IsHj58471AnZUs94tZemiEHRORJ4_ZjooES3bscjf5t_LM-NHTy67U7wfY9jAH-dP2QLamALmI0ayUEQ.HtTiKZeiBD9vdoAUOirrXTAMhOIc8YO9F_Y8NH0zDns&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%80%8E%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%80%8F&#038;qid=1789561206&#038;sprefix=%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%93+%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B+%2Caps%2C236&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=a2726828a49da90e929ae047024cc46b&#038;ref_=as_li_ss_tl" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.amazon.co.jp</div></div></div></div></a>
<div id="attachment_27971" style="width: 330px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27971" class=" wp-image-27971" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？』-212x300.jpg" alt="" width="320" height="454" /><p id="caption-attachment-27971" class="wp-caption-text">©Mr. Nelson, Did You Kill People? Film Partners ©Allen Nelson/KODANSHA</p></div>
<h2>なぜ殺したのですか？</h2>
<p>冒頭ではネルソンさん（青年期：<strong>マーク・マーフィ</strong>）が廃墟のような場所でホームレス生活をする様子が描かれる。ネルソンさんはベトナムから帰還後真っ当な生活もままならず、家族と一緒には暮らせなくなってしまったのだ。</p>
<p>そんなネルソンさんに救いの手を差し伸べるリンダ（<strong>タチアナ・アリ</strong>）という女性がいて、彼は彼女と結婚することになったようだ。それでもPTSDはすぐに良くなるものではなく、ネルソンさん（中年期：<strong>ロドニー・ヒックス</strong>）はカウンセリングに通うことになる。</p>
<p><strong>『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？』</strong>は、ネルソンさんと精神科医のダニエルズ医師（<strong>ジェフリー・ラッシュ</strong>）との対話を軸に展開していく。このダニエルズ医師のやり方はちょっと変わっている。</p>
<p>後になってこの時代のことをダニエルズ医師が振り返ると、この時代はPTSDというものも知られ始めたばかりで、その治療法も確立されてはいなかった。だからダニエルズ医師はほとんど手探りでネルソンさんを治療していたのだ。</p>
<p>ダニエルズ医師はいつもカウンセリングの最後にこんな質問をネルソンさんに投げかける。「<span class="marker-under-red">なぜ殺したのですか？</span>」と。それに対してネルソンさんも戸惑いながらも毎回答えることになる。「命令されたから」、「戦争だから」、「殺さなければ殺される」などと。要はそんなことは当たり前のことじゃないかというわけだ。</p>
<p>それでもダニエルズ医師は同じ質問を繰り返すことになる。「なぜ殺したのですか？」と。何度聞かれても同じようにしか答えられずにネルソンさんは苛立つわけだが、ダニエルズ医師は構わず続けるのだ。</p>
<p>そして、ようやくネルソンさんはある答えにたどり着く。「殺したかったから殺した」のだと。ダニエルズ医師は長年の経験なのか、あるいは勘なのか、ネルソンさんがPTSDを克服するには、そこに行き着く必要があると考えていたのだろう。そして、そのやり方は間違ってはいなかったということなのか、ネルソンさんは少しずつ回復していくことになる。</p>
<div id="attachment_27970" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27970" class="wp-image-27970" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-27970" class="wp-caption-text">©Mr. Nelson, Did You Kill People? Film Partners ©Allen Nelson/KODANSHA</p></div>
<h2>戦場で生きるために</h2>
<p>回復に至るには長い時間が必要だ。若かったネルソンさんはいつの間にかに眉間にシワの寄った中年になる。その間もカウンセリングは毎週続けられ、ネルソンさんはダニエルズ医師を相手にベトナムで起きたことを振り返っていく。</p>
<p>PTSDの回復過程にも段階があるように、PTSDに陥るまでにもいくつかの段階がある。本作はネルソンさんの回復の過程と、ベトナム戦争で彼が心に深い傷を負うことになる過程を同時並行的に描いていく。</p>
<p>人は簡単に人を殺すことなどできない。通常の精神状態ならば、人を殺すということは心理的な障壁が大きすぎるのだ。たとえば<strong>『フルメタル・ジャケット』</strong>や、塚本監督の<strong>『斬、』</strong>でもそうしたことが描かれていた。何らかの意識の変容がなければ、人が人を殺すことなどできないのだ。</p>
<p>本作のネルソンさんも最初は敵との遭遇にビビっている。しかし、仲間が無残に殺される瞬間に立ち会った時、何かが変わる。「やらなければこっちがやられる」ということに改めて気づいたということだろうか。</p>
<p>さらに海兵隊の新兵教育では、「アジア人はグークスと思え」と教えられていたということもある。アジア人はグークスという人間ではない“何か”であって、殺すことに<ruby>躊躇<rt>ためら</rt></ruby>う必要はないということだ。これは一種の洗脳みたいなものだが、そうやって人を殺すことに対する障壁を取り払っていくのだ。そうやっているうちに敵を殺すことに何の躊躇いも感じなくなり、それは単なる数に過ぎないような状態になっていく。</p>
<p>この段階ではすでに何かが壊れているのかもしれない。そして、戦場で生きていくためには、壊れてなければ生きていけないということでもあるのだろう。</p>
<p>そうした状態からの回復にはある出来事が関わっている。ネルソンさんはある塹壕の中でベトナム人女性の出産に遭遇したのだ。そして、生まれたばかりの赤ん坊に接することになる。自分が今までグークスとして殺してきた“何か”が、そこで急に人間の姿になって目の前に迫ってきたのだ。そのことでネルソンさんはようやく自分がおかしくなっていることに気づいたのだ。</p>
<div id="attachment_27969" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27969" class=" wp-image-27969" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？』3-300x200.jpg" alt="" width="500" height="333" /><p id="caption-attachment-27969" class="wp-caption-text">©Mr. Nelson, Did You Kill People? Film Partners ©Allen Nelson/KODANSHA</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>怒りのはけ口</h2>
<p>本作はネルソンさんが「殺したかったから殺した」というところへたどり着くまでがひとつのクライマックスだろう。ドラマツルギーからすれば、もしかするとそこで終わってもよかったのかもしれない。しかしながら、そこでネルソンさんの人生が終わるわけではないわけで映画も続いていくことになる。</p>
<p>「殺したかったから殺した」というのは、どういう意味か？　人間の奥底にはそういうどす黒い部分があるということを示しているということだろうか。</p>
<p>ネルソンさんは怒りがあったことを認めている。彼がなぜベトナムへ行くことになったのかは特段言及されないけれど、アメリカにおける黒人の地位ということが大きく影響しているのだろう。本作の兵士たちはその多くが黒人だった。経済的な問題が彼らを戦争へ追いやったということだ。</p>
<p>劇中、殺そうとしていたベトナム人の指摘にネルソンさんは言葉を失う。彼は「どうしてお前ら黒人はベトナムで戦っているのか？」というのだ。「自由を求めるなら自分たちの国で戦え」というのだ。</p>
<p>ネルソンさんとしては痛いところを突かれたというところだろう。彼としても好きで戦場に向かったわけではないのかもしれない。だからこそ黒人の不遇感が、戦場を<span class="marker-under-red">怒りのはけ口</span>にしていた側面があったということも事実なのだろう。</p>
<div id="attachment_27968" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27968" class="wp-image-27968" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？』4-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-27968" class="wp-caption-text">©Mr. Nelson, Did You Kill People? Film Partners ©Allen Nelson/KODANSHA</p></div>
<h2>戦場が人を変える</h2>
<p>ネルソンさんたちアメリカ兵がやったことは、あまりに残酷で悪魔の所業のようにも感じられる。アメリカ兵は効率的にベトコンを殺すために、女・子供を最初に殺す。そして、その遺体を囮のように使い、銃を持った男たちが集まったところを襲撃し、村ごと焼き払ってしまう。</p>
<p>ベトナムの人たちからすれば、ネルソンさんやアメリカ兵は悪魔そのものだろう。しかしそんな加害者であるはずのネルソンさんは帰還後にPTSDで苦しむことになる。戦場は被害者にとっても地獄だけれど、加害者にとっても地獄ということだろうか。</p>
<p>ネルソンさんはなぜPTSDになったのだろうか。戦場の恐怖がそうさせたのか、あるいは彼のやってしまった悪魔の所業がそうさせたのか。</p>
<p>ネルソンさんはベトナムから帰還後眠れなくなる。罪悪感なのか夢でも戦場の悪夢を見るのだ。結局、ネルソンさんのPTSDが完治することはなかったようだ。それでも彼は講演活動を続けていく。</p>
<p>その最初のきっかけは彼の息子が軍隊に入るのを黙って見てられなかったということだ。それでも毎回戦場を思い出すことになる講演という仕事は楽ではない。最初の高校での講演で彼が何を話したのかは、劇中ではわからない。ただ、聞いていた高校生の表情を見れば、それがどんな衝撃をもって受け止められたかはわかる。その時のネルソンさんは全身汗だくで涙を流しながら語っていて、帰り際には倒れそうになっていたほどだった。</p>
<p>それでもネルソンさんは死ぬまで講演活動を止めず、日本では約1200回も講演を行ったらしい。そしてラストにはベトナムまで行き、そこで講演をすることになる。彼がそこまでするのは自らに苦行を課しているもののようにも感じられた。ネルソンさんは最期まで苦しみつつ生きたのだ。</p>
<p><span class="marker-under-red">戦場が人を変えてしまう</span>。被害者にとっては当然のことながら、加害者にとってもそうであり、結局は誰もが苦しむことになる。本作が描こうとしていることはそういうことであり、それを知れば何をすべきなのかということは誰にでもわかることだろう。しかしながら一部の国の指導者がなぜかそれを知らないかのように振舞っているようにも見え、だからこそ本作のような映画が必要とされるのだ。</p>
<p>ちなみに本作については、公開間際になって上映館が少なくなったことが一部で話題になっている。公式な発表では「諸般の事情」ということしか説明されてないけれど、どこかから横槍が入ったんじゃないかと勘繰りたくもなってしまう。誰かにとって都合の悪いものが描かれているということなのだろうか。本当のところはわからないけれど、そんな反応を引き起こしかねない迫力ある作品になっていることを証明しているとも言えるのかも……。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/nelsonsan/">『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか？』　人を変えるもの</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/nelsonsan/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『オデュッセイア』　これ以上ないかも</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/the-odyssey/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/the-odyssey/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 13 Sep 2026 08:54:59 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[アン・ハサウェイ]]></category>
		<category><![CDATA[クリストファー・ノーラン]]></category>
		<category><![CDATA[トム・ホランド]]></category>
		<category><![CDATA[マット・デイモン]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=27937</guid>

					<description><![CDATA[<p>原作はホメーロスの同名叙事詩。 監督・脚本は『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン。 主演は『オデッセイ』のマット・デイモン。 原題は「The Odyssey」。 映画『オデュッセイア』公式｜9月11日(金)日本 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/the-odyssey/">『オデュッセイア』　これ以上ないかも</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>原作は<strong>ホメーロス</strong>の同名叙事詩。</p>
<p>監督・脚本は<strong>『オッペンハイマー』</strong>の<strong>クリストファー・ノーラン</strong>。</p>
<p>主演は<strong>『オデッセイ』</strong>の<strong>マット・デイモン</strong>。</p>
<p>原題は「The Odyssey」。</p>
<div class="blogcard-type bct-reference-link">

<a rel="noopener" href="https://odyssey-film.jp/" title="映画『オデュッセイア』公式｜9月11日(金)日本公開" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://s.wordpress.com/mshots/v1/https%3A%2F%2Fodyssey-film.jp%2F?w=320&#038;h=180" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『オデュッセイア』公式｜9月11日(金)日本公開</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">アカデミー賞®受賞監督クリストファー・ノーラン最新作！映画史上初、全編IMAXフィルムカメラで撮影｜出演 マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイほか。映画『オデュッセイア』公式｜9月11日(金)日本公開</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://odyssey-film.jp/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">odyssey-film.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>ギリシャの島国イタケでは王の不在が続く。「トロイの木馬作戦」を成功させ、１０年続いたトロイア戦争を終結させたイタケの王オデュッセウス（マット・デイモン）はその後１０年もの間消息を絶ち、王妃ペネロペ（アン・ハサウェイ）は帰還を待ち続けていた。<br />
王宮ではアンティノオス（ロバート・パティンソン）ら求婚者が王位を狙い、宴を繰り返し、我が物顔で居座り続けている。ペネロペと息子のテレマコス（トム・ホランド）、盲目の忠僕エウマイオス（ジョン・レグイザモ）だけがオデュッセウスの帰還を信じていた。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>古典中の古典の映画化</h2>
<p><strong>ボルヘス</strong>という作家は<strong>『詩という仕事について』</strong>という本の中で、こんなことを語っていた。「何世紀にもわたって、人類にとってはこれら三つの物語――<span class="marker-under-red">トロイの物語、ユリシーズの物語、そしてイエスの物語</span>――だけで十分でした。人々は飽きもせず、それらを繰り返し繰り返し語ってきました」と。</p>
<p>ここで「ユリシーズの物語」とされているのが、本作の原作となっている叙事詩<strong>『オデュッセイア』</strong>ということになる（ユリシーズとはオデュッセウスのラテン語での読み方）。さらに説明すれば、「トロイの物語」というのは<strong>『イーリアス』</strong>ということになり、「イエスの物語」は<strong>『福音書』</strong>だ。</p>
<p>イエスの物語は一般的にも知られているかもしれない。けれども『イーリアス』と『オデュッセイア』については、名前としてはそれほど有名ではないのかもしれない。しかしながら、そこで語られている物語は誰もが知っている話だ。</p>

<a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/%E8%A9%A9%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-J-L-%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%98%E3%82%B9/dp/4003279255?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&#038;crid=3KQWIXUVTUFIU&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.IyHsnjr4WWSEXbLVBqQ_IHQO4mEWZAKTLT-zKE1Ti2E.9_2Xj5ZD3uf3oWedQ_cyg-MtuNXI_P7AutjMlkXNnY0&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%80%8E%E8%A9%A9%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%80%8F&#038;qid=1789289983&#038;sprefix=%E8%A9%A9%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6+%2Caps%2C263&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=bf259e61ca2a179c8a3f543cc37b536d&#038;ref_=as_li_ss_tl" title="&#35433;&#12392;&#12356;&#12358;&#20181;&#20107;&#12395;&#12388;&#12356;&#12390; (&#23721;&#27874;&#25991;&#24235;) | J.L.&#12508;&#12523;&#12504;&#12473;, &#40723; &#30452; |&#26412; | &#36890;&#36009; | Amazon" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/b6ea59c167737b7be676d2fca498d448.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">&#35433;&#12392;&#12356;&#12358;&#20181;&#20107;&#12395;&#12388;&#12356;&#12390; (&#23721;&#27874;&#25991;&#24235;) | J.L.&#12508;&#12523;&#12504;&#12473;, &#40723; &#30452; |&#26412; | &#36890;&#36009; | Amazon</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">AmazonでJ.L.ボルヘス, 鼓 直の詩という仕事について (岩波文庫)。アマゾンならポイント還元本が多数。J.L.ボルヘス, 鼓 直作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また詩という仕事について (岩波文庫)もアマゾン配送商品...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.amazon.co.jp/%E8%A9%A9%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-J-L-%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%98%E3%82%B9/dp/4003279255?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&#038;crid=3KQWIXUVTUFIU&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.IyHsnjr4WWSEXbLVBqQ_IHQO4mEWZAKTLT-zKE1Ti2E.9_2Xj5ZD3uf3oWedQ_cyg-MtuNXI_P7AutjMlkXNnY0&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%80%8E%E8%A9%A9%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%80%8F&#038;qid=1789289983&#038;sprefix=%E8%A9%A9%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6+%2Caps%2C263&#038;sr=8-1&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=bf259e61ca2a179c8a3f543cc37b536d&#038;ref_=as_li_ss_tl" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.amazon.co.jp</div></div></div></div></a>
<p>たとえば夏休みに大ヒットして話題になった<strong>『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』</strong>には、セイレーンというキャラが登場していたけれど、そのセイレーンの元ネタはこの『オデュッセイア』にある（実はこっそり『映画ちいかわ』も観ていたのだけれど、あの平板な絵を大スクリーンで観るというのは奇妙な体験だった）。</p>
<p>それから有名な「トロイの木馬」の話も、『オデュッセイア』に出てくる物語だ。さらに加えれば、TSG Entertainmentという会社のロゴを映画の始まりに見る機会があるけれど、このロゴのアニメーションはオデュッセウスが12個の斧の刃を矢で貫く様子になっていて、このエピソードも『オデュッセイア』に出てくるものなのだ。<span class="marker-under-red">知らず知らずのうちにオデュッセウスの物語に触れている</span>というわけだ。</p>
<p>また、『イーリアス』のほうにはアキレス腱という言葉の出所であるアキレウスが登場する。ちなみに『イーリアス』と『オデュッセイア』という二つの叙事詩の関係は、『イーリアス』がトロイア戦争の話であり、『オデュッセイア』はトロイア戦争後にオデュッセウスという主人公が苦難の帰還をする話になっている。</p>
<p>この二つの叙事詩の作者はどちらも<strong>ホメーロス</strong>だとされている。ホメーロスが実在するかどうかという問題はあるようだが、古代ギリシャで長く歌い継がれてきた叙事詩がある時点でまとめられて文字として残っているということらしい。</p>
<p>このタイトルについても記しておけば、主人公の名前がオデュッセウスであり、その「オデュッセウスの歌」を意味するのが「オデュッセイア」ということになる。そして、その英語読みが「オデッセイ」であり、本作の原題は「The Odyssey」となっている。</p>
<p>この「オデッセイ」という言葉もあちこちで耳にしているはずだ。たとえば車の名前にもなっていたり、マット・デイモン主演映画のタイトルにもなっている。<strong>リドリー・スコット</strong>作品の<a rel="noopener" href="https://diverseblog.blog.fc2.com/blog-entry-249.html" target="_blank">『オデッセイ』</a>だ。しかし、この映画の主人公はオデュッセウスではない。ここでの「オデッセイ」の意味は、「旅」のことだからだ。オデュッセウスの物語があまりにも有名だから、それがそのまま「旅」を意味する一般名詞になったのだ。</p>
<p>『オデッセイ』は火星から帰還する男の物語だったから、邦題は「オデッセイ」になっているというわけだ（原題は「火星の人」なのに）。傑作として名高い<strong>『2001年宇宙の旅』</strong>の原題も「2001: A Space Odyssey」というものになっていて、「オデッセイ」という言葉にも知らず知らずのうちに触れているわけだ。</p>
<p>そんな古典中の古典が『オデュッセイア』という叙事詩であり、その映画化に挑むのが<strong>クリストファー・ノーラン</strong>というわけで、期待しないわけにはいかない作品になっている。</p>
<div id="attachment_27935" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27935" class=" wp-image-27935" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『オデュッセイア』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="333" /><p id="caption-attachment-27935" class="wp-caption-text">© 2026 UNIVERSAL STUDIOS</p></div>
<h2>大迫力の映像に浸る</h2>
<p>映画<strong>『オデュッセイア』</strong>は、物語として難しいところはない。ノーラン作品の中で一番わかりやすい話だろう。次々に苦難に襲われるイタケの王オデュッセウス（<strong>マット・デイモン</strong>）の姿を追うのが基本だ。それと並行して、彼を国で待つ側である王妃のペネロペ（<strong>アン・ハサウェイ</strong>）と息子テレマコス（<strong>トム・ホランド</strong>）の話もある。</p>
<p>オデュッセウス自身は記憶を喪い、そこから過去を振り返る形になっていたりもするけれど、これまでのノーラン作品の時系列の複雑さからすれば何の問題もない。ただ単純に全編IMAXで撮影されたという<span class="marker-under-red">大迫力の映像に思う存分浸ることができる作品</span>になっている。</p>
<p>確かに約３時間というのは長尺だけれど、それもあまり気にならない。次々に苦難が押し寄せ、まったく飽きさせないのだ。単眼の巨人キュクロプス、魔女キルケ、鎧の巨人たちやセイレーンも出てくる（セイレーンにはあまり近づけないから姿がよく見えないのが残念だけれど）。それほどこの古典には魅力的な物語が詰まっているし、それを見事に映像化していたんじゃないだろうか。</p>
<p>前作<a href="https://everydayexcuse2.net/oppenheimer/" target="_blank">『オッペンハイマー』</a>は正攻法のノーランに物足りない部分も感じていたのだけれど、『オデュッセイア』は正攻法でも十分に楽しませてくれる古典の力もあって、魅力的なエンターテインメント作品になっていたと思う。</p>
<div id="attachment_27934" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27934" class=" wp-image-27934" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『オデュッセイア』3-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-27934" class="wp-caption-text">© 2026 UNIVERSAL STUDIOS</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>古典を現代に</h2>
<p>本作は約2800年ほど前の話だ。この時代のこの地域では「ゼウスの掟」というものが支配的だったようで、その掟が人びとを縛っている。イタケの王であったオデュッセウスが不在の間、王妃であるペネロペは多くの求婚者に困り果てている。オデュッセウスは死んだと思われていたからだ。それでも「ゼウスの掟」では、客人はもてなすべきとされていて、求婚者たちを邪険に扱うわけにはいかない状況だったのだ。</p>
<p>ただ、もてなされる側の態度がいただけない。客人としていつまでもそこに居座り続け、ペネロペに結婚を迫る。これでは「ゼウスの掟」を悪用しているようなものだろう。</p>
<p>同じことはオデュッセウスの身にも降りかかる。オデュッセウスは知略に長けた人とされている。その知略によってオデュッセウスは「トロイの木馬」という作戦を立て、相手側を欺いたわけだ。</p>
<p>「トロイの木馬」は相手側へのプレゼントとされ、それは神々への供物ということになっていた。相手側もその神聖なものを粗末に扱うことは<ruby>憚<rt>はばから</rt></ruby>れたわけで、オデュッセウスは「ゼウスの掟」をうまく利用したとも言えるわけだ。そのやり方は<span class="marker-under-red">掟破りなもの</span>だったわけで、オデュッセウスは帰還して傲慢な求婚者たちを蹴散らした後にそれを悔いることになる。</p>
<p>多くの人が指摘しているように、このオデュッセウスの姿は前作『オッペンハイマー』の主人公の姿と重なることになる。オデュッセウスは掟破りをしたからこそ神々の怒りに触れてしまい、トロイア戦争後10年も彷徨うことになり、国を20年も空けることになった。</p>
<p>オッペンハイマーも原爆という禁じ手を使ってしまった。その禁じ手は、ヘタをすれば地球を破壊しかねないような代物だったわけで、そのことに彼は悩むことになる。</p>
<p>このあたりは古典を現代に甦らせるにあたって、変更された部分なのだろう。今の時代、「復讐を遂げて万々歳」という終わり方ではマズいということなのだろう。ただ、そんな配慮よりも、単に映像体験としてこれ以上ないようなものを見せてくれたんじゃないだろうか？</p>
<div id="attachment_27933" style="width: 513px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27933" class=" wp-image-27933" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『オデュッセイア』4-300x135.jpg" alt="" width="503" height="226" /><p id="caption-attachment-27933" class="wp-caption-text">© 2026 UNIVERSAL STUDIOS</p></div>
<p>かなり昔に『オデュッセイア』の本を読んでみたものの、文字となったものを読むという行為は、この叙事詩という形式ではあまり面白みのあるものではなかった。結局は一通り目を通しはしたものの、ほとんど記憶に残っているものはない（クリュタイムネーストラーという名前が覚えられずに四苦八苦したことくらいだろうか）。</p>
<p>この物語はそもそもは吟遊詩人が歌い継いできたものが、ある時点で文字化されたというものであって、読んで面白いものではないのだろう。だからなのか本作のラストでは「文字が消えても歌は歌い継がれる。過去は再び忘れ去られる」と言わせている。<span class="marker-under-red">映画というスタイル</span>ならば、歌と同様に、いや歌以上に、もっとその物語を受け継いでいける。ノーランのそんな想いが込められているような気もした。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/the-odyssey/">『オデュッセイア』　これ以上ないかも</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/the-odyssey/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『ルックバック』　背中で語る</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/look-back/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/look-back/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 12 Sep 2026 08:08:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[日本映画]]></category>
		<category><![CDATA[七瀬ふうり]]></category>
		<category><![CDATA[出口夏希]]></category>
		<category><![CDATA[岡田六花]]></category>
		<category><![CDATA[是枝裕和]]></category>
		<category><![CDATA[蒔田彩珠]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=27912</guid>

					<description><![CDATA[<p>原作は『チェンソーマン』の藤本タツキの同名漫画。 監督・脚本・編集は『箱の中の羊』の是枝裕和。 主演は『万事快調〈オール・グリーンズ〉』の出口夏希と、『朝が来る』の蒔田彩珠。 ルックバック - K2 Picturesk2 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/look-back/">『ルックバック』　背中で語る</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>原作は<strong>『チェンソーマン』</strong>の<strong>藤本タツキ</strong>の同名漫画。</p>
<p>監督・脚本・編集は<a href="https://everydayexcuse2.net/hakononakanohitsuji/" target="_blank">『箱の中の羊』</a>の<strong>是枝裕和</strong>。</p>
<p>主演は<a href="https://everydayexcuse2.net/allgreens/" target="_blank">『万事快調〈オール・グリーンズ〉』</a>の<strong>出口夏希</strong>と、<a href="https://everydayexcuse2.net/asagakuru-movie/" target="_blank">『朝が来る』</a>の<strong>蒔田彩珠</strong>。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://k2pic.com/film/lb/" title="ルックバック - K2 Pictures" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/c116598b0fdd9ead83345d5d6b3e7050.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">ルックバック - K2 Pictures</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet"></div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://k2pic.com/film/lb" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">k2pic.com</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>自信家である小学４年生の藤野は、学年新聞に４コマ漫画を連載し、クラスメイトたちから絶賛されていた。しかしある日、学年新聞に掲載された不登校の同級生・京本の漫画を見て、その圧倒的な画力に打ちのめされる。それ以来、藤野は絵がうまくなりたい一心で漫画を描き続けるが、京本との差は埋まらず、一度は漫画を描くことを諦めてしまう。しかし卒業式の日、京本の家に卒業証書を届けに行った藤野は、京本が自分の漫画のファンだったことを知る。漫画へのひたむきな思いで結ばれた藤野と京本は一緒に漫画を描くようになり、かけがえのない時間を積み重ねていくが、そんなふたりの日常を大きく揺るがす出来事が起こる。</p>
<p style="text-align: right;">（<strong>『映画.com』</strong>より抜粋）</p>
<h2>アニメから実写へ</h2>
<p>2024年に話題になったアニメ作品<strong>『ルックバック』</strong>が、今回は<strong>是枝裕和</strong>監督の最新作として実写化された。私自身はアニメは<ruby>疎<rt>うと</rt></ruby>いほうなので、アニメ版『ルックバック』は劇場公開ではスルーしてしまったものの、評判の良さは聞いていたからアマプラではすでに鑑賞済みだ。</p>
<p>以下は、アニメ版を観た上での感想ということになるので、色々と「<span class="red">ネタバレあり</span>」ということになる。とは言っても、アニメ版はすでに多くの人が観ているはずだから問題にはならないとは思うけれど……。</p>
<p><span class="red">※以下、ネタバレあり！</span></p>
<p>アニメ版で意外だったのは、ラスト近くで起こるある事件だろう。この作品の原作漫画は、<a rel="noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E6%94%BE%E7%81%AB%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6" target="_blank">京都アニメーション放火殺人事件</a>をモデルにしているとも言われていて、アニメの劇中でも唐突にそんな事件が起きることになるからだ。</p>
<p>アニメ版を観た時、なぜ原作者があの事件のことを描こうとしたのかは正直よくわからないままだったのだが、本作の是枝監督は漫画版を読んで、ある種の覚悟を受け取ったらしい。</p>
<p>そもそもこの原作漫画が出版された頃はコロナ禍の真っ只中だったようだ。そんな中では不要不急のことは後回しとされる。エンタメと言われるような業界はそれこそ死活問題ということになるだろう。それでも<span class="marker-under-red">漫画家は漫画を描くし、映画監督は映画を撮る</span>。そんな覚悟として原作漫画を受け取ったらしい。</p>
<p>京アニの事件は、業界とは無関係の人にとっても衝撃的だったけれど、アニメや漫画に携わる人たちにとってはなおさらだろう。しかし、そんなことがあったとしても、やはり漫画は描き続けなければならない。是枝監督はそんな覚悟を原作漫画から受け取ったのだ。</p>
<p>原作は読んでないけれど、恐らくアニメ版と同様にラストは「藤野ちゃんはなぜ描くの？」という台詞で締められているのだろう。その答えを一言で示すことは難しいけれど、その質問に対する答えが漫画原作には込められているということなんじゃないだろうか。そういうものがあればこそ、描き続けなければならないということなのだ。</p>

<a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E8%97%A4%E6%9C%AC-%E3%82%BF%E3%83%84%E3%82%AD/dp/4088827821?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&#038;crid=DRWWBA0MO0A4&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.BqpmRe_H3Z8k-UsdPME8j-qMOb_TJB7rkfrl8TnGqqRRKPVeZrDqGdqtnhKyJ2HpjwG3fKPxKBCIHALorqyZ1_apwRPTiJePkQc2CDC7_WZdTTkcMMmVy3pC75Z27jZGu4RLP6kemB06hmzg88Yjem-UJBZrMsaqTNu5-oyvcKhpMnfahOPsN8i6BQR9z0G_NSeCwmb-0jUg742L6YeGAwoI0z-5GhXprQoOE7oXYGppNfEX533ZuyYxq3s_x51o8FeIo09Vj_bZ0X6k3txdiL7JSIaeRBkk3A4gL-PJaWQ.AkU9rEJSD8ZmUjF1J0tQY7oRCKbJZwCV0qfV9Wd0QZQ&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF&#038;qid=1789201090&#038;sprefix=%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%2Caps%2C224&#038;sr=8-5&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=d1986f2d9bb98e930ae28c88afa823d5&#038;ref_=as_li_ss_tl" title="&#12523;&#12483;&#12463;&#12496;&#12483;&#12463; (&#12472;&#12515;&#12531;&#12503;&#12467;&#12511;&#12483;&#12463;&#12473;) | &#34276;&#26412; &#12479;&#12484;&#12461; |&#26412; | &#36890;&#36009; | Amazon" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/eefc99ba0300d1e64a45178cb6653f6c.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">&#12523;&#12483;&#12463;&#12496;&#12483;&#12463; (&#12472;&#12515;&#12531;&#12503;&#12467;&#12511;&#12483;&#12463;&#12473;) | &#34276;&#26412; &#12479;&#12484;&#12461; |&#26412; | &#36890;&#36009; | Amazon</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">Amazonで藤本 タツキのルックバック (ジャンプコミックス)。アマゾンならポイント還元本が多数。藤本 タツキ作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またルックバック (ジャンプコミックス)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E8%97%A4%E6%9C%AC-%E3%82%BF%E3%83%84%E3%82%AD/dp/4088827821?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&#038;crid=DRWWBA0MO0A4&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.BqpmRe_H3Z8k-UsdPME8j-qMOb_TJB7rkfrl8TnGqqRRKPVeZrDqGdqtnhKyJ2HpjwG3fKPxKBCIHALorqyZ1_apwRPTiJePkQc2CDC7_WZdTTkcMMmVy3pC75Z27jZGu4RLP6kemB06hmzg88Yjem-UJBZrMsaqTNu5-oyvcKhpMnfahOPsN8i6BQR9z0G_NSeCwmb-0jUg742L6YeGAwoI0z-5GhXprQoOE7oXYGppNfEX533ZuyYxq3s_x51o8FeIo09Vj_bZ0X6k3txdiL7JSIaeRBkk3A4gL-PJaWQ.AkU9rEJSD8ZmUjF1J0tQY7oRCKbJZwCV0qfV9Wd0QZQ&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF&#038;qid=1789201090&#038;sprefix=%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%2Caps%2C224&#038;sr=8-5&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=d1986f2d9bb98e930ae28c88afa823d5&#038;ref_=as_li_ss_tl" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.amazon.co.jp</div></div></div></div></a>

<a rel="noopener" href="https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF-Kiyotaka-Oshiyama/dp/B0DH2CBHJ7?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&#038;crid=DRWWBA0MO0A4&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.BqpmRe_H3Z8k-UsdPME8j-qMOb_TJB7rkfrl8TnGqqRRKPVeZrDqGdqtnhKyJ2HpjwG3fKPxKBCIHALorqyZ1_apwRPTiJePkQc2CDC7_WZdTTkcMMmVy3pC75Z27jZGu4RLP6kemB06hmzg88Yjem-UJBZrMsaqTNu5-oyvcKhpMnfahOPsN8i6BQR9z0G_NSeCwmb-0jUg742L6YeGAwoI0z-5GhXprQoOE7oXYGppNfEX533ZuyYxq3s_x51o8FeIo09Vj_bZ0X6k3txdiL7JSIaeRBkk3A4gL-PJaWQ.AkU9rEJSD8ZmUjF1J0tQY7oRCKbJZwCV0qfV9Wd0QZQ&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF&#038;qid=1789201090&#038;sprefix=%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%2Caps%2C224&#038;sr=8-7&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=f72c8be4f1583e40cf599ccc5403b633&#038;ref_=as_li_ss_tl" title="Amazon.co.jp: &#12523;&#12483;&#12463;&#12496;&#12483;&#12463;&#12434;&#35251;&#12427; | Prime Video" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://s.wordpress.com/mshots/v1/https%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2F%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF%25E3%2583%2590%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF-Kiyotaka-Oshiyama%2Fdp%2FB0DH2CBHJ7%3F__mk_ja_JP%3D%25E3%2582%25AB%25E3%2582%25BF%25E3%2582%25AB%25E3%2583%258A%26crid%3DDRWWBA0MO0A4%26dib%3DeyJ2IjoiMSJ9.BqpmRe_H3Z8k-UsdPME8j-qMOb_TJB7rkfrl8TnGqqRRKPVeZrDqGdqtnhKyJ2HpjwG3fKPxKBCIHALorqyZ1_apwRPTiJePkQc2CDC7_WZdTTkcMMmVy3pC75Z27jZGu4RLP6kemB06hmzg88Yjem-UJBZrMsaqTNu5-oyvcKhpMnfahOPsN8i6BQR9z0G_NSeCwmb-0jUg742L6YeGAwoI0z-5GhXprQoOE7oXYGppNfEX533ZuyYxq3s_x51o8FeIo09Vj_bZ0X6k3txdiL7JSIaeRBkk3A4gL-PJaWQ.AkU9rEJSD8ZmUjF1J0tQY7oRCKbJZwCV0qfV9Wd0QZQ%26dib_tag%3Dse%26keywords%3D%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF%25E3%2583%2590%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF%26qid%3D1789201090%26sprefix%3D%25E3%2583%25AB%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF%25E3%2583%2590%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF%252Caps%252C224%26sr%3D8-7%26linkCode%3Dll2%26tag%3Dkoyama08-22%26linkId%3Df72c8be4f1583e40cf599ccc5403b633%26ref_%3Das_li_ss_tl?w=320&#038;h=180" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">Amazon.co.jp: &#12523;&#12483;&#12463;&#12496;&#12483;&#12463;&#12434;&#35251;&#12427; | Prime Video</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の 4コマを載せたいと先生から告げられる...。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。 しかしある日、すべてを...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF-Kiyotaka-Oshiyama/dp/B0DH2CBHJ7?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&#038;crid=DRWWBA0MO0A4&#038;dib=eyJ2IjoiMSJ9.BqpmRe_H3Z8k-UsdPME8j-qMOb_TJB7rkfrl8TnGqqRRKPVeZrDqGdqtnhKyJ2HpjwG3fKPxKBCIHALorqyZ1_apwRPTiJePkQc2CDC7_WZdTTkcMMmVy3pC75Z27jZGu4RLP6kemB06hmzg88Yjem-UJBZrMsaqTNu5-oyvcKhpMnfahOPsN8i6BQR9z0G_NSeCwmb-0jUg742L6YeGAwoI0z-5GhXprQoOE7oXYGppNfEX533ZuyYxq3s_x51o8FeIo09Vj_bZ0X6k3txdiL7JSIaeRBkk3A4gL-PJaWQ.AkU9rEJSD8ZmUjF1J0tQY7oRCKbJZwCV0qfV9Wd0QZQ&#038;dib_tag=se&#038;keywords=%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF&#038;qid=1789201090&#038;sprefix=%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%2Caps%2C224&#038;sr=8-7&#038;linkCode=ll2&#038;tag=koyama08-22&#038;linkId=f72c8be4f1583e40cf599ccc5403b633&#038;ref_=as_li_ss_tl" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.amazon.co.jp</div></div></div></div></a>
<div id="attachment_27920" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27920" class=" wp-image-27920" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ルックバック』２-300x169.jpg" alt="" width="500" height="282" /><p id="caption-attachment-27920" class="wp-caption-text">©藤本タツキ／集英社　©2026 K2 Pictures・集英社</p></div>
<h2>風景描写と配役の妙</h2>
<p>そんなわけで実写版の<strong>『ルックバック』</strong>についての話になる。私は原作漫画は読んでいないのでアニメ版としか比較できないけれど、今回の実写版はほとんどアニメ版と変わっていないと言ってもいいかもしれない。</p>
<p>ただ、アニメ版が58分という中編作品だったのに対し、本作は99分という長編作品になっている。その分、付け加えられているところがある。それでも大きく変更されている印象はない。アニメ版ではほとんど１カットで細々と描写されていた風景描写をもっと丁寧にやっているのだ。</p>
<p>ロケ地となっているのは秋田県のにかほ市というところ。ここは原作者の地元ということらしい。原作漫画で描かれている風景もにかほ市がモデルとなっているということなのだろう。実写版では、そんなにかほ市の風景が丁寧に切り取られるのだ。</p>
<p>雪の中の場面はほとんどホワイトアウトしていて、藤野と京本の二人の姿しか見えないような印象深い場面になっている。ほかにも紅葉や夏の海辺など、<span class="marker-under-red">四季折々のにかほ市の表情</span>が捉えられているところが本作の魅力だ。</p>
<div id="attachment_27919" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27919" class=" wp-image-27919" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ルックバック』3-300x225.jpg" alt="" width="500" height="376" /><p id="caption-attachment-27919" class="wp-caption-text">©藤本タツキ／集英社　©2026 K2 Pictures・集英社</p></div>
<p>それから実写版として重要な要素になるのは配役だろう。誰が藤野と京本を演じるかということが重要だ。その点、是枝監督はやはりいい子役を見つけてくるのがとてもうまい。</p>
<p>本作の藤野というキャラはいかにもこしゃまくれたというか、妙に自己肯定感が強いキャラだ。藤野を演じた<strong>七瀬ふうり</strong>は生来からそんな感じのキャラのようで、配役としてはまさにドンピシャだったんじゃないだろうか。</p>
<p>そして、京本役の<strong>岡田六花</strong>もとても良かった。二人が最初に出会う場面が、本作の中のクライマックスだったようにすら感じられる。アニメ版とは違う黄色い半纏を着て現れた京本が、藤野に対して「藤野先生！」と呼びかけてという場面だ。</p>
<p>久しぶりの人との接触ということもあって京本はどこかぎごちなく、また憧れの藤野先生との出会いということで舞い上がってもいる。そんな感じが如実に伝わってくるようでとてもよかったのだ。</p>
<p>さらに実写版でネックとなるのは、時間の経過によって登場人物も成長し演者が交替するところだろう。通常ならばたとえば進学とかのタイミングなどで時を飛ばして、成長した後の姿として青年期に移行しそうなものだ。ところが本作の場合は、その移行をほとんどシームレスでやってのけている。</p>
<p>中学生の藤野と京本は約１年をかけて漫画賞に応募する作品を描き上げることになる。劇中ではそこで四季が流れていくわけだけれど、その雪の場面でいつの間にか演者が<strong>出口夏希</strong>と<strong>蒔田彩珠</strong>が変わっている。その<span class="marker-under-red">移行にまったく違和感がなかった</span>のだ。ここはとてもうまかったと思う。</p>
<div id="attachment_27918" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27918" class=" wp-image-27918" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ルックバック』4-300x225.jpg" alt="" width="500" height="376" /><p id="caption-attachment-27918" class="wp-caption-text">©藤本タツキ／集英社　©2026 K2 Pictures・集英社</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>背中で語るということ</h2>
<p>そのほかのアニメ版と実写版の違いを記せば、アニメ版では藤野が先導者であり、京本が追随者であるということが強調されていたんじゃないだろうか？</p>
<p>アニメ版で印象的だったのは、藤野が京本の手を引いて街を連れ回すシーンだ。このシーンは二度繰り返されていたと思うけれど、二度目のそれでは藤野がせっかちだからか、その手が離れそうになってしまう。その時の京本の腕は不自然に伸び切っていて、その後に京本は美術大学に行きたいという話をすることになるのだ。一方で実写版では、藤野が手を引く場面はそれほど印象的に扱われてはいない。</p>
<p>また、京本が亡くなった後の空っぽの部屋でも、アニメ版と実写版では遺されていたものが異なる。アニメ版では、藤野キョウの描いた『シャークキック』の単行本が何作も置かれている。京本は藤野と別れた後もずっと藤野先生のファンであり続けていたということになる。</p>
<p>それに対して実写版の場合、京本の部屋に遺されていたのは彼女が描いていた風景画だった。京本は自分のやりたいことを見つけ、それに向って邁進していたということなのだろう。</p>
<p>先ほども記したけれど、アニメ版では藤野が先導者で京本が追随者という関係が強調されていたけれど、実写版では京本も藤野に頼らずに生きていこうとしていたことが示されているとも言えるのだろう。</p>
<p>これによって藤野の罪悪感は和らげられることになっているのかもしれない。藤野が京本を引きこもりから救い出したことが悲劇のきっかけ。そんなふうに考えることだってできないわけではない。アニメ版の藤野は実際にそう口に出してもいる。</p>
<p>とは言うものの、結局は二人が小学生で出会っていたとしても、出会っていなかったとしても、どちらの世界でも京本は美術大学に通っているわけで、その点は変わらない。ただ、アニメ版の京本が藤野のファンあるいは追随者のままで終わってしまったと見えなくないのに対し、実写版のほうが<span class="marker-under-red">京本が独り立ちしている</span>感じもして、その点で後に遺された形の藤野も前を向きやすいということになるんじゃないだろうか。</p>
<p>タイトルをそのまま訳せば「振り返る」という意味になるけれど、同時に「背中を見て」という意味にもなる。劇中の４コマ漫画にもあったけれど、「背中で語る」ということがあるだろう。本作は冒頭シーンからして藤野の背中から始まり、藤野の背中で終わる。ここにもある種の覚悟みたいなものを感じさせる気がした。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/look-back/">『ルックバック』　背中で語る</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/look-back/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『バックルームズ』　不思議な空間造形</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/backrooms/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/backrooms/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 09 Sep 2026 10:49:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[キウェテル・イジョフォー]]></category>
		<category><![CDATA[ケイン・パーソンズ]]></category>
		<category><![CDATA[レナーテ・レインスヴェ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=27900</guid>

					<description><![CDATA[<p>監督のケイン・パーソンズは、本作がデビュー作という若者。 脚本はドラマシリーズ『ホームランド』のウィル・スーディク。 主演は『サンキュー、チャック』のキウェテル・イジョフォーと、『センチメンタル・バリュー』のレナーテ・レ [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/backrooms/">『バックルームズ』　不思議な空間造形</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督の<strong>ケイン・パーソンズ</strong>は、本作がデビュー作という若者。</p>
<p>脚本はドラマシリーズ<strong>『ホームランド』</strong>の<strong>ウィル・スーディク</strong>。</p>
<p>主演は<a href="https://everydayexcuse2.net/the-life-of-chuck/" target="_blank">『サンキュー、チャック』</a>の<strong>キウェテル・イジョフォー</strong>と、<a href="https://everydayexcuse2.net/sentvalue/" target="_blank">『センチメンタル・バリュー』</a>の<strong>レナーテ・レインスヴェ</strong>。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://a24jp.com/films/backrooms/" title="バックルームズ｜FILMS｜A24×Happinet Phantom Studios" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/1d9fcd80d2d0314d8a46e43383025c15.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">バックルームズ｜FILMS｜A24×Happinet Phantom Studios</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">ニューヨークを拠点とする気鋭の独立系映画スタジオA24の日本版公式サイト。ハピネットファントム・スタジオが運営し、A24×HPS作品の最新情報をお伝えします。</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://a24jp.com/films/backrooms/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">a24jp.com</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>舞台は、都市伝説とされていた空間“Backrooms”。<br />
「ある日突然 “現実世界の裏側”へ墜ちてしまったら…？」どこまでも続く黄色い壁紙の部屋、終わりのない廊下。不自然な間取りと、意味を失い床に埋まった設置物。<br />
わずかに現実からズレている――そんな出口のない“リミナルスペース”で、観客は“最高密度の不安と恐怖”を体験する。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>ある都市伝説の映画化</h2>
<p>“<span class="red">Backrooms</span>”というのは<span class="marker-under-red">ネットで話題になっていた都市伝説</span>ということらしい。予告編などでは“現実世界の裏側”などとも言われていたから、たとえば<strong>『ストレンジャー・シングス 未知の世界』</strong>のような“逆さまの世界”みたいなものなのかと思っていたのだが、それとはちょっと異なるようだ。</p>
<p>どうやら“<span class="red">リミナルスペース</span>”という言葉があるのだそうだ。AIによれば、「廊下や階段、ロビー、道路など「２つの場所をつなぐ境界・通過点」でありながら、本来いるはずの人が誰もいず、不気味さや懐かしさを感じさせる空間」ということ。</p>
<p>具体例としてわかりやすいのが映画<a href="https://everydayexcuse2.net/exit8-movie/" target="_blank">『８番出口』</a>だろう。主人公はいつの間にかに現実とそっくりだけれど不思議な世界に迷い込んでしまい、そこから抜け出せなくなってしまう。</p>
<p>普段なら多くの人が行きかう地下鉄の通路。そこはごく当たり前の空間なはずなのに、人が消えてしまうと妙に不気味に感じられる。そういうことは実際にもあるわけで、そうしたものが“リミナルスペース”というものなのだろうか？</p>
<p>“Backrooms”というものも“リミナルスペース”の一種で、最初は一枚の写真からスタートし、一部の人の間で大いに盛り上がることになったということのようだ。</p>
<p><strong>ケイン・パーソンズ</strong>という若者は、この盛り上がりを加速させるような役割を果たす。彼は16歳でyou tubeに本作の元になった短編を発表したのだ。この短編は大いに話題になり、それを拡大した形になったのが、この<strong>『バックルームズ』</strong>ということらしい。</p>
<p><a href="https://everydayexcuse2.net/obsaiai/" target="_blank">『オブセッション　災愛』</a>の時にも記したけれど、最近はホラー映画というジャンルで若い監督が次々に誕生している。本作の監督であるケイン・パーソンズは、その中でも最も話題性がある存在なのかもしれない。彼は本作完成時にはまだ20歳という若さだったのに、全米興行収入第１位を記録するほどの大ヒット作を生み出してしまったからだ。</p>
<div id="attachment_27895" style="width: 330px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27895" class=" wp-image-27895" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『バックルームズ』2-212x300.jpg" alt="" width="320" height="453" /><p id="caption-attachment-27895" class="wp-caption-text">© 2026 Backrooms Rights LLC, PC Films, LLC. All Rights Reserved.</p></div>
<h2>二人の主人公</h2>
<p>最初にyou tubeにアップされたと思しき短編を観てみると、<span class="marker-under-red">主役はバックルームズという不思議な空間そのもの</span>とも思える。いわゆるPOVスタイルで、カメラは視点人物の目線そのものになっているから、誰の目線なのかはわからない。観る人の目線とも言えるのかもしれない。</p>
<p>短編ならばそうした設定だけで押し切ることができる。しかし２時間の映画として公開するとなると、さすがに間がもたないということなのか、『バックルームズ』では主人公が設定されている。</p>
<p>それに伴ってバックルームズを歩き回る場面のスタイルも変化している。カメラは主人公の後ろ姿を追う形になっていて、観客は主人公の肩越しからそれを見守るような視点なのだ。</p>
<p>主人公は家具屋の店主のクラーク（<strong>キウェテル・イジョフォー</strong>）だ。クラークは離婚に苦しんでいるということなのか、セラピーに通っている。彼のセラピストがメアリー（<strong>レナーテ・レインスヴェ</strong>）という女性で、メアリーがもう一人の主人公だ。</p>
<p>メアリーはセラピーの中で、彼が奥様から家を追い出された時のことを再現させる。過去の記憶と向き合うことで前に進もうということらしい。しかしながら、そんなメアリー自身も複雑な過去を抱えている。メアリーは広場恐怖症の母親に家に閉じ込められる子ども時代を過ごしていたのだ。</p>
<div id="attachment_27894" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27894" class=" wp-image-27894" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『バックルームズ』3-300x169.jpg" alt="" width="500" height="282" /><p id="caption-attachment-27894" class="wp-caption-text">© 2026 Backrooms Rights LLC, PC Films, LLC. All Rights Reserved.</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>考察系映画？</h2>
<p>本作は過去の記憶を巡る物語とも言える。そして、本作におけるバックルームズという空間は、<span class="marker-under-red">記憶を不自然な形でコピーしてしまう</span>場所らしい（もちろんそれだけでもないのだが）。</p>
<p>クラークは家具屋の地下で発見したバックルームズに入り浸ることになる。バックルームズは一部の人には危険な場所なのに、彼はなぜか大丈夫らしいのだ。クラークはメアリーとのセラピーの時に「変わりたくない」と漏らしていた。バックルームズという場所は、クラークのそういう願いを叶えてくれるところになっていたのだ。</p>
<p>クラークがわざわざメアリーをバックルームズにおびき寄せるようなメッセージを残したのは、メアリーが彼のことを否定したと感じていたからだろう。彼は他人から否定されるのが許せないのだ（クラークは何でも人のせいにしたがる）。</p>
<p>キャプテン・クラークというモンスターは、クラークの肥大化した自己ということなのだろう。そんなモンスターはクラーク自身を喰い殺し、さらにクラークを否定したメアリーを追い詰めていく。</p>
<p>ラストでモンスターが登場するのは、本作がホラー映画というジャンル映画だからこそのお約束だろうか。こうした二人の主人公の物語が面白かったかと言えば、微妙な気もするし、後付けの物語を考察しても仕方ないんじゃないかという気もする。</p>
<div id="attachment_27893" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27893" class=" wp-image-27893" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『バックルームズ』4-300x169.jpg" alt="" width="500" height="282" /><p id="caption-attachment-27893" class="wp-caption-text">© 2026 Backrooms Rights LLC, PC Films, LLC. All Rights Reserved.</p></div>
<h2>不思議な空間造形</h2>
<p>そもそも本作はバックルームズというある種の不思議な空間を描くところからスタートしたわけで、一応２時間の作品にするために登場人物や上記のような物語を用意してはいるけれど、無理に付け加えているところもある。</p>
<p>この点でも、先ほども名前を挙げた『８番出口』とよく似ている。『８番出口』の元はゲームで、本作の元はネット上の都市伝説だ。それだけでは足りないから、物語が必要となるという点が共通しているのだ。</p>
<p>そのために『８番出口』は地下通路に意味を与えようとしたのと同じで、本作はバックルームズというものにこれまでになかった意味を与えている。それがバックルームズがなぜか人の記憶を不自然にコピーするという設定なのだ。</p>
<p>この点では二つの作品は似ている。しかし大きな違いもある。『８番出口』の地下通路は固定的なもので同じところをぐるぐる回るだけだったけれど、バックルームズは無限大だ。</p>
<p>広さも無限だし、上下移動もある。人間が建築したとは思えない空間もあり、中には騙し絵みたいに見えるものもある。そんな<span class="marker-under-red">不思議な空間の造形</span>が続くわけで、そのあたりが本作の見どころとなっている。これらの造形はとてもよく出来ているし、摩訶不思議でワクワクさせるものがあったと思う。本作はそういう部分を褒めるべきなのだろう。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/backrooms/">『バックルームズ』　不思議な空間造形</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/backrooms/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>『ヒンド・ラジャブの声』　大切なのは？</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/the-voice-of-hind-rajab/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/the-voice-of-hind-rajab/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 05 Sep 2026 03:13:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[アメル・レヘル]]></category>
		<category><![CDATA[カウテール・ベン・ハニア]]></category>
		<category><![CDATA[モタズ・マルヒース]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://everydayexcuse2.net/?p=27885</guid>

					<description><![CDATA[<p>監督・脚本は『皮膚を売った男』のカウテール・ベン・ハニア。 ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞（審査員グランプリ）を受賞し、アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされた。 原題は「The Voice of Hind Ra [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/the-voice-of-hind-rajab/">『ヒンド・ラジャブの声』　大切なのは？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督・脚本は<strong>『皮膚を売った男』</strong>の<strong>カウテール・ベン・ハニア</strong>。</p>
<p>ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞（審査員グランプリ）を受賞し、アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされた。</p>
<p>原題は「The Voice of Hind Rajab」。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://hindrajabjp.com/" title="映画『ヒンド・ラジャブの声』公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/dd93bf173f92b1363f1e6f58851c464f.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『ヒンド・ラジャブの声』公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">第82回 ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞受賞＜審査員グランプリ＞含む、驚異の＜八冠＞を記録!! 第98回 アカデミー賞 国際長編映画賞ノミネート 9月4日(金)より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://hindrajabjp.com/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">hindrajabjp.com</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>2024年1月29日。人道支援組織「赤新月社」のスタッフは緊急電話を受けた。 パレスチナ・ガザ地区で6歳の少女が助けを求めている。 スタッフたちは少女との通話を繋ぎ止めながら、救出するためにあらゆる手を尽くす……。<br />
少女の名前はヒンド・ラジャブ。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>ガザ地区で起きていること</h2>
<p><strong>『ヒンド・ラジャブの声』</strong>は、2024年1月29日にパレスチナ・ガザ地区で起きた実際の出来事を描いている。同じようにパレスチナの現状を描いたドキュメンタリー作品<a href="https://everydayexcuse2.net/no-other-land/" target="_blank">『ノー・アザー・ランド　故郷は他にない』</a>は、2023年の10月までの話で終わっていた。なぜ『ノー・アザー・ランド』がそこまでで終わっているのかと言えば、それ以降はイスラエルとパレスチナは戦争状態に陥ってしまったからだった。</p>
<p>だから2024年1月29日という『ヒンド・ラジャブの声』で描かれるのは、戦争状態のガザ地区における出来事ということになる。本作は一応はフィクションということになっている。しかしながら、本作で利用されているヒンド・ラジャブという少女の声は、<span class="marker-under-red">実際の緊急通報で録音されたもの</span>となっていて、その声を元に本作は作られているのだ。</p>
<p>緊急通報を受けることになるスタッフたちを演じているのは俳優たちだが、彼らは実際のヒンド・ラジャブの声とやり取りをしていく形になる。現実世界の実際の声を利用して、フィクションとして2024年1月29日に起きた出来事を再現していくことになるのだ。</p>
<p>本作はフィクションではあるけれど、重要なのはそれが実際に現実世界で起きたことだということだろう。日本の映画館で本作を観ている側としては信じがたいことがガザ地区では起こっている。そして、そうした信じがたい現実によって苦しめられる少女がいる。その声を多くの人に届けるために本作はあるのであって、それが現実の出来事であるということが何より重要なのだ。</p>
<div id="attachment_27883" style="width: 511px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27883" class=" wp-image-27883" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ヒンド・ラジャブの声』2-300x154.jpg" alt="" width="501" height="257" /><p id="caption-attachment-27883" class="wp-caption-text">©MIME FILMS — TANIT FILMS</p></div>
<h2>ヒンド・ラジャブの声</h2>
<p>舞台となるのはガザ地区ではない。ヨルダン川西岸にある人道支援組織「赤新月社」の事務所だ。「赤新月社」というのはイスラム圏における「赤十字社」ということらしい。</p>
<p>『ノー・アザー・ランド』の時にも記したけれど、ガザ地区というのは軍事的に包囲された場所になっていて、2023年の10月以降はイスラエルとの交戦状態にあるということなのだろう。一方でヨルダン川西岸地区は比較的安全で、「赤新月社」はそこで活動している。ガザ地区からの緊急通報もすべてヨルダン川西岸地区のほうで受電することになっているのは、ガザ地区ではそんな活動も危ぶまれる状態になっているということなのだろう。</p>
<p>主人公とも言える「赤新月社」のスタッフ・オマール（<strong>モタズ・マルヒース</strong>）が緊急通報を受ける。最初の通報でオマールはある少女とやり取りをすることになるけれど、助けを求める声も虚しくその少女の声は銃弾の音にかき消されることになってしまう。電話の向こう側で何が起こっているかは推測することしかできないけれど、恐らくイスラエル軍に殺されたのだ。</p>
<p>オマールがあまりの出来事に呆然としていると、しばらくして再び緊急通報がある。それがヒンド・ラジャブからの電話だ。ヒンド・ラジャブは「ちかくにせんしゃがいる」「むかえにきて」と訴える。</p>
<p>詳しく状況を聞き取ると、ヒンド・ラジャブは親戚たちと一緒に車に乗っていたところをイスラエル軍に襲撃されたらしい。そして、ほかの人たちがすでに息絶えた中で未だに車に取り残されていたのだ。</p>
<p>すぐにでも救急車を迎えにやりたい状況だ。しかし事態はそれほど簡単ではないらしい。ガザ地区は戦争状態にあるわけで、たとえ救急車とはいえそんな場所に向かうことは憚られるからだ。</p>

<p>&nbsp;</p>
<h2>助けたいけれど……</h2>
<p>緊急通報を受けたオマールは救急車を向わせることを要求する。調べたところによれば、ガザ地区にいる救急車はヒンド・ラジャブがいる場所から約８分の場所にいることが判明する。あっという間に救出できる距離ということになる。ところが<span class="marker-under-red">その距離は無限大のように</span>感じられてくることになるのだ。</p>
<p>救急車出動の要請はマフディ（<strong>アメル・レヘル</strong>）の仕事だ。マフディはすぐに「調整を始める」と言って電話をかけることになる。救急車を出動させるためには、あちこちにお伺いを立てなければならないのだ。戦争状態の中を突っ切っていくわけで、そのためには敵側のイスラエル軍にも赤十字を通してお伺いが必須となっているのだ。</p>
<p>ただ、この調整が遅々として進まない。その間もヒンド・ラジャブは電話の向こうで恐怖に震えつつ助けを求めている。ヒンド・ラジャブと直接やり取りしたオマールとしては、そんな手続きに時間をとられてしまうのがもどかしい。調整役のマフディを無視して、救急車の運転手に直接電話をかけようとしてマフディと衝突することになる。</p>
<p>オマールが焦る気持ちも理解できるけれど、マフディにも言い分はある。マフディはこれまでの救急車出動によって犠牲になってきた仲間たちの写真をオマールに突き付ける。マフディは次に犠牲者が出たとしたら仕事を辞めるつもりだと語る。マフディもヒンド・ラジャブのことを助けたいと思っている。しかし、そのためにほかの救急隊員を危険にさらすことはできないということなのだ。</p>
<div id="attachment_27881" style="width: 511px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27881" class=" wp-image-27881" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ヒンド・ラジャブの声』4-300x154.jpg" alt="" width="501" height="257" /><p id="caption-attachment-27881" class="wp-caption-text">©MIME FILMS — TANIT FILMS</p></div>
<h2>映画にする意義</h2>
<p>調整には約３時間を要することになる。ヒンド・ラジャブは「くらくなるのがこわい」と言っていたのに、日が暮れかかるまで調整に時間がかかってしまったのだ。そしてようやく救急車は救出に向かうことになるわけだが、救急車はヒンド・ラジャブの目前に迫りながらも、驚くべきことにイスラエル軍によって爆撃を受けることになってしまうのだ。</p>
<p>イスラエル軍からの許可を得て出発したはずが、イスラエル軍はそれを無視して攻撃してきたということらしい。「赤新月社」のスタッフも呆然とする中、映画は事の顛末を静かに告げて終わることになる。</p>
<p>最終的にヒンド・ラジャブと２人の救急隊員の死が確認されたのは、それから12日が経過してからだったという。ヒンド・ラジャブが乗っていた車は300発以上もの銃弾が打ち込まれ、救急車も跡形もないほどに破壊されていた実際の様子が示されることになる。</p>
<p>信じがたいことだがこれは実際に起きた出来事だ。一体どんな理由があって、ヒンド・ラジャブという少女が殺されるなんて出来事が起きることになるのだろうか。それについては、本作では敵側のイスラエルについてはまったく描かれないためにわからないわけだれど、理解しかねるような悲惨な出来事がガザ地区で起きていることだけは確かなのだ。</p>
<p>本作の意図は、そんな戦争の犠牲となってしまったヒンド・ラジャブの声を多くの人に届けるためにある。カウテール・ベン・ハニア監督は「<span class="marker-under-red">映画とは「記憶」のための場所</span>であり、ソーシャルメディアは「忘却」の場所」だと語っている。</p>
<p>SNSなどで次々に流れていく情報はすぐに忘れられてしまうことがあるけれど、映画になればそれは観た人の「記憶」に残るということなのだろう。そんな意味で、単なる情報の発信ではなく映画として公開されるということに意義があるということなのだ。</p>
<div class="blogcard-type bct-reference-link">

<a rel="noopener" href="https://d4p.world/38150/" title="占領下でも「決して封殺することのできない声がある」――映画『ヒンド・ラジャブの声』監督インタビュー - Dialogue for People（ダイアローグフォーピープル／D4P）" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/16ad54ff8466b706d837068a547f1bf5.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="320" height="180" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">占領下でも「決して封殺することのできない声がある」――映画『ヒンド・ラジャブの声』監督インタビュー - Dialogue for People（ダイアローグフォーピープル／D4P）</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">インタビュー 映画『ヒンド・ラジャブの声』が9月4日、日本で公開となる。パレスチナ・ガザ地区で2024年1月、家族を殺害され</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://d4p.world/38150/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">d4p.world</div></div></div></div></a>
</div>
<div id="attachment_27882" style="width: 509px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-27882" class=" wp-image-27882" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/09/『ヒンド・ラジャブの声』3-300x169.jpg" alt="" width="499" height="282" /><p id="caption-attachment-27882" class="wp-caption-text">©MIME FILMS — TANIT FILMS</p></div>
<h2>蛇足？</h2>
<p>以上で終わりにしてもいいだろう。本作を観た人はヒンド・ラジャブの最期に唖然とし、そんな出来事を引き起こしたイスラエル軍の凶行に怒りを覚えることになるだろう。それで本作は十分に役目を果たしているとも言えるからだ。</p>
<p>ただ、気になる点もあるので、最後に付け加えておく。<strong>カウテール・ベン・ハニア</strong>監督の前作<a href="https://everydayexcuse2.net/hifu-movie/" target="_blank">『皮膚を売った男』</a>は、社会風刺とエンタメのどちらをやりたいのか判然としないところがあった。描こうとしているもの（つまりはテーマとか主題とか）と手法がズレているような気がしてしまったのだ。</p>
<p>本作もそれと同様のことが生じているような気もした。先ほども記したように、本作の目的はヒンド・ラジャブの声を届けることだ。彼女の声は実際の緊急通報で録音されたもので、本作はそれを利用しているだけで訴えかけるものがある。ドキュメンタリーとして製作することだって可能だったはずだろう。しかし本作はフィクションにすることを選んでいる。</p>
<p>本作の役者陣はヒンド・ラジャブの実際の声を聞きながら、それに応じる演技をしたようだ。その応対に関しても、実際の出来事を当然ながら参照しているのだろう。本作はドキュメンタリーの手法とフィクションを組み合わせたような形になっているのだ。</p>
<p>カウテール・ベン・ハニア監督は、『皮膚を売った男』ではフィクションでアカデミー賞にノミネートされ、ドキュメンタリー作品の<strong>『Four Daughters フォー・ドーターズ』</strong>でもアカデミー賞にノミネートされたらしい。フィクションとドキュメンタリーの間を行き来しているということだ。</p>
<p>だから本作はフィクションとドキュメンタリーの融合を目指しているということなのだと思うのだけれど、真に迫った（というかリアル以外の何ものでもないわけだけれど）ヒンド・ラジャブの声からすると、それを受ける側のほうが過剰なものに感じてしまったのだ。</p>
<p>劇中の大半は調整がうまくいかずに停滞した状況にあり、助けにいきたいオマールとそれを制する形のマフディのやり取りに終始する。オマールはもどかしさから時に度を越した行動をしたりもする。</p>
<p>助けたいのに助けられない。そのもどかしさはわかる。しかしそれ以上に重要なのは、ヒンド・ラジャブの声を伝えることだろう。フィクションとして再現することで出来事が観客に伝わりやすくなっている側面はあると思うけれど、その分、助ける側のもどかしさのほうへ焦点が移行してしまっているようにも感じられた。</p>
<p>繰り返すけれど重要なのはヒンド・ラジャブの声を伝えることだ。しかしフィクションとして再現したことで、そこからズレが生じてきてしまっていたようにも思えたのだ。本作がとても意義を持つ作品だということはわかるけれど、そのあたりがちょっと気になってしまった。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/the-voice-of-hind-rajab/">『ヒンド・ラジャブの声』　大切なのは？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://everydayexcuse2.net/the-voice-of-hind-rajab/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>

<!--
Performance optimized by W3 Total Cache. Learn more: https://www.boldgrid.com/w3-total-cache/?utm_source=w3tc&utm_medium=footer_comment&utm_campaign=free_plugin

Disk: Enhanced  を使用したページ キャッシュ

Served from: everydayexcuse2.net @ 2026-10-13 07:01:01 by W3 Total Cache
-->