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	<description>　新作映画の感想などを綴っています。</description>
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	<title>everydayexcuse</title>
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		<title>『ヴィットリア　抱きしめて』　誰のために？</title>
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		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 14 Apr 2026 11:49:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[アレッサンドロ・カッシゴリ]]></category>
		<category><![CDATA[ケイシー・カウフマン]]></category>
		<category><![CDATA[ジェンナーロ・スカーリカ]]></category>
		<category><![CDATA[ニーナ・ロレンツァ・チャーノ]]></category>
		<category><![CDATA[マリレーナ・アマート]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>監督・脚本は『カリフォルニエ』のアレッサンドロ・カッシゴリとケイシー・カウフマン。２人の作品は日本では最初の劇場公開とのこと。 ヴェネツィア国際映画祭で最優秀イタリア映画賞を受賞した。 映画『ヴィットリア　抱きしめて』公 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/vittoria/">『ヴィットリア　抱きしめて』　誰のために？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督・脚本は<strong>『カリフォルニエ』</strong>の<strong>アレッサンドロ・カッシゴリ</strong>と<strong>ケイシー・カウフマン</strong>。２人の作品は日本では最初の劇場公開とのこと。</p>
<p>ヴェネツィア国際映画祭で最優秀イタリア映画賞を受賞した。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://cinema.starcat.co.jp/vittoria/" title="映画『ヴィットリア　抱きしめて』公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/903e6eca3dc795b3ab9a40940d13bb90.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『ヴィットリア　抱きしめて』公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">4月10日公開。イタリア映画『ヴィットリア 抱きしめて』公式サイト。ナポリ南部の街で養子縁組に取り組む一家の、大きな決断を描く。</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://cinema.starcat.co.jp/vittoria/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">cinema.starcat.co.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>ジャスミンは、夫と３人の息子たちに囲まれ、オーナーを務めるヘアサロンは大繁盛と、満ち足りた日々を送っていた。しかし40歳を迎えた頃、父の死をきっかけに異変が起きる。金髪の少女を父から託される夢を繰り返し見るようになり、自分の人生には「娘」が必要だという想いに囚われるようになる。ジャスミンは養子縁組で娘を迎え入れることを決意するが、それは幸せだった家族に大きな波乱を巻き起こすのだった。<br />
イタリア国内での養子縁組はハードルが高く、それをクリアしたとしても性別を選ぶことは許されていない。家庭内が疲弊していく中、夫から「あきらめるんだ。家族のために」と諭されたジャスミンは一度は断念したものの、どうしてもあきらめきれず国際養子縁組という手段を選ぶ。そうして一家が下した、大きな決断とは――。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>当事者が演じる物語</h2>
<p>養子という制度を題材にした作品だ。本作が似たような題材を扱った作品とちょっと異なっているのは、主人公には子どもは３人もいるけれどみんな男の子ばかりで、どうしても女の子が欲しいという設定だろうか。しかしながらこの設定は実話に基づくもので、しかもその<span class="marker-under-red">当事者がそれを劇中で演じている</span>。</p>
<p>主人公のジャスミンを演じているのは<strong>マリレーナ・アマート</strong>という女性だが、彼女は劇中のジャスミンと同じく美容師だ。監督を務める<strong>アレッサンドロ・カッシゴリ</strong>と<strong>ケイシー・カウフマン</strong>は、前作の撮影中にマリレーナ・アマートと知り合い、彼女から養子縁組の話を聞いたらしい。それが本作製作のきっかけになったのだ。</p>
<p><strong>『ヴィットリア　抱きしめて』</strong>の劇中でジャスミンとその家族を演じるのは、マリレーナ・アマートとその本当の家族たちだ。マリレーナ・アマートが養子縁組をした経験を映画化するのにあたり、それをその当事者が演じ、家族もまた自分の役を演じているということになる。というのも養子縁組によって新たな家族を迎えるということは、マリレーナ・アマートだけの問題ではなくて家族全体の問題でもあるからだろう。</p>
<p>本作はその当事者たちが自分自身を演じることになっているわけで、まるでドキュメンタリーのようなとてもリアリティのある話になっている。それもそのはずで当事者だけにその気持ちは痛いほどよくわかるのだ。</p>
<div id="attachment_26789" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img fetchpriority="high" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26789" class="wp-image-26789" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『ヴィットリア-抱きしめて』2-300x162.jpg" alt="" width="500" height="270" /><p id="caption-attachment-26789" class="wp-caption-text">©2024 Zoe Films, Sacher Film, Scarabeo Entertainment, Ladoc</p></div>
<h2>様々な障壁を乗り越えて</h2>
<p>ジャスミンが女の子を養子に欲しいと考え出したのには、夢が関わっている。亡くなった父親が彼女に金髪の女の子を託すという夢を見たというのだ。ただ、ジャスミン自身もその考えをなかなか家族に言い出せなかったのは、自分でも突飛な考えだと感じていたのかもしれない。</p>
<p>旦那のリーノ（<strong>ジェンナーロ・スカーリカ</strong>）は「すべてを持っているのに」と困惑する。実際にジャスミンは傍目にはそう見えるだろう。５人家族でリーノは自分の事業を拡大しようとしているし、ジャスミンの経営する美容室も繁盛している。さらには長男もその跡継ぎとして美容師の道を歩んでいるわけで、一家には何の問題もないのだ。そこになぜもうひとりの家族が必要なのかということだろう。</p>
<p>それでもジャスミンにとっては切実な問題らしく、様々な障壁にぶち当たってもどうしても諦めることができず、何とかそれを乗り越えようとする。</p>
<p>養子を迎えるためには色々と審査が必要になる。親戚縁者からの同意が必要になったり、社会福祉士との面談があったりする。そうした審査に合格しても別の問題が生じる。イタリア国内の養子縁組では性別を選ぶことができないのだ。ジャスミンは女の子が欲しかったわけで、それでは意味がないことになってしまう。そのために彼女は国際養子縁組という制度を活用することになる。</p>
<p>しかしそうした外部の問題ばかりではない。新しい家族を迎えるジャスミンの家族内部の問題もある。今の家族にトラブルが生じている時、それを差し置いて新しい家族を迎えるわけにはいかないだろう。さらには経済的な問題もある。成員が増えるとなれば当然出費も増える。ある程度の余裕がなければ、養子を迎えることはできないのだ。</p>
<div id="attachment_26788" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26788" class=" wp-image-26788" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『ヴィットリア-抱きしめて』3-300x162.jpg" alt="" width="500" height="270" /><p id="caption-attachment-26788" class="wp-caption-text">©2024 Zoe Films, Sacher Film, Scarabeo Entertainment, Ladoc</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>親になるということの責任</h2>
<p>それでもジャスミンはそうした障壁を乗り越えて、ようやく養子候補のヴィットリア（<strong>ニーナ・ロレンツァ・チャーノ</strong>）に会うことになる。ところがそこにもまた大きな障壁が待っている。ジャスミンは国際養子縁組で海外に渡りヴィットリアに会うことになるのだが、実際に会ってみると聞いていたこととは違うこともある。ヴィットリアには「言葉の遅れがある」と聞かされていたのだが、認知機能に障害がある可能性があるのだという。</p>
<p>ヴィットリアは自分の名前を訊かれても答えられない。それが極度の人見知りによるものなのか、あるいは認知の機能に問題があるのかがわからない。そうなるとジャスミンの決意も揺らぐことになり、彼女は「責任が重すぎる」と漏らすのだ。</p>
<p>この時のジャスミンが何を思ったのか。子どもを育てるのにはもちろん手がかかる。障害を持つ子どもだとすればなおさらだろう。彼女は仕事も抱えているわけで、自分のわがままで家族に迷惑をかけることを恐れたのかもしれない。ジャスミンは、そういう状況になってみて初めて<span class="marker-under-red">養子を迎えることの責任</span>に気づいたのだ。</p>
<div id="attachment_26787" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26787" class="wp-image-26787" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『ヴィットリア-抱きしめて』4-300x162.jpg" alt="" width="500" height="270" /><p id="caption-attachment-26787" class="wp-caption-text">©2024 Zoe Films, Sacher Film, Scarabeo Entertainment, Ladoc</p></div>
<h2>誰のために？</h2>
<p>ジャスミンは自分の願望の実現のために躍起になっていて、ともすれば養子として迎えられる側のヴィットリアの気持ちを<ruby>疎<rt>おろそ</rt></ruby>かにしている節がある。認知機能のテストとして、ヴィットリアに円を描かせてみようとしたりするのも、迎い入れる側のことばかりを考えているからだろう。</p>
<p>また、施設の職員もヴィットリアにそのテストをやらせようと必死だ。施設の子どもたちは里親が見つからなければいつまでもその施設を出ることもできないわけで、ヴィットリアのために職員も必死になってしまうのだ。</p>
<p>それでもヴィットリアは周囲の状況をあまり理解していないようだ。周囲が彼女に何かをさせようとしているのに対し、ただただ困惑している。そんな状況の中でただひとり冷静に事態を把握していたのは、ジャスミンの夫のリーノだ。彼はそんな下らないテストなどを無視して、ヴィットリアをただ抱き上げるのだ。</p>
<p>親になるということはそういうことなのだろう。<span class="marker-under-red">産まれてくる子どもを親が選ぶことなどできない</span>のだ。障害があろうがなかろうが、まるごと受け入れるしかないのだ。そんなリーノに後押しされる形でようやくジャスミンもヴィットリアを抱きしめることになる。</p>
<p>日本の特別養子縁組について描いた<a href="https://everydayexcuse2.net/asagakuru-movie/" target="_blank">『朝が来る』</a>では、その制度に関してこんなふうに説明していた。特別養子縁組は親が子どもを見つける制度ではなく、何らかの要因で親と一緒に暮らせない<span class="marker-under-red">子どものほうが親を見つけるための制度</span>だというのだ。</p>
<p>ジャスミンは自分の願望ばかりに固執していたけれど、そもそも養子縁組という制度は子どものためにあるということなのだろう。ジャスミンはリーノの後押しでそれにようやく気づいたのだ。涙を誘う感動的な場面だったと思う。</p>
<p>本作は事実をもとにしたフィクションだが、エンドロールではジャスミン役のマリレーナ・アマートとその家族の写真が登場する。そこにはすでに13歳となった本当のヴィットリアの姿もある（劇中のヴィットリアは別人）。その姿を見ると、ヴィットリアはいい家庭に迎えられたと誰もが思うんじゃないだろうか。</p>
<p>マリレーナ・アマートは自分がすでに経験したことを、演技することでもう一度追体験する形になった。そこには家族とのトラブルなど辛い部分もあったはずだ。それでもこの作品に出ることになったのは、彼女がインタビューで語っているように「養子は、計り知れない幸せを運んできてくれ」るからであり、それを多くの人に知ってもらいたかったということなのだろう。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
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		<title>『ハムネット』　感動する話を</title>
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		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 11 Apr 2026 05:41:26 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[クロエ・ジャオ]]></category>
		<category><![CDATA[ジェシー・バックリー]]></category>
		<category><![CDATA[ポール・メスカル]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>原作はマギー・オファーレルの同名小説。 監督は『ノマドランド』のクロエ・ジャオ。 主演は『ザ・ブライド！』のジェシー・バックリー。 米アカデミー賞では作品賞ほか計８部門にノミネートされ、主演女優賞を獲得した。 映画『ハム [&#8230;]</p>
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]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>原作は<strong>マギー・オファーレル</strong>の同名小説。</p>
<p>監督は<strong>『ノマドランド』</strong>の<strong>クロエ・ジャオ</strong>。</p>
<p>主演は<strong>『ザ・ブライド！』</strong>の<strong>ジェシー・バックリー</strong>。</p>
<p>米アカデミー賞では作品賞ほか計８部門にノミネートされ、主演女優賞を獲得した。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://hamnet-movie.jp/" title="映画『ハムネット』オフィシャルサイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/159754699b4c1f8124b1717724d5f578.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『ハムネット』オフィシャルサイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">あの不朽の名作誕生の裏には何があったのか――シェイクスピア夫婦の”愛”と”悲劇”を描く知られざる物語</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://hamnet-movie.jp/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">hamnet-movie.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>1580年イギリスの小さな村。貧しいラテン語教師ウィリアム･シェイクスピアは、森を愛する自由奔放なアグネスと出会う。２人は互いに惹かれ合い、情熱的な恋愛の末に結婚して3人の子供を授かるが、ウィリアムが遠く離れたロンドンで演劇のキャリアを模索する一方、アグネスは独りで子どもたちを守り家庭を支えていた。そんななか一家に大きな不幸が訪れ、かつて揺るぎなかった夫婦の絆が試されることになる――。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>感動する話を</h2>
<p>毎週のように新作映画を観て何かしらを書くことを習慣としているけれど、最近は心を動かされることが少ない気もする。歳のせいで何かが鈍ってきているのかとも思わなくもないけれど、<strong>『ハムネット』</strong>は久しぶりに<span class="marker-under-red">涙なしには観られない作品</span>だったと思う。</p>
<p>そもそもなぜ人はフィクションを必要とするのだろうか？　本作はそんな問いに対しても答えをくれる。要は単純なのだ。主人公のアグネス（<strong>ジェシー・バックリー</strong>）が最初に要望するのは「<span class="marker-under-red">感動する話をして</span>」というものだった。それに対して、のちにウィリアム・シェイクスピア（<strong>ポール・メスカル</strong>）という有名劇作家となる名もなき男が語ったのが、オルフェウスの物語だった。</p>
<p>この男は口下手で、物語を語ることでしか自分を表現できないところがあるのだ。そして、そんな彼が本作の最後に提示するのが『ハムレット』の物語なのだ。</p>
<p>シェイクスピアの傑作として名高い『ハムレット』。何度も映画化されていて繰り返し観た作品のはずだったけれど、本作を観るとまた違ったものとして見えてくることになる。</p>
<p>『ハムネット』には原作があるのだそうで、日本語にも翻訳されているらしい。実はウィリアム・シェイクスピアという人についてはよくわかっていない部分が多いのだそうで、この原作はそうした謎の部分をフィクションで補う形になっているらしい。そして、この原作ではシェイクスピアの戯曲の中でも傑作として評判が高い『ハムレット』の創作秘話をフィクションとして描いているのだ。</p>
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<p>本作の冒頭では、当時は「ハムネット（Hamnet）」と「ハムレット（Hamlet）」は代用可能な名前で、同じものとして感じられていたということが字幕で示される。そして、このハムネットというのはシェイクスピアの息子の名前だったのだ。</p>
<p>ところがこのハムネットは11歳という年齢で亡くなってしまう。当時のペストの流行が原因らしい。そして、その３年後に『ハムレット』という戯曲が誕生するというのが史実だ。ハムネットが亡くなり、『ハムレット』が誕生する。実際にはどういう経緯で『ハムレット』が誕生したのかはわかっていない。しかしここに関連性を見出し、「感動する話」を作り出そうとしたのがこの原作ということなのだろう。</p>
<div id="attachment_26749" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26749" class=" wp-image-26749" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『ハムネット』4-300x199.jpg" alt="" width="500" height="332" /><p id="caption-attachment-26749" class="wp-caption-text">©2025 FOCUS FEATURES LLC.</p></div>
<h2>対照的な二人</h2>
<p>史実ではウィリアム・シェイクスピアは18歳でアン・ハサウェイという26歳の女性と結婚したことになっている。ただ、このアン（＝アグネス）という人物についてもよくわかっていないらしい。アンは悪妻だったという話もあるようだが、本作のアグネスはウィリアムを支える妻として描かれている。</p>
<p>本作の主人公はこのアグネスだ。冒頭はアグネスが森の緑の中で横たわっている場面だ。<a rel="noopener" href="https://diverseblog.blog.fc2.com/blog-entry-380.html" target="_blank">『ウィッチ』</a>という作品でも、共同体から追放された人たちが森の近くで住むことになっていたように、森というのは魔女が住まう場所とされていた時代なのだ。アグネスはそんな森で鷹匠のようにタカと戯れ、薬草を探して森の中を彷徨っている。このアグネスの姿は、自然の中で生きることの素晴らしさが描かれた<strong>クロエ・ジャオ</strong>の出世作<a href="https://everydayexcuse2.net/nomadland/" target="_blank">『ノマドランド』</a>にも通じるところがあるだろう。</p>
<p>一方のウィリアム・シェイクスピアはラテン語教師で、アグネスが住む家の子どもたちのところへ彼が通うことになり、二人は出会い惹かれ合うことになる。</p>
<p>クロエ・ジャオは二人に関してこんなふうに解説している。「アグネスは自然と深く繋がり、自身の直感を大切にする人物です。一方でウィルは、想像力によって新しいものを生み出し、言葉や知性を通じて世界に意味を見つけようとする人物です。」と。</p>
<p>対照的な二人だが、互いのことを理解している。ウィリアムは皮製品を作る職人の息子として、家業を継ぐことを求められていた。しかしウィリアムは物語を語ることが好きで、彼はアグネスの後押しがあったからこそロンドンで出て演劇の世界へと入ることができたのだ。ところが息子ハムネットの死が二人の間に隙間風を吹かせることになる。</p>
<div id="attachment_26750" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26750" class=" wp-image-26750" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『ハムネット』3-300x199.jpg" alt="" width="500" height="332" /><p id="caption-attachment-26750" class="wp-caption-text">©2025 FOCUS FEATURES LLC.</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>死神を騙して身代わりに</h2>
<p>二人の間には３人の子どもが誕生する。そのうち２人は双子だ。それがハムネット（<strong>ジャコビ・ジュープ</strong>）とジュディス（<strong>オリビア・ライン</strong>）だ。</p>
<p>ジュディスは誕生した時から身体があまり強くはなかったようで、最初にペストにかかったのもジュディスだった。ところがハムネットはその身代わりとなる。死神を騙してジュディスの代わりにハムネットが死ぬことになるのだ。これは父親ウィリアムとの約束でハムネットが「家族を守る」ことを誓っていたからでもある。</p>
<p>幼い子どもが死んでしまう。これは当時はそれほど珍しいことではなかったようだ。ウィリアムの母親メアリー（<strong>エミリー・ワトソン</strong>）も３人の子どもを亡くしているらしい。とはいえ、そうした事実がそう簡単に済むものでないことも言うまでもない。</p>
<p>ハムネットが亡くなってしまうと夫婦関係も変わり、アグネスはウィリアムがハムネットの傍にいなかったことを責めることになる。子どもを喪った夫婦が辿るであろう、ごく一般的な姿なのだろう。</p>
<p>ウィリアムはそれに対して何も言うことができずにまたロンドンへと戻っていく。そして３年後にようやく『ハムレット』が初演になる。その間、ウィリアムは息子が死んだことに関してアグネスに慰めの言葉もかけてやれずにいたわけだが、『ハムレット』という演劇自体がその代わりとなるような役目を果たすことになるのだ。</p>
<div id="attachment_26751" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26751" class=" wp-image-26751" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『ハムネット』2-300x199.jpg" alt="" width="500" height="332" /><p id="caption-attachment-26751" class="wp-caption-text">©2025 FOCUS FEATURES LLC.</p></div>
<h2>涙を禁じ得ないラスト</h2>
<p>本作のラストでは『ハムレット』が演じられることになるわけだが、その噂を聞きつけたアグネスは最前列でその劇を見守ることになる。最初は、劇中の男が自分の息子の名前を勝手に名乗っていることに苛立ちを隠せないわけだが、ある瞬間から様子が変わる。</p>
<p>実は『ハムレット』には、ハムレットと呼ばれる人物は二人登場する。それは殺されたハムレット王と、その息子のハムレット王子だ。これに関してアグネスはちょっとした勘違いをしていて、ハムレット王子の代わりに王が殺されたなどと語るのだが、これはハムネットがジュディスの身代わりになったことと混同しているのだ。</p>
<p>ただ、このハムレット王子の登場がアグネスに変化をもたらす。というのも、ハムレット王子を演じているのが<strong>ノア・ジュープ</strong>で、ハムネットを演じていた<strong>ジャコビ・ジュープ</strong>の本当の兄だからだ。見た目からして似ているところがあるのだ。アグネスは常にハムネットの姿を捜してしまっているとウィリアムに打ち明けていたわけで、その時、その捜していたハムネットの姿を劇の中のハムレット王子に見出すことになるのだ。</p>
<p>そして、そのハムレット王子は舞台狭しと立ち回り、剣戟を演じてみたりするわけで、アグネスとしては幼きハムネットが将来の夢として語っていたことを、まさにその演劇で実現しているようにも見えてくるわけで、アグネスは一気にその物語に入り込んでいくことになるのだ。</p>
<p>演劇冒頭近くでは亡霊となったハムレット王が登場し、王子に対して「さらば、さらば、わたしを忘れるな」と言い残して去っていく。そして、最後にはハムレット王子が「わたしの話を伝えてほしい」と言い残して死んでいく。もちろんこれらの言葉はハムレットのものだが、それはアグネスにとってハムネットの言葉としても響いてくる。それらの言葉が彼女にとって何よりも救いになったことは、ラストの表情が示しているだろう。それこそが<span class="marker-under-red">フィクションというものの持つ力</span>ということだ。アグネスの薬草は身体を癒すことになっていたけれど、ウィリアムの戯曲は心を癒すことにもなっているというわけだ。</p>
<p>そして、この演劇によって、ハムレット＝ハムネットという名前は後世にも残ることになった。ミッシング・リンクを埋める物語として、これほど見事に決まった作品もないんじゃないかと思うし、素直に感動を禁じ得なかった。</p>
<p>奇を衒うことはない作品で、定番と言えば定番だけれど、心動かされる作品になっていたことは間違いないと思う。本作に関しては、まずは『ハムレット』を予習してから臨むことがいいのかもしれない。私はローレンス・オリヴィエが監督・主演した1948年の『ハムレット』を観てから臨んだのだが、聞き覚えのある台詞も、別の背景を持って新たな意味を帯びてくるという点がとてもスリリングでもあったのだ。</p>
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<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/hamnet/">『ハムネット』　感動する話を</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>『落下音』　亡霊が見守る家</title>
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		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 07 Apr 2026 12:40:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[マーシャ・シリンスキ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>監督はマーシャ・シリンスキ。長編としては第２作とのこと。 カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、審査員賞を受賞した。 原題は「In die Sonne schauen」で、「太陽を見つめる」といった意味。英語版 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/rakkaon/">『落下音』　亡霊が見守る家</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督は<strong>マーシャ・シリンスキ</strong>。長編としては第２作とのこと。</p>
<p>カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、審査員賞を受賞した。</p>
<p>原題は「In die Sonne schauen」で、「太陽を見つめる」といった意味。英語版のタイトルは「Sound of Falling」。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://gaga.ne.jp/rakkaon_NOROSHI/" title="映画『落下音』公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/ceea818615ac695d6e08e0062194da45.png" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『落下音』公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">第78回 カンヌ国際映画祭＜審査員賞＞受賞 第98回アカデミー賞(R)ドイツ代表選出 北ドイツの農場、四つの時代、四人の少女。百年にわたる怪奇譚。 4.3Fri公開</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://gaga.ne.jp/rakkaon_NOROSHI/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">gaga.ne.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>1910年代、アルマは同じ村で、自分と同じ名を持つ幼くして死んだ少女の気配に気づく。1940年代、戦争の傷跡が残る中、エリカは片脚を失った叔父への抑えきれない欲望に気づき、自らの得体のしれない影に戸惑う。1980年代、アンゲリカは常に肌にまとわりつく“何か”の視線に怯えていた。そして現代、家族と共に移り住んだレンカは、自分の存在が消えてしまいそうな孤独感に蝕まれていく。<br />
百年の時を経て響き合う彼女たちの＜不安＞が、この北ドイツの農場を静かに覆いつくしていく——</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>カンヌっぽい難解作</h2>
<p>いかにもカンヌ映画祭っぽいといった印象の作品だった。高尚な感じはするけれど、何だかよくわからない映画ということだ。映像は素晴らしいし、不穏な音を響かせるサウンドデザインもいい。<span class="marker-under-red">映像による叙事詩</span>ということになるのだろうが、描かれている出来事はわかっても、なぜそうなったかということを語るつもりはないようで、唐突にその出来事が描かれていくために、一度観ただけでは迷子になってしまう人も多いんじゃないかと思う（もちろん私もそうだ）。</p>
<p>４つの時代の４人の女性が主人公ということになっているけれど、その時代の区別がはっきりしない。というのは風景がほぼ変わらないからだ。最後の2020年代にはスマホなんかも出てくるけれど、それ以外に時代を示すものはほとんどないと言ってもよく、次々と出てくる人は変わるものの、それがいつのことなのかはよくわからないまま展開していくのだ。</p>
<p>終わってみれば、北ドイツの農場というひとつの場所を舞台にした作品で、そこに住む家族の100年に渡る時の流れみたいなものを描いているということになる。</p>
<p>ひとつの場所を舞台にしているという点では<a href="https://everydayexcuse2.net/here-movie/" target="_blank">『HERE 時を越えて』</a>と似ているところがある。時間軸があちこちにシャッフルされる点でも同じだ。とはいえ、誰が観てもわかるように作られている『HERE 時を越えて』と比べて、本作は難解だ。</p>
<p>そんな難解さも含めてどことなく<strong>ガルシア＝マルケス</strong>の小説<strong>『百年の孤独』</strong>を思わせなくもない（ラストの不思議な浮遊現象はマジック・リアリズムだろうか）。ちなみに『百年の孤独』には、主人公一家の家系図がついているバージョンもあるらしい。あったほうが断然読者の理解の助けになるだろう（私の手元にあるバージョンにはついていない）。</p>
<p>本作の場合も、公式サイトにある「キャラクター相関図」を頭に入れてから観たほうがよかったのかもしれない。なぜか公式サイトではネタバレを恐れて「鑑賞後に」と謳っているのだけれど、ネタバレして興をそがれるような作品とは違うんじゃないかとも思う。</p>
<div id="attachment_26730" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26730" class=" wp-image-26730" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『落下音』2-300x228.jpg" alt="" width="500" height="379" /><p id="caption-attachment-26730" class="wp-caption-text">©Fabian Gamper &#8211; Studio Zentral</p></div>
<h2>亡霊が見守る家</h2>
<p>1910年代のアルマ（<strong>ハンナ・ヘクト</strong>）はまだ幼い少女で、写真の中に自分と同じ名前の女の子がいるのを知る。そして、その写真の中の女の子はすでにこの世にはいないのだ。アルマは時にカメラを覗き込むような視線を向けるのだが、この視線はカメラのこちら側を見ているというよりは、普通の人には見えないものを見ているもののように思えてくる。アルマが<span class="marker-under-red">亡霊を見てしまったかのような視線</span>に見えてくるのだ。</p>
<p>そんな視線を受けることになる観客は、アルマと目が合ってしまった亡霊になったように感じるかもしれない。観客はその家に取り憑いた亡霊のように、その家に住む人を覗き見していくことになるのだ。日本でも田舎の家の鴨居には代々の先祖の写真が飾られたりしているけれど、そんなふうに先祖が見守っているイメージなのかもしれない。</p>
<p>本作のビジュアルは<strong>フランチェスカ・ウッドマン</strong>という写真家の作品からインスピレーションを得ている部分があるようだ。シャッターが押された瞬間に被写体が動いてしまって、まるでお化けのようになってしまっている写真がいくつも登場する（モーションブラーと言うらしい）。そうしたちょっと不気味なそうした写真も、その家に死者の魂みたいなものが漂っているという雰囲気を醸し出していくことになるのだ。</p>
<div id="attachment_26729" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26729" class="wp-image-26729" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『落下音』3-300x228.jpg" alt="" width="500" height="380" /><p id="caption-attachment-26729" class="wp-caption-text">©Fabian Gamper &#8211; Studio Zentral</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>無意識の繰り返し</h2>
<p><strong>『落下音』</strong>では、1910年代、1940年代、1980年代、2020年代という４つの時代が描かれる。大雑把にまとめればそれぞれで描かれるのは、その家に住む人たちの生（性）と死ということかもしれない。</p>
<p>1910年代には戦争の影が見られ、1940年代には登場人物は一気に少なくなる。1910年代では一家の長男フリッツが片足を失う。これは親が息子を戦争に行かせたくなかったからだ。そのためにケガをしたことにして「労災」を装ったのだ。1980年代と2020年代は平和で、死よりも性のほうが前面に出ているのだが、それでも死はひっそりと忍び寄っている。</p>
<p>本作は「落下音」というタイトルだが、劇中で落下した人は３人いたと思う。最初はフリッツだ。フリッツは「労災」を装うために親から襲われそうになって納屋の２階に逃げ、誤って下に落下して足を折ることになってしまう。それによってフリッツは片足になるのだ。</p>
<p>次は1940年代のリアだ。リアは、働けないフリッツの影響もあってか、ほかの農家に売られるような形になったらしい。そうなると彼女を待っているのは、自分たちの家にいた女中たちと同じような受難ということになる。それを嫌ったリアは高いところから落ちて死ぬことになる。</p>
<p>そして最後は2020年代のネリーだ。ネリーはどこかで孤独を感じていて、なぜかネリーもフリッツが落ちた場所と同じところから飛び降り自殺をすることになる。</p>
<p>時代は違っても人のやることはたいして変わらないということなのだろう。本作にはたびたび繰り返しが描かれる。<span class="marker-under-red">知らず知らずのうちに同じことを繰り返している</span>というわけだ。</p>
<p>何かに触れて「温かい」と漏らす場面も、誰かのヘソに触れる場面も、時代を越え、人を変えて、二度繰り返される。これらのシーンは何かしらの性的関心を抱いているということを示唆しているわけだが、そういう性（生）に対する欲望がなければ次の世代は誕生しないわけで、これは当然と言えば当然だ。しかし同時に死の匂いも漂っている。</p>
<p>1980年代のアンゲリカ（<strong>レーナ・ウルツェンドフスキー</strong>）が農作業の最中に自死を妄想するように、彼女は性への関心と同時に死にも魅入られている。1910年代のアルマはまだ幼くて性に対する関心はないけれど、自分と同じ名を持つ少女に興味を持つ。その女の子はすでに亡くなっているけれど、写真の中には存在している。アルマはその女の子の真似をしているのは、彼女も死に魅入られている部分があるということなのかもしれない。幼くてもそうした感受性はあるからこそ、最後にネリーは飛び降りることになったということなのだろう。</p>
<div id="attachment_26728" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26728" class="wp-image-26728" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『落下音』4-300x228.jpg" alt="" width="500" height="380" /><p id="caption-attachment-26728" class="wp-caption-text">©Fabian Gamper &#8211; Studio Zentral</p></div>
<h2>写真と映画</h2>
<p>不思議なのは、本作がとても古臭い映画にも思えることだ。本作は1910年代から2020年代までを描いている。2020年代というのは現代だが、なぜかそれすら過去のものにも思えてくる。1910年代が過去なのは当然だけれど、なぜか2020年代すらも現在進行形というよりは過去の出来事にも思えてくるのだ。</p>
<p>これは先ほどもちょっと触れたけれど、本作がある写真家の作品にインスピレーションを得ているからだろうか。本作は映画だけれど、<span class="marker-under-red">どこかで写真に近い部分がある</span>のかもしれない。監督の<strong>マーシャ・シリンスキ</strong>は物語を語ることよりも、いくつかの<ruby>画<rt>え</rt></ruby>を撮りたかったのだろう。</p>
<p>ちなみに写真と映画の違いについて、<strong>『阿賀に生きる』</strong>などのドキュメンタリーを撮った<strong>佐藤真</strong>はこんなことを書いている。</p>
<blockquote><p>ロラン・バルトの『明るい部屋』を持ち出すまでもなく、写真は本源的に〈それはかつてあった〉という過去の記憶へさかのぼる志向をもっている。それに比べると、映画は、〈現在ここにある〉といった現在性へ踏みとどまろうとする志向をもっている。</p>
<p style="text-align: right;">(『ドキュメンタリーの修辞学』より)</p>
</blockquote>
<p>ここでは映画は現在性へと踏みとどまろうとすると言われている。一方で写真は〈それはかつてあった〉という過去の記憶へさかのぼる志向をもっているとされる。</p>
<p>本作が現在進行形の物語と思えなかったのは、〈それはかつてあった〉というものを描こうとしているからなのかもしれない。それはまさに写真において見出される志向性なのだ。だから本作は現代を描いても過去が描かれているようにも感じられるのだろう。そんな意味では、「写真のような映画」というのが本作を形容するのに一番適しているのかもしれない。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/rakkaon/">『落下音』　亡霊が見守る家</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>『ザ・ブライド！』　拒否の姿勢</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/the-bride/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 04 Apr 2026 10:27:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[クリスチャン・ベール]]></category>
		<category><![CDATA[ジェシー・バックリー]]></category>
		<category><![CDATA[マギー・ギレンホール]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>監督・脚本は『ロスト・ドーター』のマギー・ギレンホール。 主演は『ロスト・ドーター』や『MEN 同じ顔の男たち』のジェシー・バックリー。 原題は「The Bride!」。 映画『ザ・ブライド！』公式サイトぶっ飛んだ花嫁《 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/the-bride/">『ザ・ブライド！』　拒否の姿勢</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督・脚本は<strong>『ロスト・ドーター』</strong>の<strong>マギー・ギレンホール</strong>。</p>
<p>主演は『ロスト・ドーター』や<a href="https://everydayexcuse2.net/men/" target="_blank">『MEN 同じ顔の男たち』</a>の<strong>ジェシー・バックリー</strong>。</p>
<p>原題は「The Bride!」。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://thebride-movie.jp/" title="映画『ザ・ブライド！』公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/b2f773de3c0d1116f64e00c4140372d1.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『ザ・ブライド！』公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">ぶっ飛んだ花嫁《ブライド》が、目を覚ます―。腐った世界に中指を突き立てる、愛と破壊の痛快エンタテインメント！4月3日(金)公開</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://thebride-movie.jp/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">thebride-movie.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>1930年代シカゴ。永い孤独に耐えかねたフランケンシュタインから伴侶がほしいと頼まれたユーフォロニウス博士は、墓から掘り起こした女性の遺体を彼の花嫁《ブライド》としてよみがえらせる。とある事件をきっかけに二人は追われる身となるが、不条理で腐った世界への怒りをぶち撒けるブライドの姿はやがて、抑圧された人々を奮い立たせ、社会全体を揺るがしていく。果たして、愛と破壊の限りを尽くす逃避行《ハネムーン》の先に二人を待ち受ける運命とは――。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>フランケンシュタインの花嫁</h2>
<p>本作はいわゆる「フランケンシュタインの花嫁」を描いた作品だ。「いわゆる」というのは、正確には科学者フランケンシュタインが創造した怪物の花嫁というべきだからだが、まどっろこしいからそういう言い方になるというわけだ。</p>
<p>「フランケンシュタインの花嫁」を描いた作品としては、タイトルもそのままに<strong>『フランケンシュタインの花嫁』</strong>という作品がある。これはボリス・カーロフが怪物役を演じた<strong>『フランケンシュタイン』</strong>の続編として製作されたものだ。ところがこの作品では「フランケンシュタインの花嫁」は最後にちょっとだけしか登場しない。</p>
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					</div>
	</div>
</div>

<p>監督・脚本の<strong>マギー・ギレンホール</strong>としては、それだけではもったいないと感じたということなのか、<span class="marker-under-red">新たに「フランケンシュタインの花嫁」を生き直させてみよう</span>と考えたということらしい。それが<strong>『ザ・ブライド！』</strong>という作品なのだ。</p>
<p>本作の構成はなかなか複雑で、劇中には原作者であるメアリー・シェリーが登場する。そのメアリーは1850年代に亡くなっているのだが、この世に未練を残しているようで1930年代のアイダという女性に憑りつくことになる。このアイダが亡くなり、のちに「フランケンシュタインの花嫁」となる。</p>
<p>一方で1930年代のシカゴにフランケンシュタインと名乗る怪物が現れる。彼は自分の創造主であるフランケンシュタインの名前を名乗り、フランク（<strong>クリスチャン・ベール</strong>）と呼ばれることになる。彼がシカゴに現れたのは、ユーフォロニウス博士（<strong>アネット・ベニング</strong>）に会うためだ。マッド・サイエンティストであるユーフォロニウス博士なら自分の求める花嫁を作ることができるとフランクは考えたというわけだ。そんなふうにしてブライドと呼ばれる「フランケンシュタインの花嫁」が誕生することになるのだ。</p>
<div id="attachment_26700" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26700" class=" wp-image-26700" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『ザ・ブライド！』2-300x210.jpg" alt="" width="500" height="351" /><p id="caption-attachment-26700" class="wp-caption-text">©2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.</p></div>
<h2>身体を借りて声を届ける</h2>
<p>メアリーが憑依することになるアイダ。そしてアイダは蘇ってブライドとなるわけだが、この３人は全部<strong>ジェシー・バックリー</strong>が演じることになる。劇中ではアイダは「一つの身体に二つの魂」と言われていたけれど、ブライドは「一つの身体に三つの魂」が存在しているような状態ということになる。</p>
<p>メアリーがアイダに憑りついたのには、アイダがもともとメアリーと同じような怒りを抱えていたからなのだろう。アイダはマフィアのボスが女たちを黙らせることを快く思っていなかった。</p>
<p>このボスは黙らせたい女性の舌を本当に抜いていたのだ。これはこの時代の女性たちが声を奪われていたということを示している。アイダがそんな男性優位の社会に怒りを抱いていたからこそ、メアリーはそれに憑りつくことになり、さらにはブライドにも憑依して自分の声を届けることになっていく。</p>
<p>メアリーがアイダ＝ブライドの身体を借りて自分の声を届ける。この構図は『ザ・ブライド！』という作品自体の構図とも重なってくる。本作は監督であるマギー・ギレンホールが、メアリー・シェリーというキャラを借りて自分の声を観客に届けるという構図になっているからだ。</p>
<p>メアリー・シェリーという人がどんな人物だったのかについては<a rel="noopener" href="https://diverseblog.blog.fc2.com/blog-entry-496.html" target="_blank">『メアリーの総て』</a>という映画にも描かれていた。この作品ではメアリーは女性が置かれている立場に怒りを感じている女性として描かれていた。恐らく実際のメアリーもそんな人物だったのだろう。ちなみにメアリーの母親はフェミニズムの創始者とも呼ばれる人物でもあったのだ。</p>
<p>そして、そんなメアリーを作中に呼び出してくるマギー・ギレンホールはすでに<a href="https://everydayexcuse2.net/the-lost-daughter/" target="_blank">『ロスト・ドーター』</a>という作品で女性の生き方というものに疑問を呈していた。この作品の主人公は女性は「好きに生きるべき」と言いながらも、そんな自分の言葉に迷いも感じていたのだ。</p>
<p>メアリー・シェリーもマギー・ギレンホールも<span class="marker-under-red">女性がどんなふうに生きるべきか</span>という点に興味を抱いていたという点で、ふたりには共通しているものがあるのだ。</p>
<div id="attachment_26699" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26699" class=" wp-image-26699" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『ザ・ブライド！』3-300x181.jpg" alt="" width="500" height="302" /><p id="caption-attachment-26699" class="wp-caption-text">©2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>抵抗する女性</h2>
<p>ブライドはアイダであった頃の記憶を失っている。フランクはそこにつけ込んだ形で、アイダが事故に遭って記憶を失ったけれど、自分の花嫁になるはずだったと信じ込ませることになる。</p>
<p>ただ、ブライドという女性はそう簡単に人に操られるような存在ではないようで、パンクな彼女にフランクが振り回される形になっていく。ブライドは自ら「抵抗する女」だと称していたけれど、世間が押し付けてくるようなものをぶち壊すような生き方をしていくことになる。</p>
<p>本作は最終的にはフランクとブライドが<strong>『俺たちに明日はない』</strong>的な逃避行へと行きつくことになっていくけれど、それはフランクが望んだものというよりはブライドが積極的に選び取ったものということになっている。もともとはフランクが花嫁を望んだわけだけれど、それは一度は御破算になり、新たにブライドが主導権を握っていくことになるのだ。</p>
<p>パンクなブライドが暴れ回る。それが声を奪われていた女性たちの偶像（アイドル）となっていくというあたりは<a href="https://everydayexcuse2.net/joker/" target="_blank">『ジョーカー』</a>のそれを思わせる。女性たちに対して「奮起しろ」といったメッセージを贈るというのが本作の意図ということなのだろう。</p>
<p>それは悪くはない気もするのだが、本作には結構いびつなところがあったと思う。あまり評判がよくないミュージカルシーンについては、個人的には何だか意味不明で楽しめた。踊り始めるのも唐突なのだが、なぜそれに周囲が呼応しているのかもわからぬままに、まるでブライドに操られているみたいに踊り出すところが奇妙だったのだ。</p>
<p>こんなふうにわけのわからない力技で押し切るところがあるかと思えば、本作ではメアリーの声が突如して侵入してきて小難しいことを言い出したりする。<span class="marker-under-red">そのあたりがアンバランス</span>だった気もするのだ。</p>
<div id="attachment_26697" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26697" class="wp-image-26697" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『ザ・ブライド！』5-300x210.jpg" alt="" width="500" height="351" /><p id="caption-attachment-26697" class="wp-caption-text">©2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.</p></div>
<h2>拒否の姿勢</h2>
<p>メアリーが憑依すると饒舌になりすぎて何を言っているのかがよくわからないところもある。メアリーの頭の良さみたいなのが玉に瑕とも言え、時に頭でっかちになっているのだ。</p>
<p>ブライドはフランクもその語彙力に驚嘆するほどで、何だかわからないけれど韻を踏みながらわけのわからないことを言って煙に巻く。そんな頭でっかちなところがよく表れているのが、「<span class="red">そうしないほうが好ましい</span>」という言い方だろう。</p>
<p>これに関しては劇中でもメルヴィルという名前が挙げられていたけれど、「バートルビー」という短編小説に出てくるフレーズとして有名なものだ。英語で記すと「<span class="red">I would prefer not to</span>」で、劇中の英語の台詞がそんな発音になっていたかはわからないけれど、わざわざメルヴィルの名前を出しているわけだから、「バートルビー」を意識していることは確かだろう。</p>
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	</div>
</div>

<p>このフレーズは「拒否の姿勢」を示したものとされる。この「バートルビー」という短編では、バートルビーはそう言って仕事を拒否し続けるだけとも言える。そんなふうにわけがわからない作品ではあるのだけれど、この小説を巡っては有名な現代思想家たちがこぞって考察を繰り広げるような作品になっているのだ。</p>
<p>ブライドはフランクの伴侶が欲しいという欲望によって誕生させられたわけだ。それでもそうしたフランクの目論見に従うような従順さはブライドにはない。その「拒否の姿勢」を「そうしないほうが好ましい」という不思議な言い方で示していたというわけだ。</p>
<p>ただ、バートルビーは書写の仕事をしている寡黙で生気に欠けた男という設定で、だからこそ「そうしないほうが好ましい」といった言い方になっているわけだけれど、パンクなブライドがそんな言い方をするのが相応しいのかと言えば疑問に感じなくもない。小難しい現代思想家の考察へと結び付けたかったのかもしれないけれど、ハチャメチャなブライドとの相性がよくなくてチグハグな感じになってしまっているようにも感じた。</p>
<p>それから女性の奮起というテーマからすれば、<strong>ペネロペ・クルス</strong>が演じた女性警部の存在はわからなくもないけれど、<strong>ジェイク・ギレンホール</strong>が演じたロニーというキャラは必要だったのだろうか。一応はフランクの永い孤独の時間を支えたのがロニーということになっているし、ミュージカルシーンを導くために必要だったのかもしれないけれど、ブライドという主人公の側からすると寄り道みたいなものにもなっていて全体的なまとまりに欠ける気もした。監督のマギー・ギレンホールとしては、弟のジェイクと一緒に仕事をしたかったという想いもあるのだろうけれど……。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/the-bride/">『ザ・ブライド！』　拒否の姿勢</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>『そして彼女たちは』　ダルデンヌ兄弟だけに</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/jeunes-meres/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/jeunes-meres/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 01 Apr 2026 11:52:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[ジャン＝ピエール＆リュック・ダルデンヌ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>監督・脚本は『トリとロキタ』などのジャン＝ピエール＆リュック・ダルデンヌ。 原題は「Jeunes mères」で、「若い母親たち」という意味。 カンヌ国際映画祭では脚本賞とエキュメニカル審査員賞を受賞した。 ジャン＝ピエ [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/jeunes-meres/">『そして彼女たちは』　ダルデンヌ兄弟だけに</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督・脚本は<strong>『トリとロキタ』</strong>などの<strong>ジャン＝ピエール＆リュック・ダルデンヌ</strong>。</p>
<p>原題は「Jeunes mères」で、「若い母親たち」という意味。</p>
<p>カンヌ国際映画祭では脚本賞とエキュメニカル審査員賞を受賞した。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://www.bitters.co.jp/youngmothers/" title="ジャン＝ピエール＆リュック・ダルデンヌ監督最新作『そして彼女たちは』公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/5d1a8a65d93fff67d3c837a628595bb1.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">ジャン＝ピエール＆リュック・ダルデンヌ監督最新作『そして彼女たちは』公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">3.27 Fri.公開</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.bitters.co.jp/youngmothers/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.bitters.co.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>ジェシカ、ぺルラ、アリアンヌ、ジュリー、ナイマの5人の少女は、若い母親を支援する施設で共同生活を送っている。「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」――家族との関係、貧困など、さまざまな問題を抱えている彼女たちは、戸惑い、悩みながら、母になる。なるべき家族像を見いだせず、歩むべき道がわからず、押し寄せる孤独感にもがきながらも、時に誰かに寄り添われ、それぞれの未来を選び取っていく――。愛された記憶を持たなくても、自らの手で「愛する」ことの何たるかをつかみ取っていく少女たちの姿が観る者の心を揺さぶる。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>若い母親たちを追いかける</h2>
<p>これまでの<strong>ダルデンヌ</strong>兄弟の作品は、困難な状況に置かれたひとりの主人公を、手持ちカメラで執拗に追いかけていくようなスタイルで撮られていた。ところが本作ではタイトルそのものも複数形になっているように、<span class="marker-under-red">主人公が何人も存在する群像劇</span>となっている。これまで同じスタイルを貫いてきたダルデンヌ兄弟だけに、群像劇ということだけでも気になる作品だ。</p>
<p><strong>『そして彼女たちは』</strong>は、フランスのある施設を舞台としている。この施設は若くして母親になった人たちを支援する施設であり、本作はそこを主な舞台にして少女たち（実質４人）の姿が描かれることになる。</p>
<p>まだ少女と言ってもいいくらいの年齢で母親になれば、世間的にも評判がいいことはないのだろうし、そのことによって余計に多くの問題を抱えることにもなる。本作の少女たちもそれぞれに困難な状況にあるのだ。</p>
<p>ジェシカ（<strong>バベット・ヴェルベーク</strong>）はもう間もなく出産という時期なのだが、今さらになって自分を捨てた母親に対してこだわりを見せる。彼女はわざわざ母親に会って恨み言を言いたいと感じているのだ。</p>
<p>ペルラ（<strong>ルシー・ラリュエル</strong>）の場合は子どもの父親に執着している。それでも相手の男は彼女たちを厄介者扱いするばかりで責任から逃がれようとする。</p>
<p>アリアンヌ（<strong>ジャナイナ・アロワ・フォカン</strong>）にはアルコール依存症を抱えた母親がいて、アリアンヌとしては自分の子どもにそうした環境を押しつけることを望んでいなかった。</p>
<p>ジュリー（<strong>エルザ・ウーベン</strong>）は、子どもの父親がしっかり傍に居てくれているのだが、自身はドラッグを止められずに苦しんでいる。</p>
<div id="attachment_26673" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26673" class=" wp-image-26673" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『そして彼女たちは』3-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-26673" class="wp-caption-text">©Les Films du Fleuve &#8211; Archipel 35 &#8211; The Reunion &#8211; France 2 Cinéma &#8211; Be Tv &amp; Orange<br />&#8211; Proximus &#8211; RTBF (Télévision belge) / Photo©Christine Plenus</p></div>
<h2>群像劇の是非</h2>
<p>今回はダルデンヌ兄弟の初めての群像劇ということだが、実は前作<a href="https://everydayexcuse2.net/tori_lokita/" target="_blank">『トリとロキタ』</a>にも変化の兆しはあったのかもしれない。『トリとロキタ』は主人公がふたり存在する形になっているからだ。そして、前半と後半では主人公が入れ替わる形になっていた。</p>
<p>今回はさらに主人公が増えて群像劇となっているものの、カメラが主人公のことを追いかけていくスタイルは変わっていない。</p>
<p>このダルデンヌ兄弟の初めての群像劇がどうだったのかと言えば、いまひとつ心を揺さぶるようなものがなかった気もする。</p>
<div id="attachment_26676" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26676" class=" wp-image-26676" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『そして彼女たちは』6-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-26676" class="wp-caption-text">©Les Films du Fleuve &#8211; Archipel 35 &#8211; The Reunion &#8211; France 2 Cinéma &#8211; Be Tv &amp; Orange<br />&#8211; Proximus &#8211; RTBF (Télévision belge) / Photo©Christine Plenus</p></div>
<p>たとえば<a rel="noopener" href="https://diverseblog.blog.fc2.com/blog-entry-6.html" target="_blank">『ロゼッタ』</a>を観ると、観客は主人公ロゼッタの姿を延々と見続けることになるわけで、彼女と一体化してしまったかような気持ちになり、心を揺さぶられたんじゃなかっただろうか。</p>
<p>それに対して本作のような群像劇の場合、視点がコロコロと入れ替わるわけで、主人公たちに対する没入感というものはあまりないし、ある程度客観的に対象を観察するようになってしまう。その点で心を揺さぶるほど感情移入できなかったということなのだろうと思う。</p>
<p>また、扱っている題材も、過去のダルデンヌ兄弟作品を思わせるものがある。子どもを養子に出す話は<strong>『ある子供』</strong>でもやっているし、アル中の母親を抱えた少女は『ロゼッタ』も同様だった。さらに自分を捨てた親に対する執着は<a rel="noopener" href="https://diverseblog.blog.fc2.com/blog-entry-7.html" target="_blank">『少年と自転車』</a>でも描かれていたというわけで、過去作品のダイジェストを観たような気持ちにならなくもなかったのだ。</p>
<p>群像劇ということで若い母親たちのいくつかの未来を同時並行的に描くことになっていて、それを演じた新人女優たちも魅力的に撮られていてそこは悪くないのだけれど、過去作品のいいところを寄せ集めてできた作品という印象でもあったのだ。</p>
<div id="attachment_26675" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26675" class=" wp-image-26675" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『そして彼女たちは』5-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-26675" class="wp-caption-text">©Les Films du Fleuve &#8211; Archipel 35 &#8211; The Reunion &#8211; France 2 Cinéma &#8211; Be Tv &amp; Orange<br />&#8211; Proximus &#8211; RTBF (Télévision belge) / Photo©Christine Plenus</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>天使のような笑顔</h2>
<p>もちろん悪いところばかりではない。ジェシカが母親に対して抱く愛憎は、彼女のような過去を持っている人ならばありがちなのだろう。</p>
<p>恐らく母親にはすでに別の家族がいる。そして、ジェシカ自身も自分が産んだ子どもに対して愛情を抱けないかもしれないといった不安を感じている。そうしたアレコレが母親に対する複雑な感情として発露するというわけで、ジェシカと母親のやり取りは見応えがあった。</p>
<p>それからアリアンヌの選択もわからないでもない。アルコール依存症を抱えた母親のせいで苦労してきたアリアンヌは、自分の子どもにはそんな思いをさせたくない。だから裕福な夫婦に養子に出すことを選択する。そして、この母子の別れはとても印象深かった。</p>
<p>アリアンヌが自分の子どもを車に乗せて養父母のところへ送り出す瞬間、その子どもは何とも無邪気な天使のような笑顔を見せてくれる。母親のアリアンヌが思い悩んでばかりでほとんど笑顔を見せていなかっただけに、余計にそんなことを感じさせるのだ。</p>
<div id="attachment_26674" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26674" class=" wp-image-26674" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/04/『そして彼女たちは』4-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-26674" class="wp-caption-text">©Les Films du Fleuve &#8211; Archipel 35 &#8211; The Reunion &#8211; France 2 Cinéma &#8211; Be Tv &amp; Orange<br />&#8211; Proximus &#8211; RTBF (Télévision belge) / Photo©Christine Plenus</p></div>
<p>それでもそれぞれのエピソード間にはほぼつながりというものがないし、それぞれの主人公が別の主人公に対して影響を与えるということもなく、群像劇である必然性みたいなものは感じられなかった。一応、ナイマ（<strong>サミア・イルミ</strong>）という主人公もいて、彼女はほかの少女たちのおかげで「一人親は恥じゃないと思えた」とは言うけれど、それほど少女たちの連帯感も感じず、取ってつけたような希望にも思えた。</p>
<p>もしかするとほかの監督の作品だったなら、もっと評価したのかもしれないけれど、<span class="marker-under-red">ほかならぬダルデンヌ兄弟の作品だけに</span>余計に物足りなく感じたということはあるだろう。何度も言っているけれど、『ロゼッタ』がとてもお気に入りの作品なので、どうしてもそんな気持ちになってしまうのだ。</p>
<p>ここまで書いた後に知ったのだけれど、その『ロゼッタ』でタイトルロールを演じた<strong>エミリー・ドゥケンヌ</strong>が2025年に亡くなっていたらしい。<a href="https://everydayexcuse2.net/close/" target="_blank">『CLOSE／クロース』</a>で久しぶりにその姿を見ることができたわけだけれど、その作品が遺作となってしまったということになる。43歳ということでまだまだ若かったのに……。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
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		<title>『私たちの話し方』　手話の世界を体感する</title>
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		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 28 Mar 2026 03:14:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[アダム・ウォン]]></category>
		<category><![CDATA[ジョン・シュッイン]]></category>
		<category><![CDATA[ネオ・ヤウ]]></category>
		<category><![CDATA[マルコ・ン]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>監督は『私たちが飛べる日』のアダム・ウォン。 原題は「看我今天怎麼說」で、英語のタイトルは「The Way We Talk」。 2025年上半期、香港での映画興行収入ランキングでNo.1となり、香港電影金像奨では作品賞な [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/the-way-we-talk/">『私たちの話し方』　手話の世界を体感する</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督は<strong>『私たちが飛べる日』</strong>の<strong>アダム・ウォン</strong>。</p>
<p>原題は「看我今天怎麼說」で、英語のタイトルは「The Way We Talk」。</p>
<p>2025年上半期、香港での映画興行収入ランキングでNo.1となり、香港電影金像奨では作品賞など計７部門にノミネートされた。</p>
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<a rel="noopener" href="https://mimosafilms.com/thewaywetalk/" title="『私たちの話し方』公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/015282a11acb8859db6f61ec91fcb1d1.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">『私たちの話し方』公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">『私たちの話し方』3月27日（金）より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国ロードショー</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://mimosafilms.com/thewaywetalk/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">mimosafilms.com</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>３歳で聴力を失い、人工内耳（※）を装用することで、「聴こえる人」として“普通”の生活を送ろうとしているソフィー。生まれながらのろう者であり、自身が手話話者であることを誇りに思っているジーソン。そして、ジーソンの幼馴染で、手話と口話を使いこなす、人工内耳装用者のアラン。ある日、人工内耳を推奨するアンバサダーとして、アランとソフィーは出会う。しかし、とあるイベントでソフィーが「科学が発展すれば、この世からろう者はいなくなる」と発言したことに、ジーソンは激怒する。最悪な出会いから始まった３人の関係は、それぞれの生き方に思いがけない変化をもたらしていく――<br />
<span style="font-size: 14px;">※人工内耳とは、聴覚障がいがあり、補聴器では十分な効果が得られない人がつける医療器具。受信コイルを皮下に挿入するため、手術が必要。外部に送信コイルなどの器具を付けることで使用できる。</span></p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>「きこえない世界」の３人</h2>
<p>聴覚障がい者を描いた香港映画。同じような題材を扱った日本映画<a href="https://everydayexcuse2.net/futatsunosekai/" target="_blank">『ぼくが生きてる、ふたつの世界』</a>では、世界はふたつに分かれていた。「きこえる世界」と「きこえない世界」だ。『ふたつの世界』の主人公はいわゆるコーダと呼ばれる人として、その「ふたつの世界」を渡り歩くことになるけれど、同時に「ふたつの世界」に引き裂かれることでもあったのかもしれない。</p>
<p>ただ、そんなふうに言うと、それぞれの世界が「ひとつの世界」としてまとまりがあるようにも思えるけれど、本作を観ると、聴覚障がい者の世界が<span class="marker-under-red">「みな一様に同じ」というわけではない</span>ことがわかる。障がいというものには人それぞれ差異があるわけで、みなが同じ世界を感じているわけではないのだ。</p>
<p><strong>『私たちの話し方』</strong>には、３人の主人公がいる。本作では、それぞれが感じている世界を音響効果で観客にも体感させてくれるのだ。まったく耳が聞こえないジーハンの場合、彼が視点となる場面では一切の音がなくなり静寂が支配することになる。</p>
<p>それに対して人工内耳装用者であるアランやソフィーの場合、その音は普通よりもくぐもった音となって聞こえてくる。特にソフィーの場合、うまく人工内耳がしっくりこなかった部分があるようで、その音は雑音が入ったり機械的な音になってしまったりもする。そんなふうに聴覚障がい者でもその感じている世界が一様なものではないのだ。</p>
<p>聴覚障がいというものを扱った作品は多々あるけれど、本作ほど手話という言語の豊かさを感じさせてくれた作品はなかったかもしれない。そんな意味でも観るべき価値がある作品になっているんじゃないかと思う。</p>
<div id="attachment_26643" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26643" class="wp-image-26643" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『私たちの話し方』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-26643" class="wp-caption-text">©2024 One Cool Film Production Limited, Lee Hysan Foundation. All Rights Reserved.</p></div>
<h2>手話が辿った歴史</h2>
<p>３人の違いには、手話というものの歴史が関わってくる部分もある。劇中で示されるのは、2010年にバンクーバーで開かれた世界ろう教育会議で、聴覚障がい者のコミュニケーションの手段として手話が復権されることになったということだけだ。それ以前は、聴覚障がい者は<span class="marker-under-red">手話を禁止されていた時期があった</span>ということらしい。本作は香港映画だが、この手話に対する周囲の変化というものは世界的な動きだったのだ。</p>
<p>本作では、幼なじみであるジーソンとアランの幼少時代が描かれているが、ふたりの学校では手話を使うことが禁止されていたのだ。生徒たちはみな聴覚に障がいを持っているのだが、手話を使うと健常者の世界で生きていくことが難しくなるという理由で、口話を学ぶべきだとされていたのだ。</p>
<p>この学校の先生は手話を知らず、子どもたちに口話を強制することを教育だと信じている。一方で子どもたちはこっそり手話を使っていて、大人の事情というものをバカらしく感じているようでもある。特にジーソンはまったく外界の音が聞こえないために、手話というものをごく自然に扱っていて、口話をしようとはしないのだ。</p>
<p>劇中では触れられないけれど、実は1880年にミラノで開かれた会議で「ろう学校で手話を使うことを禁止し口話のみを奨励する」と決められたということらしい。その影響がジーソンとアランの学校にも残っていたということになる。それでも手話は脈々と受け継がれていき、次第に認められることになっていくわけだが、手話が正式に復権したのが2010年だったということらしい。それ以前の時代は聴覚障がい者は健常者の世界に合わせることが求められていたということになる。</p>
<p>ソフィーはそうした流れもあって、母親から口話を強制されてきたようだ。ソフィーの場合は特に病気によって幼い頃に耳が聞こえなくなった中途失聴者だったということもあって、母親はソフィーが健常者と変わらないように生きていくことを求め、人工内耳の手術を受けることになり、逆に手話を覚えることは許さなかったということらしい。</p>
<div id="attachment_26642" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26642" class=" wp-image-26642" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『私たちの話し方』3-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-26642" class="wp-caption-text">©2024 One Cool Film Production Limited, Lee Hysan Foundation. All Rights Reserved.</p></div>
<h2>３人の出会い</h2>
<p>健常者の２倍の努力をしろと言われて育ったソフィー（<strong>ジョン・シュッイン</strong>）は、優秀な大学を卒業し、人工内耳を推奨するアンバサダーとして選ばれることになる。ソフィーはそこで広告代理店のような仕事をしているアラン（<strong>マルコ・ン</strong>）と出会う。アランもアンバサダーのひとりだったのだ。</p>
<p>人工内耳推奨のキャンペーンみたいな集まりがあり、アンバサダーであるソフィーは壇上に立ち、人工内耳というものの素晴らしさを宣伝することになる。その壇上でソフィーは「科学が発展すれば、この世からろう者はいなくなる」と発言する。それが会場にいたジーソン（<strong>ネオ・ヤウ</strong>）を激怒させることになる。</p>
<p>ソフィーはアンバサダーとしてのサービス精神もあって極端なことを言ってしまったらしいのだが、実際には人工内耳というものは合う人と合わない人がいるらしい（ソフィー自身も次第にそれを感じることになる）。誰もがそれによって健常者と変わりなく暮らせるというわけではないだ。だからソフィーの言葉はろう者にとっては、行き過ぎた発言だったのだろう。</p>
<p>主人公たち３人はこうして出会うことになる。最悪の出会いと言ってもいい。特に手話に対して誇りを抱いているジーソンとしたら、ソフィーの発言は自分を否定されたようにも感じたというわけだ。本作はそんな出会いからスタートし、３人が互いのことを少しずつ理解していくようになっていく青春映画でもあり、三角関係を描いた作品とも言える。</p>

<p>&nbsp;</p>
<h2>手話の世界を体感する</h2>
<p>まったく耳が聞こえずに手話を誇りにしているジーソン。その反対に健常者の中で生きていこうとしているソフィー。相容れないと思えるふたりの間を取り持つことになるのが、ジーソンの幼なじみでもあるアランだ。アランは人口内耳手術を受けているけれど、ジーソンから手話を学んでいるために、口話も手話もどちらも可能だ。</p>
<p>ソフィーは保険会社に就職が決まったものの、社内での自分の役割というものに疑問を感じている。彼女は中途失聴者を採用しているという企業イメージ作りに使われている部分があり、会社にとってソフィーはマスコットみたいなものだったのだ。ソフィーとしては健常者に負けない努力をしてきたつもりでも、人口内耳の状態も思わしくなく、社内でのコミュニケーションもうまくいかない。そんな中でソフィーは手話というものを学びたいと思うようになっていく。アランはそこで自分の手話の師匠でもあるジーソンをソフィーに紹介するのだ。</p>
<p>本作はソフィーが聴覚障がい者にとってはごく自然な言語である手話というものを学んでいく過程でもある。ソフィーはジーソンから手話を学ぶことになるわけだが、ジーソンは手話というものに誇りを抱いていて、同時にその利点も理解している。</p>
<p>手話は多少距離があっても、相手の手指の動きがわかれば理解できる。だから離れた場所でも無理なく会話が成立する。また、ジーソンは海の中が好きで、ダイビングのインストラクターを目指している。彼が海の中が好きなのは、そこが静寂が支配するところだからだろう。健常者は海の中で会話をすることは難しいけれど、手話ができるなら話が別になる。海の中でも手話は可能だからだ。</p>
<p>本作は聴覚障がい者の世界を丁寧に描いている。先ほどは聴覚障がいの差異というものを音響効果の違いで示していると記したけれど、同時に本作では手話という言語によって聴覚障がい者が感じているものを音響効果で示すところもある。</p>
<p>数学が得意なソフィーが手話で浮力について説明する場面では、手話の動きに加えてそれが示す意味を音響効果で示している。これは手話を使っている人が感じているものを彼らにはない感覚で補いつつ、健常者の観客にもうまく伝える役割を果たしていて、<span class="marker-under-red">手話というものの豊かな世界</span>を垣間見させてくれることになっているのだ。</p>
<div id="attachment_26641" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26641" class="wp-image-26641" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『私たちの話し方』4-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-26641" class="wp-caption-text">©2024 One Cool Film Production Limited, Lee Hysan Foundation. All Rights Reserved.</p></div>
<h2>選択できるならば……</h2>
<p>目を閉じることは可能だけれど、耳を完全に塞ぐことは難しい。聴覚というものはなかなか自由にならないものなのかもしれない。ソフィーはラスト近くで「選択」ということを考えていたけれど、選べるのならば静寂を選ぶとも言っている。とはいえ、それは<span class="marker-under-red">「選べない」ということの別の表現</span>でもあるのだろう。</p>
<p>かつては障がい者が健常者に合わせることが求められた。しかしそれによって苦しめられた人も多かっただろう。現在では多様性が謳われ、ユニバーサルデザインというものが当たり前となってきている。ユニバーサルデザインというのは誰もが使いやすいデザインということだ。多様性が求められる社会では、障がいのある人も社会に参加しやすくなるべきだからだ。</p>
<p>それでも現実世界は厳しいところであり、本作では聴覚障がい者が健常者たちの世界で生きていくことの難しさについても描かれている。ジーソンはダイビング・インストラクターの免許を取得したいと思っているが、ある段階から先に行くとその障がいを理由に試験を受けることすらできなくなってしまうし、ソフィーも自分の価値に疑問を感じ自殺未遂めいたことをしてしまうことにもなる。</p>
<p>かといって障がい者がその世界だけに閉じ籠って生きていくわけにもいかないわけで、まだまだそうしたマイノリティに対する理解は足りない部分がある。そういうことを、本作は決して声高ではないけれど訴えているのだ。</p>
<p>カンフー以外の香港映画というものにあまり親しんでいるわけではないので、本作の出演陣はみな初めて見た顔ばかりだ。そうなると演じている人が障がいの当事者なのかとも思えたのだが、３人のうち２人は役者さんだったようだ。ごく自然に聴覚障がい者の役を演じていたと思う。</p>
<p>特にソフィー役の<strong>ジョン・シュッイン</strong>の場合、手話に加えて口話も話せるという役柄で、ちょっとたどたどしいしゃべり方が障がいの当事者のように見えた。</p>
<p>アラン役の<strong>マルコ・ン</strong>は、聴覚障がいの当事者ということで、自身も幼い頃から補聴器を使っている人らしい。演技は初めてということらしいのだが、広告代理店のちょっとチャラい感じの役柄が自然にフィットする感じの笑顔が印象的で、聴覚障がい者のイメージを変えるような好演だったと思う。</p>
<p>今週はダルデンヌ兄弟の新作もあるし、正直、それほど期待をしていたわけではなかった。金曜日の夜という時間に間に合う作品ということで選んだだけだったのだが、予想外に素晴らしかった。劇場は初日もかかわらずガラガラだったけれど、多くの人に観てもらいたい作品になっていると思う。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/the-way-we-talk/">『私たちの話し方』　手話の世界を体感する</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>『カミング・ホーム』　老人力は地球を救う？</title>
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		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 25 Mar 2026 12:06:16 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[ベン・キングズレー]]></category>
		<category><![CDATA[マーク・タートルトーブ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>監督は『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデューサーとして知られるマーク・タートルトーブ。 主演は『ガンジー』のベン・キングズレー。 原題は「Jules」。 3/20（金）公開『カミング・ホーム』公式サイト3月20日公開 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/jules/">『カミング・ホーム』　老人力は地球を救う？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督は<strong>『リトル・ミス・サンシャイン』</strong>のプロデューサーとして知られる<strong>マーク・タートルトーブ</strong>。</p>
<p>主演は<strong>『ガンジー』</strong>の<strong>ベン・キングズレー</strong>。</p>
<p>原題は「Jules」。</p>
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<a rel="noopener" href="https://cominghome-movie.com/index.html" title="3/20（金）公開『カミング・ホーム』公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/68c2bcc825c8c17d6e24c274a3447663.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">3/20（金）公開『カミング・ホーム』公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">3月20日公開『カミング・ホーム』公式サイト。アカデミー賞®俳優ベン・キングズレー主演。『リトル・ミス・サンシャイン』の製作陣が、歳を重ねるすべての人に贈る笑いと涙の感動作！</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://cominghome-movie.com/index.html" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">cominghome-movie.com</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>ペンシルベニア州西部の小さな町で暮らす79歳のミルトンは認知症の初期症状を娘に心配されながらも、受け入れられずに一人暮らしを続けていた。そんなある夜、庭に突如、空から正体不明の飛行物体が墜落し、彼の静かな日常は大きく揺らぎ始める。<br />
周囲に訴えても相手にされない中、同年代の隣人サンディーとジョイスだけが共に飛行物体を目撃し３人は秘密を共有することに。それぞれの孤独を抱えていた３人は忘れかけていた人生の喜びを取り戻し、やがて自らの“これからの人生”と向き合っていく——。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>裏庭にUFOが……</h2>
<p>79歳になるミルトン（<strong>ベン・キングズレー</strong>）は一人暮らしだ。高齢ということもあり、さすがにあちこちガタが来ているようで、娘のデニス（<strong>ゾーイ・ウィンターズ</strong>）はそれを心配し病院で検査を受けさせようとしている。なぜかトイレの棚に豆の缶詰が置かれたりしているわけで、認知症を疑うのもわからなくもない。それでも頑固なミルトンは検査を頑なに拒むことになる。</p>
<p><strong>『カミング・ホーム』</strong>は、そんな老人たちが主人公だ。同居人でもいて賑やかに暮していれば日々も楽しいのかもしれないけれど、本作に登場する３人の老人はみな孤独だ。だから時間を持て余しているということなのか、毎日のように議会に陳情に上がったりする。</p>
<p>ミルトンはしょっちゅう同じことを陳情しているらしい。町のスローガンを変えるべきだということと、横断歩道を設置してほしいということだ。議会の人たちも暇な老人たちにつき合うのも仕事といった感じで、一応、話は聞いてくれているのだが、ある日、ミルトンは「裏庭にUFOが墜落して」などと言い出すことになる。聞いていた町の人たちも当然ながら耳を疑い、とうとうミルトンは耄碌してしまったと呆れられることに……。</p>
<div id="attachment_26618" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26618" class=" wp-image-26618" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『カミング・ホーム』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-26618" class="wp-caption-text">©2022 Apple Slice Productions LLC All Rights Reserved.</p></div>
<h2>耄碌した老人の幻想？</h2>
<p>日本版の予告編では宇宙船が墜落した場面までは見せているけれど、それ以上は伏せられている。認知症が疑われる老人の言動として、「UFOを見た」などということが一般的なのかどうかはわからないけれど、恐らくミルトンは何かしらの幻想を見ていると思うのが普通だろう。</p>
<p>観客としてもどんなオチが用意されているのかと待ち構えていたわけだけれど、実は<span class="marker-under-red">UFOも宇宙人も実在していた</span>というのが、本作の面白いところだろう。老人版<strong>『E.T.』</strong>といった趣きなのだ。</p>
<p>ミルトン一人が宇宙人とやり取りしている時には、それが幻想だったとしても不思議ではなかったのだが、ある時、陳情仲間のサンディ（<strong>ハリエット・サンソム・ハリス</strong>）がミルトンの家にやってきて仰天することになる。ミルトンの家のソファーに宇宙人が座っていて、ごく普通にリンゴを食べていたからだ。</p>
<p>こうなってくると宇宙人がミルトンの幻想であるという疑いは消え、ようやく観客としてもその存在を信じるほかなくなる。さらにはもう一人の陳情仲間のジョイス（<strong>ジェーン・カーティン</strong>）も現れ、三人の老人と宇宙人の奇妙な関係がスタートすることになるのだ。</p>
<p>宇宙人はジュールズと名付けられる。ジュールズは何をするわけでもないし、言葉も発しない。だからミルトンたちの言っていることを理解しているのかどうかはわからない。ただ、ジュールズは相手の目を見て話を聞いてくれる。だから寂しい老人たちは、ついついジュールズを相手に問わず語りに自分のことを話してしまうことになり、それが老人たちにとっては何よりも嬉しいらしい。</p>
<div id="attachment_26617" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26617" class=" wp-image-26617" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『カミング・ホーム』3-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-26617" class="wp-caption-text">©2022 Apple Slice Productions LLC All Rights Reserved.</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>「老人力」とは？</h2>
<p>本作を観ているとかつて流行った「<span class="red">老人力</span>」という言葉を思い出す。「老人力」というのは、「ボケてきた」という否定的な言い方を、「老人力がついた」などと<span class="marker-under-red">ポジティブな言い方をするだけ</span>ということらしい。実際に起きている現象は同じでも、見方を変えれば悪いことばかりではないと考えてみようということなのだろう。</p>
<p>本作の場合も、ジュールズが最初に出会った地球人がミルトンという老人だったからこそ、ほのぼのとしていい話になったのだ。</p>
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<p>通常、宇宙人に遭遇したらどうするだろうか？　エイリアンとの遭遇を楽観的に描いていた<a href="https://everydayexcuse2.net/projecthm/" target="_blank">『プロジェクト・ヘイル・メアリー』</a>の場合は、主人公はエイリアンに対して友好的に振舞うことになるけれど、これはやはり特殊例であって、大方の場合はそうはならないだろう。</p>
<p>異星からやってきた何者かが、どんな思惑を持っているのかもわからないし、こちらに危害を加える可能性だってあるからだ。</p>
<p>ミルトンも最初はUFOを怖がったりして騒ぐことになるけれど、誰もミルトンの言葉を信じてくれず、そうしているうちにミルトンも宇宙人の存在に何となく慣れていってしまうのだ。</p>
<p>耄碌した老人は<span class="marker-under-red">危機意識というものも薄れている</span>ということなのかもしれない。しかしながら、そんな老人力があればこそ、ジュールズは地球人にヘタに騒がれずに済んだというわけだ。</p>
<div id="attachment_26616" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26616" class=" wp-image-26616" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『カミング・ホーム』4-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-26616" class="wp-caption-text">©2022 Apple Slice Productions LLC All Rights Reserved.</p></div>
<h2>老人力は地球を救う？</h2>
<p>ミルトンが耄碌しているというのは、たとえば子どもっぽい振舞いとしても現れている。ミルトンは、ジョイスがジュールズの存在をほかに漏らす<ruby>惧<rt>おそ</rt></ruby>れがあると判断すると、「殺してしまおう」とまで言い出す（しかも二度も）。さらには宇宙船の燃料に猫の死骸が必要ということがわかると、ジョイスの猫を殺そうとあっさり言い出すのもミルトンなのだ。まさに老人力があればこそ、ジュールズは助かったと言えるわけだ。</p>
<p>しかし実際に助かったのは、地球人のほうだったのかもしれない。ジュールズは背丈は子どもくらいで非力に見えるけれど、実は念力のような力がある。サンディが男に襲われた時は、その男の頭を爆発させてサンディを助けるのだが、人を始末することなど簡単なのだ。</p>
<p>もしもジュールズに対して地球人たちが敵対するような振舞いを見せていたらどうなっていただろうか。政府はジュールズを捕えようとしていたわけで、そんなことになった場合、地球人たちの被害はもっと大きくなっていたことが推測されるわけで、もしかすると<span class="marker-under-red">老人力が地球を救った</span>とも言えるのかもしれない。</p>
<p>予想外の展開が楽しい作品で、老人たちの姿がほのぼのしていて微笑ましい。90分に満たない小品だけれど、案外拾いものかもしれない。宇宙船の燃料のために猫を殺すことが必要になるというのは謎だけれど……。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/jules/">『カミング・ホーム』　老人力は地球を救う？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>『決断するとき』　ガラス一枚の隔たり</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/ketsudan/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 23 Mar 2026 03:47:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[エミリー・ワトソン]]></category>
		<category><![CDATA[キリアン・マーフィー]]></category>
		<category><![CDATA[ティム・ミーランツ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>原作はアイルランドの小説家クレア・キーガンの『ほんのささやかなこと』。 監督はテレビドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』や映画『スティーヴ』などのティム・ミーランツ。 主演は『オッペンハイマー』のキリアン・マーフィー。 原 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/ketsudan/">『決断するとき』　ガラス一枚の隔たり</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>原作はアイルランドの小説家<strong>クレア・キーガン</strong>の<strong>『ほんのささやかなこと』</strong>。</p>
<p>監督はテレビドラマ<strong>『ピーキー・ブラインダーズ』</strong>や映画<strong>『スティーヴ』</strong>などの<strong>ティム・ミーランツ</strong>。</p>
<p>主演は<a href="https://everydayexcuse2.net/oppenheimer/" target="_blank">『オッペンハイマー』</a>の<strong>キリアン・マーフィー</strong>。</p>
<p>原題は「Small Things Like These」。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://unpfilm.com/ketsudan/" title="映画『決断するとき』オフィシャルサイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/a0dc4a430d5dd44383fae69fc74560c3.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『決断するとき』オフィシャルサイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">3.20｜実話に基づく世界的ベストセラーの映画化　『オッペンハイマー』アカデミー賞®主演男優賞　キリアン・マーフィーが挑んだ意欲作</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://unpfilm.com/ketsudan/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">unpfilm.com</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>舞台は1985年、アイルランドの小さな町。炭鉱商人として生計を立て、家族と慎ましく暮らすビル・ファーロング（キリアン・マーフィー）は、クリスマスが近づくある日、石炭を届けに訪れた地元の修道院で、目を背けたくなる現実を目撃する。<br />
そこに身を置く少女から「ここから出してほしい」と懇願され、若い女性たちが行き場もなく苦しんでいる現実と向き合うことに。<br />
見て見ぬふりをすることが賢明だと理解しながらも、良心の呵責に悩むビル。そんな彼が、ついに下す決断とは――。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>閉ざされた場所</h2>
<p>外国映画に登場する教会は、夜中でも礼拝堂には鍵はかかっておらず、誰に対してもオープンになっていたりする（現実ではそうではない場合も多いらしいけれど）。それに対して修道院というものは、修行者が集まって生活をする場所ということで、<strong>『決断するとき』</strong>の劇中に登場する修道院の入口には、「許可なく入るべからず」的な注意書きがあった。</p>
<p>修道院の内部は俗世間とは異なる場所であり、一種の聖域にもなっているのだろう。つまりは修道院は<span class="marker-under-red">閉ざされた場所</span>であり、普段は外部の人には見えてこない場所なのだろう。</p>
<p>本作の主人公ビル（<strong>キリアン・マーフィー</strong>）は石炭商としてその修道院に出入りをしていたものだから、たまたま修道院内部の出来事を何度か目撃してしまうことになる。ビルはサラ（<strong>ザラ・デブリン</strong>）という少女が母親に連れられて無理やりその修道院に入れられる姿を見てしまい、請求書を届けに行った際には彼女に「ここから出してほしい」と懇願される。さらには彼女が石炭を保管しておく小屋に閉じ込められているところも発見してしまい、何やら酷いことが起きているということを知ってしまうのだ。それからビルの苦悩が始まることになる。</p>
<p>ビルは困っている人を放っておけないような性分だ。それというのも、ビルも助けてもらった側の人間だからだ。彼は若い時に母親を亡くすことになるけれど、彼は運良くウィルソン夫人の善意によって救われたのだ。ウィルソン夫人の行動があったからこそ、今のビルの生活があるのだ。だから彼はサラという少女のことがいつまでも心に引っかかってしまい、ほとんどノイローゼのようになっていく。</p>
<div id="attachment_26582" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26582" class="wp-image-26582" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『決断するとき』4-300x180.jpg" alt="" width="500" height="300" /><p id="caption-attachment-26582" class="wp-caption-text">©2024 ARTISTS EQUITY. ALL RIGHTS RESERVED.</p></div>
<h2>見て見ぬふりを……</h2>
<p>サラは妊娠したため、母親が修道院に連れてきたということらしい。たとえば日本映画の<a href="https://everydayexcuse2.net/asagakuru-movie/" target="_blank">『朝が来る』</a>でも、望まない妊娠をしてしまった少女は、ある民間団体の助けを借りることになった。周囲の人に知られずに出産し、その産まれた子どもを養子縁組に出してもらうのだ。アイルランドでは修道院がそうした役割を担っていたということなのなのだろう。</p>
<p>ただ、本作ではその実態はよくわからぬままだ。とにかく何か不穏なことが起きていることはわかる。冒頭あたりで修道院を捉えた場面では、十字架の上にはカラスが止まっていたりするし、どんよりと曇った空がそうした不穏さを醸し出しているのだ。</p>
<p>修道院長のメアリー（<strong>エミリー・ワトソン</strong>）は、ビルがサラのことを気にかけていると感じたのか、ビルの奥様アイリーン（<strong>アイリーン・ウォルシュ</strong>）に対して何かしらのメッセージと金銭を贈ることになる。メアリーはビルに対して脅しめいたことを言うわけではないのだが、この金は口止め料的なものを感じさせることになる。</p>
<p>さらにビルはパブの女将にも「修道院については口を慎んだほうがいい」と警告されることになる。修道院は壁一枚を隔てて学校に接していて、ビルが余計なことをすれば、彼の娘たちにとっても不都合なことになるのだ。</p>
<p>奥様のアイリーンはビルの優しさを知っているから余計に心配なのだろう。彼女は「<span class="red">見て見ぬふり</span>」をするしかないことをビルに改めて伝える。ビルが守らなければならないのは、彼の家族なのだ。それでもビルは「疑問を感じないか？」と胸の内をアイリーンに漏らすことになるのだが……。</p>

<p>&nbsp;</p>
<h2>「こちら側」と「あちら側」</h2>
<p>地域社会にも影響力のある修道院のやっていることに異を唱えることは、ビルや彼の家族に大きな不都合になる。「見て見ぬふり」をしてやり過ごせば家族は安心だが、助けを求めている人を放っておいていいのかとビルは苦悩する。</p>
<p>ちなみに本作の原作者<strong>クレア・キーガン</strong>は、<a href="https://everydayexcuse2.net/the-quiet-girl/" target="_blank">『コット、はじまりの夏』</a>の原作者でもある。『コット』に関してはレビューで「何も起きない映画」だと記しているけれど、本作もほとんど何も起きないとも言える。ビルはひたすら心の中で苦悩し続け、最後になってようやく決断することになるのだ。</p>
<p>本作の原作は『ほんのささやかなこと』と題されたものだ。ビルのすることは「ほんのささやかなこと」ということなのだろう。ビルは最後にサラを修道院から連れ出すことになるけれど、それを阻むものは何もないのだ。ビルはサラが閉じ込められている倉庫の鍵を持っているから、彼は簡単に彼女を連れ出すことができる。しかし、ビル以外の誰もそれをしようとはしないのだ。</p>
<p>というのは、誰もがどこかで線引きをしているからなのだろう。<span class="marker-under-red">「こちら側」と「あちら側」という線引き</span>だ。「こちら側」にいるのは、自分とその家族あるいはそれに属する人たちということになり、「あちら側」にはそれ以外の無関係な人がいるのだ。</p>
<div id="attachment_26584" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26584" class="wp-image-26584" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『決断するとき』2-300x180.jpg" alt="" width="500" height="300" /><p id="caption-attachment-26584" class="wp-caption-text">©2024 ARTISTS EQUITY. ALL RIGHTS RESERVED.</p></div>
<h2>ガラス一枚の隔たり</h2>
<p>本作ではそうした隔たりというものを意識させる撮り方がなされている。本作の視点は主人公のビルにあり、彼の視線で全編が描かれる。だから修道院の内部が描かれることは、ほとんどない。彼が請求書を届けに勝手に修道院内部へと入っていくシークエンスがあるだけなのだ。不穏なことが起きている修道院内部は壁に囲まれていて閉ざされているのだ。</p>
<p>修道院と俗世間との間にはそうした隔たりがある。ほかにもそうした隔たりを感じさせるのは、家の内部から外の景色を眺める場面だろう。劇中では何度も窓辺から外の景色が描かれることになる。この場合、家の中と外界を隔てているのは、ガラス一枚ということになる。</p>
<p>眠れないビルは通りに面した窓の前に座り、通りを行き交う人たちを眺めて過ごしたりもしている。窓の向こう側には楽し気に抱き合うカップルが通り過ぎたりもしているけれど、窓の「こちら側」には眠れぬ夜を過ごすビルがいる。「あちら側」と「こちら側」はガラス一枚を隔てているだけなのだ。</p>
<p>そこには<span class="marker-under-red">大きな隔たりがあるのか否か</span>。ビルは困っている少年に小銭を分け与えたり、「見て見ぬふり」ができない性分だ。ガラス窓で隔てられた向こう側にいる人たちは、自分たちとはまったく無関係として放っておいても問題ないのか否か。「ほんのささやかなこと」で困っている人を助けられる。それでも何もしないのは不穏なことに加担していることになるのか否か。そうしたことが問われているのだ。</p>
<p>そして、ビルが恐れおののいていたのは、「見て見ぬふり」をしなければいけないと思いつつも、それができない未来を予期していたからじゃないだろうか。</p>
<div id="attachment_26583" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26583" class="wp-image-26583" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『決断するとき』3-300x180.jpg" alt="" width="500" height="300" /><p id="caption-attachment-26583" class="wp-caption-text">©2024 ARTISTS EQUITY. ALL RIGHTS RESERVED.</p></div>
<h2>「マグダレン洗濯所」とは？</h2>
<p>本作については予告編の情報だけでほとんど何も知らずに観たのだが、実は本作が描いていることはすでに映画化もされているのだとか。それが<strong>『マグダレンの祈り』</strong>という作品だ。私自身はこの映画を観ていなかったので、「マグダレン洗濯所」というものもまったく知らなかった。『マグダレンの祈り』に関するWikipediaの記載には、参照として「マグダレン洗濯所」に関する情報もある。</p>
<p>「マグダレン洗濯所」というのは、本作に描かれている修道院のことを指すようだ。本作の劇中でもワンカットだけ洗濯仕事をしている場面があったけれど、この修道院に入れられた女性たちは、そこでほとんど報酬もなく強制的に働かされていたということらしい。</p>
<p>劇中のサラは妊娠したために修道院に入れられたけれど、「マグダレン洗濯所」で産まれた子どもは金銭目的でアメリカに里子に出されていたということらしい。1993年にそうしたことが明らかになると、国が関与していたこともあって大きな問題となり、アイルランドは国として謝罪する事態になったとのこと。</p>
<p>すでに『マグダレンの祈り』という修道院内部での出来事を描いた作品があったからか、『決断するとき』はそれを外部の視点から描くことになっていて、基本的にはビルの心の中の葛藤を描いていく。それだけに酷く地味な作品ではあるのだが、<strong>キリアン・マーフィー</strong>の重く張り詰めたような演技が見どころとなっている。</p>
<p>本作はキリアン・マーフィーが原作に惚れこんで映画化に動いたらしい。この主演と監督コンビは、本作に手応えを感じたのか、次の年にはさらに<strong>『スティーヴ』</strong>（<strong>Netflix</strong>にて配信中）を撮っていて、そこにも重要な役柄で<strong>エミリー・ワトソン</strong>も登場する。</p>
<p>この『スティーヴ』も社会問題を訴えかけるような内容になっていて、本作と問題意識を共有している部分があるのだ。どちらの作品も真面目過ぎるきらいはあるけれど、メッセージ性もあって、しかも90分程度にまとまっていて<span class="marker-under-red">観るべき価値がある作品</span>になっていると思う。</p>
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<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/ketsudan/">『決断するとき』　ガラス一枚の隔たり</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>『プロジェクト・ヘイル・メアリー』　ひとりぼっちは君だけじゃない</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/projecthm/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 20 Mar 2026 13:05:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[ザンドラ・ヒュラー]]></category>
		<category><![CDATA[フィル・ロード＆クリス・ミラー]]></category>
		<category><![CDATA[ライアン・ゴズリング]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>原作は『オデッセイ』の原作者アンディ・ウィアーの同名小説。この小説は星雲賞海外長編部門の受賞作とのこと。 監督は『21ジャンプストリート』のフィル・ロード＆クリス・ミラー。 主演は『フォールガイ』のライアン・ゴズリング。 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/projecthm/">『プロジェクト・ヘイル・メアリー』　ひとりぼっちは君だけじゃない</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>原作は<strong>『オデッセイ』</strong>の原作者<strong>アンディ・ウィアー</strong>の同名小説。この小説は星雲賞海外長編部門の受賞作とのこと。</p>
<p>監督は<strong>『21ジャンプストリート』</strong>の<strong>フィル・ロード＆クリス・ミラー</strong>。</p>
<p>主演は<a href="https://everydayexcuse2.net/fallguy/" target="_blank">『フォールガイ』</a>のライアン・ゴズリング。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://projecthm.movie/" title="映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/f0b4057b16e53079a6cc6795123e1383.png" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』大ヒット上映中</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://projecthm.movie/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">projecthm.movie</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>未知の原因によって太陽エネルギーが奪われ、数十年後に地球は氷河期に突入する。原因解明に向けて宇宙に送り込まれたグレースは、科学の知識だけを武器に80億人の命をかけた人類最後の賭けに挑むが、この危機を救おうとする小さな相棒と出会い、共に愛する故郷を救うため宇宙の超難題に挑む。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>「イチかバチか」計画の行方</h2>
<p>タイトルの「ヘイル・メアリー」とは、「アヴェ・マリア」を英語で言い換えたものとのこと。ところが「ヘイル・メアリー」という言葉は、英語圏ではなぜか「<span class="red">神頼み</span>」とか「<span class="red">イチかバチか</span>」みたいな意味合いになるらしい。劇中の台詞では、アメリカン・フットボールでの一発逆転を狙ったラストパスと評していた。とにかく<span class="marker-under-red">無理難題でイチかバチかの計画</span>ということらしい。</p>
<p>同じ原作者の<a rel="noopener" href="https://diverseblog.blog.fc2.com/blog-entry-249.html" target="_blank">『オデッセイ』</a>も火星に残された主人公が、どうやって生き延び、そして地球に戻ってくるというかなり無理筋の話だった。それでも原作者は科学に詳しい人らしいので、科学的な裏付けもあるということになっているのだろう。とはいえ、素人としては「そんなこと可能なの？」と目を丸くしてしまうようなアクロバティックなことを本作でもやりそうな気がするのだが……。</p>
<p>「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は、地球を救うための作戦ということになる。劇中の世界では太陽が死にかけていて、そのままでは地球は氷河期に突入してしまう。80億人を救うための、「イチかバチか」の作戦としてこのプロジェクトはある。</p>
<p>主人公のグレース（<strong>ライアン・ゴズリング</strong>）は『オデッセイ』の主人公と同じで、宇宙でひとりぼっちだ。彼はなぜか記憶を失っていて、気づいた時にはひとりで宇宙船に乗っていたのだ（同乗者もいたのだがすでに死んでいる）。ところが宇宙でひとりぼっちだったのはグレースだけではなかったというのが、<strong>『プロジェクト・ヘイル・メアリー』</strong>のキモなのだろう。</p>
<div id="attachment_26561" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26561" class=" wp-image-26561" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『プロジェクト・ヘイル・メアリー』2-300x200.jpg" alt="" width="500" height="334" /><p id="caption-attachment-26561" class="wp-caption-text">© 2025 SONY PICTURES ENTERTAINMENT (JAPAN) INC. ALL RIGHTS RESERVED.</p></div>
<h2>グレースとロッキー</h2>
<p>記憶を失っていたグレースだが、次第に少しずつ過去を思い出していく。彼はもともとは中学の教師だったのだが、生物学の博士号も持っていて、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の仕事に引き抜かれたのだ。</p>
<p>グレースの仕事は宇宙船のエネルギーになる燃料を開発することだった。ところがなぜかいつの間にかに宇宙船に乗せられている。この計画では、ある星の秘密を探ることを目的としている。それは太陽が死にかけている中で、なぜか死にかけてない星があり、その理由を探るのだ。それがわかれば地球も救えるというわけだ。</p>
<p>ところがグレースが目的の場所に近づくと、そこには先客がいる。どう見ても知的生命体が作ったとしか思えない建造物である宇宙船がそこにいたのだ。そして、その宇宙船はグレースにコンタクトを求めてくる。本作はいわゆる<span class="marker-under-red">第三種接近遭遇の話</span>なのだ。</p>
<p>このことは原作においては驚愕のネタだったのかもしれないけれど、映画版ではすでに予告編でそのエイリアンの姿まで示されている。本作は、エイリアンとどんなふうにしてコミュニケーションをとるかというところがひとつの見せ場となっている。</p>
<p>本作のエイリアンはおよそ生物とは思えないような姿をしている。ほとんど“岩の塊”のように見えるから、グレースはそのエイリアンを“ロッキー”と名付けることになる。個人的にはタランチュラかカニのオバケのようにも見え、とても親しみを覚えるような見た目ではないのだが、そんな存在とも仲良くなってしまうところが本作の楽観的でいいところなのだろう。</p>
<p><strong>『未知との遭遇』</strong>では音のやり取りでエイリアンとのコミュニケーションを図ることになるわけだが、本作もそれをオマージュしたりもしている。互いに最初はビックリするものの、少しずつ相手のことを知り、さらには言葉を覚え、宇宙の果てで互いに協力し合うバディになっていくのだ。</p>
<div id="attachment_26560" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26560" class=" wp-image-26560" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『プロジェクト・ヘイル・メアリー』3-300x169.jpg" alt="" width="500" height="282" /><p id="caption-attachment-26560" class="wp-caption-text">© 2025 SONY PICTURES ENTERTAINMENT (JAPAN) INC. ALL RIGHTS RESERVED.</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>感動のクライマックス？</h2>
<p>ただ、プロジェクトの目的はエイリアンとの交流ではない。どちらも自分たちの惑星を救うために、その星の秘密を探りに来ていたのだ。このクライマックスとも言うべきシークエンスがあまりノレなかった。前半のグレースとロッキーが近づいていく過程は楽しめたのだけれど……。</p>
<p>互いに危険を冒しても助け合うところが泣かせどころなのかもしれないけれど、やっていることが今ひとつピンとこなかったのかもしれない。科学的な説明でいくつもの用語が飛び交ったりはしていたけれど、アクションとしてはよくある感じだったし、あまりハラハラすることもなかったのだ。『オデッセイ』のほうが、主人公のやっていることがもっと単純で、誰にでもわかりやすかったし、もっとハラハラさせてくれた気がする。</p>
<p>怖いのはグレースが記憶を失っている理由だ。これは彼をプロジェクトにスカウトしたストラット（<strong>ザンドラ・ヒュラー</strong>）の仕業だ。グレースは地球の危機に自ら立ち上がるといった正義漢とはほど遠い人物だ。そんなわけで宇宙船に乗るのを嫌がっていたグレースは、薬を盛られて記憶を消され、強制的に二度と戻れない旅に出されることになったのだ。</p>
<p>このエピソードは意外とあっさりと触れられるだけで終わる。ストラットという人物の怖さを示しているのか、あるいは大いなる正義のためなら犠牲も必要ということなのかは、その後の地球の姿がわからないため不明のままになる。ちなみにあのストラットの熱唱は何だったんだろうか？</p>
<p>そんな意味では、いきなり映画から入った私のような人にはわかりづらいところもあるのかもしれない。一応は色々あってハッピーエンド風にはなっているけれど、説明不足を感じなくもないわけで、気になって原作を買い求める人が出れば、それもラッキーというところなのだろうか。</p>
<p>それにしても、この原作者の話はかなり楽観的なものになっている。現実世界がきな臭いニュースばっかりだから、希望を込めてということなのかもしれないけれど……。</p>
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		<title>『蒸発』　なぜ日本なの？</title>
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		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 16 Mar 2026 04:33:33 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[アンドレアス・ハートマン]]></category>
		<category><![CDATA[森あらた]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>監督は、ベルリンを拠点に活動するアンドレアス・ハートマンと、ベルリンと東京を拠点に活動する森あらたの二人。 ミュンヘン国際ドキュメンタリー映画祭では最優秀作品賞を獲得した。 英語版のタイトルは「Johatsu – Int [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/johatsu/">『蒸発』　なぜ日本なの？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督は、ベルリンを拠点に活動する<strong>アンドレアス・ハートマン</strong>と、ベルリンと東京を拠点に活動する<strong>森あらた</strong>の二人。</p>
<p>ミュンヘン国際ドキュメンタリー映画祭では最優秀作品賞を獲得した。</p>
<p>英語版のタイトルは「Johatsu – Into Thin Air」。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://aggie-films.jp/jht/" title="映画『蒸発　JOHATSU – INTO THIN AIR』』公式サイト" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://s.wordpress.com/mshots/v1/https%3A%2F%2Faggie-films.jp%2Fjht%2F?w=160&#038;h=90" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『蒸発　JOHATSU – INTO THIN AIR』』公式サイト</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet"></div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://aggie-films.jp/jht/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">aggie-films.jp</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>イントロダクション</h2>
<p>日本では毎年、約８万人が失踪する。その多くはやがて帰宅するが、数千⼈は完全に姿を消してしまう。彼らは「蒸発者」と呼ばれる。理由は、⼈間関係のトラブル、借⾦、ヤクザからの脅迫など、さまざま。いわゆる「夜逃げ屋」の支援を受ける者もいる。すべてのしがらみを断ち、見知らぬ土地で、新しい生活を始める。深い喪失や挫折と、人生をゼロからやり直す希望が交差する。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>“蒸発”という現象</h2>
<p>日本での失踪という現象を追ったドキュメンタリー作品。日本では失踪のことを“<span class="red">蒸発</span>”といった言い方をする場合もある。これは日本独特ということなのかもしれない。</p>
<p><strong>『蒸発』</strong>はドイツ人監督と長らく日本を離れている日本人監督の二人の共同監督作品だ。海外の映画祭などで評判になり、日本での公開に至ったということらしい。英語版のタイトルにわざわざ日本語の「Johatsu」を入れているのは、<span class="marker-under-red">ほかの国にはない言い方</span>だからということなのだろう。</p>
<p>日本にはすでに今村昌平監督の<strong>『人間蒸発』</strong>（1967年）というドキュメンタリー作品がある。ちなみにこの作品の英語のタイトルは「A Man Vanishes」となっている。“蒸発”という意味の英語では、海外では意味が通じないということなのだろう。『人間蒸発』は失踪者を追うドキュメンタリー作品とされていて、最初は失踪者の男性を捜すところから始まるものの、ドキュメンタリーの枠組には収まり切らないような奇妙な作品になっている。</p>
<p>この『人間蒸発』でも、失踪した男は見つからなかった。失踪を企てる人が本気でほかの人との関係を断とうと望めば、それを見つけることは困難ということなのだろう。『蒸発』においてもひとつのケースは、失踪した人の家族の話となっていた。今では携帯電話などもあるし、連絡手段はかつてよりもあるはずだ。それでも今ではかつてはなかった個人情報保護法というものが失踪者捜しを阻むことになる。家族が必死になって捜そうとしても、失踪者にはたどり着けないのが現実ということらしい。</p>
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<div id="attachment_26512" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26512" class=" wp-image-26512" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『蒸発』3-300x169.jpg" alt="" width="500" height="282" srcset="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『蒸発』3-300x169.jpg 300w, https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『蒸発』3-120x68.jpg 120w, https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『蒸発』3-160x90.jpg 160w, https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『蒸発』3-320x180.jpg 320w, https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『蒸発』3.jpg 640w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><p id="caption-attachment-26512" class="wp-caption-text">©2024 OSSA FILM, BR, MORI FILM</p></div>
<h2>失踪した理由は？</h2>
<p>それでも失踪した人が空気の中に消えてしまうわけではないわけで、実際にはどこかで人知れず生きていることのほうが多いのだろう。本作では、そんな失踪した当事者に対するインタビューもある。</p>
<p>本来ならば失踪者がカメラの前に立つことは難しいはずだ。身元がバレてしまったら、すべてを捨ててやり直そうとしたことの意味がなくなってしまうからだ。だから本作は海外のみで上映することが前提で作られたということらしい。日本での上映がなければ、問題はなかったということなのだろう。</p>
<p>冒頭では夜逃げ屋の仕事が描かれている。同居人の目をかすめて夜に家から飛び出してきた失踪志願の男性を、安全な場所へと移送するというなかなかスリリングな出来事だ。夜逃げ屋の仕事は失踪のための手助けをすることだ。誰にも知られずに住み慣れた場所を離れ、新しい人生をスタートするために必要なもの、たとえば新しい住まいや仕事など、そうしたものを世話することになるのだ。</p>
<p>失踪する理由は様々だ。冒頭に出てきた男性は、束縛のきつい女性から逃れるために失踪という形を選んだらしい。具体的にそれがどれほどの束縛なのかはわからないけれど、精神的に病んでしまった女性ということでそんな方法しかなかったということらしい。</p>
<p>そのほかにもヤクザの経営するブラック企業から逃げてきたカップルは、場末のラブホテルで住み込みの仕事をしている。借金を抱えた会社経営者の男性もいる。空き缶を集めつつ暮らしている男性は、ギャンブルですべてを失い大阪の西成区に流れ着いたらしい。</p>
<div id="attachment_26513" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26513" class=" wp-image-26513" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『蒸発』2-300x169.jpg" alt="" width="500" height="282" /><p id="caption-attachment-26513" class="wp-caption-text">©2024 OSSA FILM, BR, MORI FILM</p></div>
<h2>AIによる加工の是非</h2>
<p>先ほども記したように本作はもともと海外でしか上映されないはずだった。ところが海外での上映が評判を呼び、日本での公開が決まったということらしい。そうなると顔出しができない人ばかりのために大きな問題が生じることになる。そのために本作では顔はぼかされたり、AIによるディープフェイクによって加工されている。</p>
<p>実は夜逃げ屋の女性社長の顔も加工されている。一応夜逃げ屋の仕事は合法だけれど、グレーな仕事をすることもあるようで、やはり顔出しはマズいということなのだろう。とにかく劇中ではボカシとディープフェイクが中途半端に入れ替わるところがあって違和感があったし、ディープフェイクによる加工が効果的だったのかと言えば、ちょっと疑問を感じざるを得ない気がする。</p>
<p>ディープフェイクによって顔を見ることができれば、その表情がわかるからという理由だとは思うのだけれど、やはり作り物感は否めない（妙にくっきりとした目鼻立ちになっている）。表情による感情の動きよりも、<span class="marker-under-red">加工に対する違和感</span>のほうが上回ってしまい、話している内容がすんなりと入ってこないのだ。</p>
<p>だから一番印象に残ったのは、西成で日雇いをしていた男性の話かもしれない。この男性だけは顔出しをしているからだ。というのはこの男性は最終的には実家に戻ることになるのだ。37年も失踪していたけれど、最終的には実家に戻れたというわけで、顔を出しても問題ないという判断なのだろう。</p>
<div id="attachment_26511" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26511" class=" wp-image-26511" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『蒸発』4-300x169.jpg" alt="" width="500" height="282" /><p id="caption-attachment-26511" class="wp-caption-text">©2024 OSSA FILM, BR, MORI FILM</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>なぜ日本なの？</h2>
<p>最初にも記したように、本作は、普段はドイツのベルリンを中心に活動している二人の監督の作品だ。そんな二人がわざわざ日本にやってきて“蒸発”という現象を取材したということなわけで、そこには日本独自のものがあるのかと思っていたのだが、ちょっと早とちりだった。日本の社会は様々なしがらみが多すぎる、そんなふうに感じている私自身の勝手な思い込みがあったのかもしれない。</p>
<p>映画ライターの<strong>高橋ヨシキ</strong>は本作についてこんなふうに指摘している。</p>
<blockquote><p>これは日本に特有の現象なのか？　といえば実はそうでもなくて、たとえばアメリカでは年間50万人以上、イギリスでも20万人以上の行方不明者が発生しており、いずれの国でもそのうち数千人が完全に姿を消してしまい発見されることはない。</p></blockquote>
<p>髙橋ヨシキのデータはどこから出てきたものなのかはわからないけれど、公式サイトにもある日本の失踪者が年間８万人という数と比べると、海外のほうが断然多いのだ。私がネットで検索した情報によれば、人口10万人あたりの数で比較するとイギリスが一番多くて、さらにカナダやアイルランド・アメリカと続く。日本はそれらの国と比べるとそれほど多くはないのだ。</p>
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<a rel="noopener" href="https://wpb.shueisha.co.jp/news/entertainment/20260314-130496/" title="日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『蒸発』をレビュー！" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/fb357bb0641532a6b4657abebe604429.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『蒸発』をレビュー！</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが新作映画をレビューする『高橋ヨシキのニュー・シネマ・インフェルノ』。日本の蒸発という現象に迫ったドキュメンタリー！＊　＊　＊『蒸発』評点：★2点（5点満点）© 202...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://wpb.shueisha.co.jp/news/entertainment/20260314-130496/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">wpb.shueisha.co.jp</div></div></div></div></a>

<a rel="noopener" href="https://www.japanpi.com/ja/blog/missing-person-investigation/cases-in-japan-and-other-countries/" title="インフォグラフィックで見る行方不明者問題：失踪者が増え続ける日本と海外諸国との比較" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/0d2f0baf839c5bed8a6324710330097b.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">インフォグラフィックで見る行方不明者問題：失踪者が増え続ける日本と海外諸国との比較</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">警察庁の最新データによると、平成26年から30年の間に、日本の年間行方不明者数は81,111人から87,962人、人口10万人あたり600人から661人と増加しています。年代別では、9歳以下の子ども、20代の若者、80歳以上が増加傾向にあり...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.japanpi.com/ja/blog/missing-person-investigation/cases-in-japan-and-other-countries/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.japanpi.com</div></div></div></div></a>
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<p>そうなってくるとベルリンで活動している監督が、わざわざ日本を舞台として選んだ理由がよくわからない気もしてくる。本作の英語版のタイトルは「Johatsu – Into Thin Air」というものだ。これは映画<strong>『イントゥ・ザ・ワイルド』</strong>（ショーン・ペン監督）を意識しているんじゃないかとも思える。</p>
<p>『イントゥ・ザ・ワイルド』はアメリカの話だが、偽りの家族と病んだ社会から離れることを望んだ男の話で、彼はすべてを捨てて独りで荒野で生きることになる。この男性も一種の失踪者とも言えるだろう（その動機は何かから「逃げる」というよりも、もっと積極的なものになっていたけれど）。どこの国でも失踪したいという願望を抱く人はいるのだろう。失踪という現象はほかの国でもあることであって、日本独自のものというわけではないのだ。</p>
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<p>本作では失踪が日本独自の現象とは言っていないし、ほかの国と比べるような視点もなかったけれど、普遍的な現象として失踪を描きたかったということなのだろうか。そのあたりの<span class="marker-under-red">立ち位置がよくわからなかった</span>気もする。</p>
<p>失踪者たちは隠れて生きなければならないところがあるわけで、どこか日陰者みたいなイメージもあるけれど、大阪・西成だけはちょっと雰囲気が違っていた気もする。西成で生きていた男性は、西成はパラダイスだとまで言っていた。</p>
<p>西成では誰も人のことなど気にしない。どんな格好でも、偽名を名乗っていても誰も気にしない。いろんな人がそこに流れ着くけれど、誰も気にしてはいない。だからこそ西成でなら生きていけるし、自由を感じられるということらしい。それでも彼が帰ることを選んだというのは、やはり家族や故郷に対する想いというものが捨てがたいということなのだろう。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/johatsu/">『蒸発』　なぜ日本なの？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』　脱線こそが味？</title>
		<link>https://everydayexcuse2.net/martysupreme/</link>
					<comments>https://everydayexcuse2.net/martysupreme/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 14 Mar 2026 02:47:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
		<category><![CDATA[オデッサ・アザイオン]]></category>
		<category><![CDATA[グウィネス・パルトロウ]]></category>
		<category><![CDATA[ジョシュ・サフディ]]></category>
		<category><![CDATA[ティモシー・シャラメ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>監督・脚本は『アンカット・ダイヤモンド』のジョシュ・サフディ。 主演は『名もなき者／A COMPLETE UNKNOWN』のティモシー・シャラメ。 米アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞など主要部門を含む計9部門 [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/martysupreme/">『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』　脱線こそが味？</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督・脚本は<strong>『アンカット・ダイヤモンド』</strong>の<strong>ジョシュ・サフディ</strong>。</p>
<p>主演は<strong>『名もなき者／A COMPLETE UNKNOWN』</strong>の<strong>ティモシー・シャラメ</strong>。</p>
<p>米アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞など主要部門を含む計9部門にノミネートされている。</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://happinet-phantom.com/martysupreme/" title="映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』公式｜3.13(金)公開" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/55d3f02282953084d0e72c0eb1e574a1.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』公式｜3.13(金)公開</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">アカデミー賞最有力！ティモシー・シャラメが演じる最高にチャーミングな最低男。世界一の卓球選手を夢見るマーティが見つけた”夢より大事なもの“とは──A24製作</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://happinet-phantom.com/martysupreme/" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">happinet-phantom.com</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>物語</h2>
<p>女たらしで嘘つきで自己中。だけど卓球の腕前だけはピカ一のマーティ。NYの靴屋で働きながら、世界チャンピオンになって人生一発逆転を目指す。<br />
そんな中、不倫相手のレイチェルが妊娠、卓球協会からは選手資格はく奪を言い渡される。万年金欠のマーティはありとあらゆる手を使って選手権への渡航費を稼ごうとするが—。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>口八丁手八丁のクズ男</h2>
<p>予告編なんかを観ると結構いい話ふうにまとめているし、“スポ根もの”のように見えなくもないけれど、行き当たりばったりで生きているクズ男の話だ。そんなクズ男を<strong>ティモシー・シャラメ</strong>が活き活きと演じていて、アカデミー賞の<span class="marker-under-red">主演男優賞ノミネートも納得の１作</span>になっていたと思う。</p>
<p>ティモシー・シャラメは<a href="https://everydayexcuse2.net/a-complete-unknown/" target="_blank">『名もなき者／A COMPLETE UNKNOWN』</a>でボブ・ディランに成り切って、歌いつつギターの演奏もこなしてアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたけれど、本作でも卓球選手役としてその腕前を磨いて撮影に臨んだらしい。その成果もあって卓球シーンでは見事な腕前を披露している。</p>
<p>ただ、本作においては卓球はひとつの要素でしかない。主人公のマーティは口八丁手八丁で自分の人生を切り拓こうとする。マーティは口もうまいし、卓球もうまい。今はNYの叔父の靴屋で働いているけれど、彼には夢がある。卓球の世界チャンピオンになることだ。それによって一発逆転を目指しているのだ。</p>
<p>“スポ根もの”なら、チャンピオンになるために卓球の練習をしそうなものだけれど、本作にはほとんどそんな場面はない。マーティは何をやるかと言えば、金策に走り回るのだ。チャンピオンになるためには世界選手権に出なければならない。ところが彼には自分で蒔いた種とはいえ借金も抱えていたし、渡航費用も捻出しなければならなかったからだ。</p>
<div id="attachment_26480" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26480" class="wp-image-26480" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『マーティ・シュプリーム-世界をつかめ』3-300x126.jpg" alt="" width="500" height="209" /><p id="caption-attachment-26480" class="wp-caption-text">©2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.</p></div>
<h2>行き当たりばったりの展開</h2>
<p><strong>『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』</strong>は、テンポがよくて149分という長尺でも飽きさせない。しかしながら、テンポがよくてもゴールまで真っ直ぐに突き進んでいくわけではない。あちこちで迂回をすることになるし、ほとんど<span class="marker-under-red">行き当たりばったり</span>のような展開が観客の予想を裏切っていくのだ。</p>
<p>マーティのとりあえずの目的はハッキリしている。金を作ることだ。そのためには何でもする。働いている靴屋の金庫から金を盗むことから始まり、賭け卓球でカモから金を巻き上げたりもするし、やれることなら何でもするのだ。</p>
<p>高級ホテルで引退した元女優ケイ（<strong>グウィネス・パルトロウ</strong>）に近づくことになったのは、マーティが単なる女好きということもあるのだろうし、何かしらの金の匂いを感じたからなのだろう。さらに彼はケイの旦那とも接触し、金づるとして利用しようとするのだ。</p>
<p>とにかくマーティは行き当たりばったりだ。特に犬のエピソードは予想外だった。バスタブが落下するという事故によって、マーティはその犬と出会うことになるわけだが、そうなるとマーティのターゲットが変わる。犬の飼い主（<strong>アベル・フェラーラ</strong>）がなぜか大金を所持していたから、次はそっちのほうへ話が移っていくのだ。</p>
<p>マーティにとっては金を作って夢を実現することが第一で、それ以外はどうでもいいのだろう。そのために周囲は散々な目に遭う。妊娠させてしまったレイチェル（<strong>オデッサ・アザイオン</strong>）に対しての扱いにもそれが表れている。マーティは自分には夢があるから、その実現のためには「犠牲も必要」などと言い張るのだ。妊娠させても知らんぷりというクズっぷりなのだ。</p>
<div id="attachment_26481" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26481" class="wp-image-26481" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『マーティ・シュプリーム-世界をつかめ』2-300x126.jpg" alt="" width="500" height="209" /><p id="caption-attachment-26481" class="wp-caption-text">©2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>脱線こそが味？</h2>
<p>こうした行き当たりばったりの展開は<strong>ジョシュ・サフディ</strong>監督の作品にはつきものなのだろう。本作の前に<strong>『グッド・タイム』</strong>と<strong>『アンカット・ダイヤモンド』</strong>という作品（この２作は弟のベニーとの共同監督）を観たけれど、どちらにもそういう部分があった。思わぬ脱線はジョシュ・サフディ監督の味みたいなものなのかもしれない。</p>
<p>本作で妙に印象に残るのが、アウシュビッツのエピソードだ。これは舞台になっているのが1950年代という時代で、マーティもジョシュ・サフディもユダヤ人だからでもあるのだろう。</p>
<p>アウシュビッツで爆弾の処理をして生き延びた男は、森の中で蜜蜂の巣を見つけるとハチミツを身体中に塗りたくって収容所にいる仲間たちに舐めさせたというのだ。本筋とはまったく関係のないエピソードが唐突に入り込んでくるあたりが、ジョシュ・サフディ監督の作劇の独自性なのかもしれない。</p>
<p><span class="red">※　以下、ネタバレあり！</span></p>
<div id="attachment_26479" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26479" class="wp-image-26479" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『マーティ・シュプリーム-世界をつかめ』4-300x126.jpg" alt="" width="500" height="209" /><p id="caption-attachment-26479" class="wp-caption-text">©2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.</p></div>
<p>以下、<span class="red">ネタバレ</span>になるけれど、『グッド・タイム』と『アンカット・ダイヤモンド』では、どちらも主人公が破滅に陥ることになる。ところが本作では何となくハッピーエンドで終わることになる。これは主人公のマーティにはモデルになった実在の人物がいたからかもしれないし、ジョシュ・サフディ監督の心境の変化ということもあるのかもしれない。</p>
<p>行き当たりばったりの生き方に共通点を見出すことも可能だし、結末の差に変化を見出すこともできる。どちらとも言えるのだろう。マーティはクズだったけれど、最後に日本でのエキシビションで勝つことで何かしらの矜持は維持したのだろうし、何やら彼の本気度みたいなものは伝わってきて感動的ですらあった。</p>
<p>ラストではレイチェルと子どものところに戻ることになるけれど、彼女も自分が生きていくことに精一杯で、策を弄してマーティとの関係を維持しようとしていた。<span class="marker-under-red">なりふり構わっていられない</span>という点で二人は共通しているわけで、お似合いなのかもしれない。</p>
<p>それからこれは脱線だけれど、ハチミツのエピソードは仏教の話にもあった。阿闍世の母親が幽閉された王を助けるために、ハチミツらしきものを身体に塗って密かに王に与えたとされる。この場合は二人が夫婦の関係ということもあってエロチックなものを感じさせなくもないけれど、本作の場合は胸毛の濃い男性の身体にハチミツを塗りたくるわけで、余計に強烈なシーンとなっていた。</p>
<p>エンドロールの「Everybody Wants To Rule The World」は、その歌詞も本作とピッタリと合っている気がして心地いい終わり方だった。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
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		<title>『ルイ・セロー：&#8221;マノスフィア&#8221;の深層にあるもの』　虚像と実像</title>
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		<dc:creator><![CDATA[nick]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 12 Mar 2026 15:17:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[外国映画]]></category>
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		<category><![CDATA[ルイ・セロー]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>監督はエイドリアン・チョア。 出演はルイ・セロー。 Netflixオリジナル作品として、３月11日から独占配信中。 原題は「Louis Theroux: Inside the Manosphere」 Watch Loui [&#8230;]</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/inside-the-manosphere/">『ルイ・セロー：&#8221;マノスフィア&#8221;の深層にあるもの』　虚像と実像</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>監督は<strong>エイドリアン・チョア</strong>。</p>
<p>出演は<strong>ルイ・セロー</strong>。</p>
<p><strong>Netflix</strong>オリジナル作品として、３月11日から独占配信中。</p>
<p>原題は「Louis Theroux: Inside the Manosphere」</p>
<div class="blogcard-type bct-official">

<a rel="noopener" href="https://www.netflix.com/title/81920687" title="Watch Louis Theroux: Inside the Manosphere | Netflix Official Site" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/5ae35e8663d151deb0c6bbfb254c46f8.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">Watch Louis Theroux: Inside the Manosphere | Netflix Official Site</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">With rare access and no holds barred, the acclaimed documentarian investigates a growing ultra-masculine network and its...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.netflix.com/title/81920687" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.netflix.com</div></div></div></div></a>
</div>
<h2>イントロダクション</h2>
<p>男性至上主義を掲げ広がりを見せるオンラインコミュニティと、その界隈で物議を醸すインフルエンサーを有名ドキュメンタリー作家が調査。普段はカメラが入らない領域にタブーを恐れず踏み込む。</p>
<p style="text-align: right;">（公式サイトより抜粋）</p>
<h2>『アドレセンス』のキーワード</h2>
<p>タイトルにも名前が挙がっている<strong>ルイ・セロー</strong>という人がどんな人なのかは知らないけれど、<strong>フィルマークス</strong>には「ルイ・セローが見た○○」というタイトルのドキュメンタリーがいくつも出ている。ほとんどがBBCが製作したドキュメンタリー番組のようだ。</p>
<p><strong>Netflix</strong>の本作概要には、ルイ・セローは「有名ドキュメンタリー作家」と記されているけれど、作品の監督は別に存在しているらしい。とりあえずルイ・セローが番組の顔となって、取材対象に対して<strong>マイケル・ムーア</strong>のように突撃するドキュメンタリーということなのだろう。</p>
<p><strong>『ルイ・セロー：&#8221;マノスフィア&#8221;の深層にあるもの』</strong>は、そのルイ・セローの初のNetflix作品ということ。このドキュメンタリーに興味を持ったのは、タイトルにある&#8221;<span class="red">マノスフィア</span>&#8220;というものが気になったからだ。&#8221;マノスフィア&#8221;という言葉を初めて知ったのもつい最近のことで、それもやはりNetflixのドラマシリーズ<strong>『アドレセンス』</strong>を観たからだ。</p>
<div class="blogcard-type bct-reference-link">

<a rel="noopener" href="https://www.netflix.com/title/81756069" title="Watch Adolescence | Netflix Official Site" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/b59af6fd356b6234a03e795f9d604fec.jpg" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">Watch Adolescence | Netflix Official Site</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet">When a 13-year-old is accused of the murder of a classmate, his family, therapist and the detective in charge are all le...</div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://www.netflix.com/title/81756069" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">www.netflix.com</div></div></div></div></a>
</div>
<p>『アドレセンス』という作品は、昨年とても評判になったドラマだ。エミー賞では作品賞を含む８部門を獲得したのだとか。その『アドレセンス』というドラマの中で、この&#8221;マノスフィア&#8221;というキーワードが出てきていたのだ（以下、『アドレセンス』に関する<span class="red">ネタバレあり</span>）。</p>
<p>『アドレセンス』は、少女がナイフで刺殺されたという事件がきっかけとなって始まる。そして、ある少年が逮捕される。この少年が殺人を犯したことは防犯カメラの映像で明らかなのだが、彼がなぜそんなことをしたのかという動機がわからない。刑事はそれを調べることになるのだが、少年が影響されていた考えとして語られるのが&#8221;マノスフィア&#8221;なのだ。</p>
<p>『アドレセンス』は、４話構成のドラマシリーズで、それぞれがワンカットで撮影されている。この撮影手法が話題にもなったし、とても考えられて撮られている。ただ、ドラマの手法的な縛りもあって会話劇が中心となっていて、&#8221;マノスフィア&#8221;というものがどんなものなのかを具体的に示してくれるわけではなかった。そんなわけで、おぼろげにしかわからなかった<span class="marker-under-red">&#8220;マノスフィア&#8221;についてのドキュメンタリー</span>ということで、本作に興味を持ったのだ。</p>
<div id="attachment_26441" style="width: 330px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26441" class=" wp-image-26441" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『ルイ・セロー-マノスフィアの深層にあるもの』4-214x300.jpg" alt="" width="320" height="448" srcset="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『ルイ・セロー-マノスフィアの深層にあるもの』4-214x300.jpg 214w, https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『ルイ・セロー-マノスフィアの深層にあるもの』4.jpg 300w" sizes="(max-width: 320px) 100vw, 320px" /><p id="caption-attachment-26441" class="wp-caption-text">Netflixオリジナル作品　3/11より独占配信中</p></div>
<h2>&#8220;マノスフィア&#8221;とは？</h2>
<p>｢<span class="red">マノスフィア</span>（Manosphere）｣とは、「男性（man）」と「領域、世界（sphere）」という言葉をつなげた造語らしい。AIによる概要では「インターネット上で「男らしさ」の再定義や伝統的な性別役割分担を強く主張する、男性中心のオンライン・コミュニティや思想の総称」ということ。</p>
<p>『アドレセンス』の中でも語られていたけれど、マノスフィアという思想を唱える人たちは、レッドピルを飲むことで真実に目覚めたと考えているらしい。このレッドピルというのは、映画<strong>『マトリックス』</strong>に登場したアイテムだ。ブルーピルを飲めば今まで通り夢の中の世界で暮らしていけるけれど、レッドピルを飲めば真実の世界に目覚めることができる。レッドピルというアイテムはそんな効果をもたらすものだった。</p>
<p>マノスフィアの人たちは、フェミニズムによって男たちが生きにくい世界になっていると考え、それは不当だと主張しているわけだ。本作に登場するマノスフィアを先導する男たち（この場合、インフルエンサーと呼んだほうがいいのだろう）は、みんな筋骨隆々の身体で、うなるほど金を持っていて、魅力的な女性たちに囲まれている。そんな男らしい男に憧れる人が、彼らのフォロワーになる。</p>
<p>インフルエンサーはyou tubeやInstagramなどに動画を投稿し、それによってフォロワーを獲得する。さらにそこから先は会員制のもっとあやしいサイトに誘導するらしい。そこではいかがわしいポルノ動画があったり、手っ取り早く金を稼ぐための投資に関する情報があるらしい。インフルエンサーの側はそうしたフォロワーを食い物にする形で儲けているということなのだろう。ルイ・セローが投資のために500ポンドをつぎ込んでみたものの、結局はあっという間に元金はなくなったらしい。</p>
<div id="attachment_26436" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26436" class=" wp-image-26436" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『ルイ・セロー-マノスフィアの深層にあるもの』3-300x169.jpg" alt="" width="500" height="282" /><p id="caption-attachment-26436" class="wp-caption-text">Netflixオリジナル作品　3/11より独占配信中</p></div>

<p>&nbsp;</p>
<h2>インフルエンサーとフォロワー</h2>
<p>マノスフィアのインフルエンサーたちは、女性を罵倒したりすることもあるけれど、その一方で女性を崇めるような部分もある。何だかんだ女好きなのだ。彼らはフェミニズムのせいで世の中は変わってしまったと考え、その世界では男性は価値がないと考えているらしい。</p>
<p>男性は努力して自ら価値を生み出さなければならない。それに対して女性はそうではない。「美しい女性ならば」という限定付きなのだけれど、そういう女性はそれだけで価値があると彼らは考えるのだ。だから女性を崇拝しつつ、軽蔑するということになるらしい。</p>
<p>こうした考えが、<span class="marker-under-red">一部の男性の希望</span>になっているのだ。かつては男性の多くが、男性優位のシステムに助けられていた側面があったのだろう。ところがそういうシステムがおかしいとされ、男性も下駄を履くことができなくなってくると、辛い思いをする男性も増えてくる。それがいわゆるインセルと呼ばれる人になったりするということなのだろう。そういう人たちには、インフルエンサーの語ることが、彼らの真実を代弁していると思えるのかもしれない。</p>
<p>それを傍から見ていると、首を傾げざるを得ない部分がある。自分を価値あるものにするための努力が肉体の改造と、投資による金儲けということになるのが短絡的とも思えるからだ。ただ、フォロワーとしてはインフルエンサーをロールモデルとして前向きに生きていくことができるということらしい。</p>
<div id="attachment_26434" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img loading="lazy" decoding="async" aria-describedby="caption-attachment-26434" class=" wp-image-26434" src="https://everydayexcuse2.net/wp-content/uploads/2026/03/『ルイ・セロー-マノスフィアの深層にあるもの』2-300x169.jpg" alt="" width="500" height="282" /><p id="caption-attachment-26434" class="wp-caption-text">Netflixオリジナル作品　3/11より独占配信中</p></div>
<h2>虚像と実像の差</h2>
<p>しかしながら、本作ではそんなインフルエンサーにルイ・セローがのらりくらりと迫っていくことになる。そうすると色々とボロも見えてくる。インフルエンサーは一夫多妻制みたいなことをやっているけれど、それに関してツッコまれると、動画にアップされている姿はあやしいものにも思えてくる。</p>
<p>動画の中ではフォロワーを煽るために威勢のいいことばかりを言っているけれど、それが現実世界で通用するかどうかは別問題ということなのだろう。動画の中の姿と、現実の姿は別ものなのかもしれないのだ。<span class="marker-under-red">虚像と実像には差がある</span>のだろう。けれどもインフルエンサーを信奉する人は、そこの部分が見えていないということなのかもしれない。</p>
<p>『アドレセンス』の少年もインフルエンサーから悪影響を受けてしまったということだったのだろう。ただ、そうした影響関係が判明したとしても、彼らのことが理解できたとも思えない。</p>
<p>実は『アドレセンス』でも、若い世代と老いた世代の断絶みたいなものが描かれていた。刑事は少年の動機について探っていくけれど、どうにも空回りしている。それを見かねた刑事の息子がマノスフィアについて教えてくれるわけだけれど、老いた者には若者のことは感覚的によくわからないのだろう。</p>
<p>そんな意味では、本作を観ても&#8221;マノスフィア&#8221;の実情は何となく感じられたとしても、インフルエンサーのやっていることやそのフォロワーの心情はいまひとつピンと来ないかもしれない。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.rentracks.jp/adx/p.gifx?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" width="1" height="1" border="0" /><a rel="noopener" href="http://www.rentracks.jp/adx/r.html?idx=0.49094.315260.1029.4061&amp;dna=61188" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="http://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_468_60.jpg" width="468" height="60" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>投稿 <a href="https://everydayexcuse2.net/inside-the-manosphere/">『ルイ・セロー：&#8221;マノスフィア&#8221;の深層にあるもの』　虚像と実像</a> は <a href="https://everydayexcuse2.net">everydayexcuse</a> に最初に表示されました。</p>
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