日本映画

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『夏の砂の上』 渇きと癒やし

からからに乾いた夏の長崎。幼い息子を亡くした喪失感から、幽霊のように坂の多い街を漂う小浦治。そこへ妹が娘を連れて訪ねてくる。こうして突然、治と姪の優子との同居生活がはじまることに……。
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『ババンババンバンバンパイア』 とぼけた顔してバン・バン・バン

銭湯で働く森蘭丸、その正体は450歳のバンパイア。至高の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯のひとり息子である15歳の李仁の成長と純潔をそばで見守る日々だったのだが……。
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『でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男』 正攻法で演技を

小学校教諭・薮下は、氷室律子に息子・拓翔への体罰で告発された。ところが法廷で薮下の口から語られたのは「すべて事実無根の"でっちあげ"」だという完全否認だった。
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『ルノワール』 スタイルを変えて挑む

11歳のフキは、両親と3人で郊外に暮らしている。ときには大人たちを戸惑わせるほどの豊かな感受性をもつ彼女は、得意の想像力を膨らませながら、自由気ままな夏休みを過ごしていたのだが……。
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『フロントライン』 あの時、あの場所で何が?

未知のウイルスに最前線で立ち向かったのは、我々と同じ日常を持ちながらも、眼の前の「命」を救うことを最優先にした人々だった。
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『リライト』 主人公は誰?

高校3年の夏、転校生の保彦がやってきた。彼はある小説を読み、憧れて、300年後からタイムリープしてきた未来人だった。保彦と秘密を共有する美雪。やがて二人は恋に落ち……。
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『ぶぶ漬けどうどす』 古いことはいいこと?

京都の老舗扇子店の長男と結婚し、東京からやってきたフリーライターのまどか。老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと張り切るものの、「本音と建前」の文化を甘く見ていたせいで、女将さんたちの怒りを買ってしまう。
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『国宝』 美というものの恐ろしさ

後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込むのだが……。
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『ルート29』 意外なラスト

「姫路にいる私の娘をここに連れてきてほしい」と頼まれたのり子は、その依頼を受け入れ、単身で姫路へと向かう。姫路から鳥取まで一本道の国道29号線を進んでいく2人の旅が始まった──。
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『か「」く「」し「」ご「」と「』 違うようで同じ?

みんなには隠している、少しだけ特別なチカラ。それぞれの“かくしごと”が織りなす、もどかしくも切ない物語。
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『片思い世界』 ネタバレの先に

現代の東京の片隅。古い一軒家で一緒に暮らす3人。同じ寝室で寝て、お互いを思い合いながら穏やかに過ごす、楽しく気ままな3人だけの日々。それぞれが抱える、届きそうで届かない<片思い>とは-。
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『早乙女カナコの場合は』 いつの時代?

大学進学と同時に友達と二人暮らしを始めた早乙女カナコ。入学式で演劇サークル「チャリングクロス」で脚本家を目指す長津田と出会い、そのまま付き合うことに……。本作は二人のその後の10年を描く。