日本映画

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『アイヌモシㇼ』 熊送りを再現する

14歳のアイヌの少年カントは、バンドでボーカルを担当する今どきの若者だ。カントは集落から子熊の世話を任されるのだが、実はその子熊はイオマンテと呼ばれる儀式で殺される運命だった。それを知ったカントはアイヌの儀式そのものに反感を覚えるのだが……。
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『ホテルローヤル』 やさしさが仇に

ラブホテルを舞台にした群像劇だが、『さよなら歌舞伎町』がある1日の話だったのに対し、『ホテルローヤル』はそこが訳あって廃業するまでの長い時間が追われる。また、ラブホテルは非日常的な空間だが、本作においてはごく普通の人々の姿が描かれていく。
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『ビューティフルドリーマー』 みんなで映画をつくろう

タイトルからもわかる通り本作は、『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』が元ネタだ。かつて押井守監督が映画化した作品だが、原作者の怒りを買ったとも噂されている。本作はその元ネタを実写で寸分違わず再現しようとする映画研究会の面々の奮闘を描く。
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『おらおらでひとりいぐも』 自由でやりたい放題

75歳の桃子さんの日常を描く137分。さぞかし退屈な時間なのかと思うと裏切られる。桃子さんにはほかの人に見えない三人衆がついているからだ。三人は実は桃子さんの「寂しさ」だ。それが桃子さんの分身となり、脳内では賑やかな会話が繰り広げられる。
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『罪の声』 一方的な断罪

「グリコ・森永事件」をモデルとした作品。本作は80年代半ばに世間を賑わせた未解決事件の真相を推理するフィクションだが、もしかしたら本当に事件はそんなふうに起きていたんじゃないかと思わせる説得力があり、真相を手繰り寄せていく展開には惹き込まれる。
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『朝が来る』 二つの立場

養子縁組には二つの立場がある。「子どもを手放さなければならない親」と「子どもが産めない親」だ。普通両者はあまり関わる機会がないために、互いのことを本当に理解することもない。本作がラストで示す展開は製作陣の希望が込められているのだろう。
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『人間の條件』 戦争はいやだ

世の中には多くの矛盾があり、不条理が支配している。戦争はそれをより明確にする。平和の時代においても、殺したほうがいいと思うような輩は少なくない。戦争という非日常的な状況は、明らかにそれを助長する。そうしたことが「人間の條件とは何か?」を考えさせる。
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『スパイの妻<劇場版>』 理解できるか、俺たちを

ヴェネチア国際映画祭で銀熊賞を獲得した黒沢清監督の最新作。 普遍的な正義のために売国奴となることも厭わない夫のため、聡子はスパイの妻と呼ばれる覚悟を決める。聡子にとっては正義/不正義といったことよりも、夫と一緒に行動することが重要だったからだ。
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『星の子』 つながりはいいか悪いか

ちひろの病気を治すために、あやしげな新興宗教に入れ揚げることになった両親。ちひろはそんな両親のことが大好きだが、やはり世間とのギャップを感じることになる事件も起きる。ちひろは世間と両親との間で揺れ動くことになるのだが……。
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『生きちゃった』という素朴な感想

『町田くんの世界』などの石井裕也監督の最新作。英語タイトルは「All the Things We Never Said」であり、本作は日本人には多いかもしれない「言いたいことを言えない」ことを巡る話。というより、そのことしか言っていない。
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『浅田家!』 家族写真には何が写る?

『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督の最新作。 本作は前半では浅田政志という写真家がコスプレ家族写真を撮る姿をコミカルに描き、後半では東日本大震災における写真洗浄に関わることで、改めて家族写真というものを考え直すことになる。
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『窮鼠はチーズの夢を見る』 終わらないふたりの関係?

本作は男性二人の恋愛を描く映画でありながら、女性キャラが何人も登場する。それは大伴(大倉忠義)という主人公と関わりのある女たちで、それらをさとうほなみ、吉田志織などの女優陣が演じている。それでも主演女優を選ぶとしたら、今ヶ瀬を演じた成田凌になるかもしれない。
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