日本映画

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『ひとよ』 希望の言葉が呪縛に

ある雨の夜、稲村こはる(田中裕子)は子供たちにも暴力を振るう夫のことを轢き殺す。それはこはるが考え抜いた末の結論だった。しかし残された子供たちは「殺人者の子供」と蔑まれることになる。 15年後に稲村家に戻ってきたこはるだが、子供たちは複雑な気持ちでその母親と向き合うことに……。
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『最初の晩餐』 シュンはある朝突然に

亡くなった父親の通夜の席で、トラブルが生じる。「通夜ぶるまい」のために頼んでおいた仕出し弁当がいつの間にかにキャンセルされていたのだ。母親は父からの遺言で「通夜ぶるまい」は自分が作ると言い出すのだが……。 料理によって家族の過去を振り返り、「家族とは何か」ということを問いかける。
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『ブルーアワーにぶっ飛ばす』 田舎者にはよくわかる

都内でCMのディレクターをしている砂田(夏帆)は、止まると死んでしまうんじゃないかというくらい勢いで仕事に励んでいたが、心は荒んでいる。そんな砂田は後輩の清浦(シム・ウンギョン)と共に田舎に帰ることに……。 若手映像作家の発掘を目的としたTSUTAYAの企画から生まれた作品。
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『楽園』 犠牲によって救われたのは?

閉鎖的で排他的な村社会を舞台に、虐げられた者たちが追い込まれていく様子を描く。そうした者のための楽園はあるのか? 吉田修一原作の短編をもとにした作品。監督・脚本は『64-ロクヨン-』『菊とギロチン』などの瀬々敬久。
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『真実』 後味スッキリの愛憎劇?

大女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は自伝を出版するのだが、それに書かれていたことは嘘ばかりだった。娘のリュミエール(ジュリエット・ビノシュ)はそれを非難するのだが……。 カトリーヌ・ドヌーヴが自分をモデルとしたようなキャラを演じる、是枝裕和監督がフランスを舞台にして撮り上げた最新作。
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『宮本から君へ』 宮本みたいに生きてみたらどうだ

感情的で暑苦しく、空気を読むことのない愚直な宮本浩(池松壮亮)は、いつも周囲を巻き込んで失敗を繰り返している。しかし、今度の闘いばかりは負けるわけにはいかないものだった。 汗と涙と血を巻き散らしながら絶叫する宮本の熱量に圧倒される2時間。もちろん本作は「ちょっとは宮本みたいに生きてみたらどうだ」と挑発しているのだ。
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『見えない目撃者』 大胆なリメイク

「見えない目撃者」という言葉自体がほとんど語義矛盾とも言える。事件をその目で確認したからこそ目撃者と言えるわけで、目の見えないなつめ(吉岡里帆)が目撃者となれるのだろうか?
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『ある船頭の話』 異物としての人間

オダギリジョーの初の長編監督作品。 船頭のトイチ(柄本明)は川辺の小屋に寝泊まりしながら、その川で渡しをしている。ある日の夕暮れ時、船を漕いでいたトイチは、川を流れてきた何かにぶつかりバランスを崩す。流れてきたのは瀕死の少女だった。
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『タロウのバカ』 飛ぶと落ちるとき……死ぬ

タロウという名前は、エージとスギオがつけてくれたもの。「名前のない奴はみんなタロウだ」という理由でタロウとなった少年は、学校にも行かずいつも荒川沿いの空き地でブラブラしている。ある日、拳銃を手にすることになったアウトサイダー三人はさらに羽目を外し……。
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『十二人の死にたい子どもたち』と「この世の終わり」についてのあれこれ

『十二人の死にたい子どもたち』は集団自殺を決意して集まった子供たちの物語。それから最近よく観る「この世の終わり」を描いた映画。どちらもギリギリまで死の境界に近づこうとする点では共通しているように感じられるのだが、これは一体?
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『よこがお』 曖昧な場所

『淵に立つ』などの深田晃司監督が筒井真理子を主役に迎えた最新作。リサと市子というふたりの女性。本作ではふたりのエピソードが同時進行していく。ふたりは一体どういう関係なのか?
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『アルキメデスの大戦』 依り代としての戦艦大和

海軍によって建造が予定される戦艦「大和」。それが作られれば、国民を煽り戦争へと突き進むだろう。天才数学者・櫂直(菅田将暉)は数学の力を使い戦争を阻止するために奮闘する。「大和」建造の見積もりの不正を暴いた櫂だが、実際には史実が示す通り「大和」は建造され沈没することになる。それは一体なぜなのか?
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