日本映画

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『ホムンクルス』 ハッピーエンドあるいはバッドエンド

頭蓋骨に穴を開けるトレパネーションを施した名越は、なぜか人のトラウマが視覚化されたような異様な姿を見ることに……。われわれが見ている現実は真実の姿なのか。もしかするとわれわれは脳が生み出した虚像の中で生きているのかもしれない。そんなことを問いかける作品?
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『街の上で』 記録と記憶

新型コロナの影響で公開が延期されていた今泉力哉監督作品。街そのものが主役とでもいうかのように実在する下北沢の店がいくつも登場し、変化の只中にあった街の姿をフィルムに留めようとする。ゆるやかな時間が流れ、いつまでもそこに浸っていたくなる。
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『砕け散るところを見せてあげる』 ヒーロー継承?

嫌われ者でいじめられている玻璃(石井杏奈)は、正義感に燃える先輩・清澄(中川大志)に助けられる。きごちない関係のふたりだが、玻璃は清澄のことをヒーローだと感じ、清澄は自分のヒーロー像を語るようになり、次第にいじめも収まっていくのだが……。
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『BLUE/ブルー』 やめられない“何か”

約30年もボクシングを続けてきたという吉田恵輔監督のリアルなボクシング映画。 誰よりもボクシングを愛する瓜田だが、試合では負けばかり。本作はサクセスストーリーとは真逆で、努力は結果を伴わないし、才能も運命に負けることになる。そんな残酷な現実が描かれるのだ。
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『騙し絵の牙』 主人公は誰?

出版業界における「仁義なき戦い」。文芸誌を編集している保守派グループと、廃刊寸前の雑誌「トリニティ」を編集する主人公速水を中心とする改革派。それぞれが権謀術数を巡らし、裏切りや引き抜き当たり前の騙し合い合戦が展開するエンターテインメント作品。
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『シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 』 騙された甲斐があったというもの

前作から9年ぶりの最新作にして、エヴァンゲリオンの最後の作品。これで四半世紀に渡るエヴァンゲリオンのすべてが完結する。難産だった製作過程に加え、新型コロナの影響で公開日が何度も延期され、待ちに待った最後の作品がようやく公開された。
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『影裏』 光の多いところ、強い影がある

今野が盛岡に出向して唯一の友人だった日浅が死んだかもしれない。日浅は東日本大震災の津波に巻き込まれたのかも。そんな話を耳にした今野は動揺を隠せない。というのは今野にとって日浅は友人以上の存在だったから……。 芥川賞受賞作の映画化。主演は綾野剛と松田龍平。
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『あのこは貴族』 寸止めの美学?

裕福な華子と庶民である美紀は普通なら出会うこともないふたり。それが華子の婚約者・幸一郎を介してふたりはつながることになる。格差社会を描く作品は多いけれど、本作は分断されるはずの富裕層と貧困層が連帯感を抱く話となっているのがおもしろいところ。
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『ターコイズの空の下で』 水平の世界と垂直の世界

柳楽優弥が主演を務めたロードムービー。日本で自堕落な生活をしていたタケシは、祖父・三郎の依頼で人探しをしにモンゴルへ行くことに。案内人のアムラと一緒にどこまでも広がる草原を旅することになるタケシだが、途中でアムラとはぐれてひとりになってしまう……。
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『あの頃。』 今が一番楽しいと言える?

バンド活動からアイドルオタク活動へと移行した劔(松坂桃李)。彼が退屈な日々の中で癒しを感じたのはアイドルたちの姿だったのだ。仲間たちと“中学10年生”と自称するほどにくだらない内輪談義に花を咲かせる日々が、劔にとってはかけがえのない時間だった。
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『すばらしき世界』 思いをつなぐリレー

人生のほとんどを刑務所で過ごした三上は、13年ぶりにカタギの世界で生きていくことを決意する。原作は実在の人物をモデルにした小説で、本作はそれをもとに西川美和監督が脚本を書いたフィクションだ。元ヤクザがカタギの世界で生きていくのは可能なのだろうか?
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『哀愁しんでれら』 子供は王様?

シンデレラは王子様と幸せに暮らしましたとさ。そんなふうに幸せの絶頂で終わることになる「シンデレラ」。しかし実際には人生は続くわけで、シンデレラは本当に幸せだったのか、その続きを見せてくれるのが本作ということになるだろう。
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