2021-11

外国映画

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』 “有害な男らしさ”の被害者は?

1920年代のモンタナ州。長年牧場経営をしてきたフィルとジョージの兄弟。ジョージがローズと結婚することになるのだが、フィルはローズに対し嫌悪感を隠さない。フィルのいびりに参ってしまったローズは、アルコールに逃げることになるのだが……。
外国映画

『皮膚を売った男』 社会風刺とエンタメと

シリア難民のサムは、自由を手にするために自らの背中を売る。背中にタトゥーを施し、サム自身がアート作品となるのだ。難民であるサムも、アート作品としてならば、世界中を旅することができる。サムは大金を手に入れ、美術館に展示されることになるのだが……。
日本映画

『恋する寄生虫』 コロナの時代の恋

潔癖症で人と触れ合うことができない高坂(林遣都)と、視線恐怖症でヘッドフォンによって外界を遮断しなければ生きてけない佐薙(小松菜奈)。ふたりは出会い恋に落ちることになるが、それはふたりの中にいる寄生虫が原因だった? 若者に人気の三秋縋の同名小説の映画化。
外国映画

『エターナルズ』 人類とMCUの行く末は?

MCUの第26作。今回は7000年前から人類を守ってきたエターナルズが主人公だ。彼らは人類を脅かすディヴィアンツから人類を庇護してきた。数世紀前には駆逐したはずの敵が復活し、地球上で散り散りになっていたエターナルズが再結集することになるのだが……。
外国映画

『ほんとうのピノッキオ』 キャラクターを愛でる作品

誰もが知っているピノキオの物語の実写映画化。本作はディズニーのアニメとは違って、より原作に忠実に描かれている。木でできたピノッキオの造形はCGではなく特殊メイクで再現している。リアルな木目があるピノッキオはどこか不気味で、どこかかわいらしい。
外国映画

『DUNE/デューン 砂の惑星』 覇権争いと超能力

あの『スター・ウォーズ』や『風の谷のナウシカ』など、後世の様々な映画に影響を与えたとされるSF小説の再映画化。今回は全二部作のPart1とされる。 監督は『ブレードランナー2049』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ。主演はティモシー・シャラメ。