2022-07

日本映画

『猫と塩、または砂糖』 常識外れか非常識か

僕の職業は、猫である。そう語る一郎は、世間的に言えば“ニート”だ。それでも彼にとっては、お母さんの愛玩動物となることが職業なのだ。そんな一郎の家にふたりの闖入者が現れる。お母さんの元カレとその娘だ。それによって家族の関係に変化が生じ……。
日本映画

『夜明けの夫婦』 何が言いたかったんだろ?

コロナ禍の自宅待機状態は夫婦の関係を変えてしまう。さらと康介はコロナ禍で一緒にいることによって、かえってセックスレスに陥っていた。それでも姑は「子供はまだ?」というプレッシャーをかけてくるわけで、さらは自ら積極的に康介をベッドに誘うことに……。
外国映画

『EMMA エマ』 ドールハウスのような世界

エマは美人で頭が良くお金持ち。もうすぐ21歳になるが、人生の悲しみや苦しみをほとんど知らずに生きてきた。彼女の今の生き甲斐は人のために恋のキューピッドになることだった。 ジェーン・オースティン作品の映画化。主演はアニヤ・テイラー=ジョイ。
外国映画

『戦争と女の顔』 ふたりは一心同体?

舞台は1945年のレニングラード。戦争で負ったケガで後遺症を抱えているイーヤは、子供を育てつつ病院で働いている。ところがその後遺症によって誤って子供を死なせてしまう。そこに本当の母親であるマーシャが戦地から帰還することになり……。
日本映画

『ビリーバーズ』 3人は何と闘っているの?

とある孤島で生活をする二人の男と一人の女。宗教団体に属している3人は、汚れた俗世を離れ、そこで心身を浄化する修行に励んでいる。ところがそこに闖入者が現れ、事件が起きることに。それから3人の関係は次第に変わっていくことになるのだが……。
外国映画

『エルヴィス』 愛のために死す

エルヴィスがいなければ、ビートルズもクイーンも存在しなかった! そんな伝説的な存在、エルヴィス・プレスリー。本作は彼の生涯を描いた伝記映画だ。エルヴィスはセンセーショナルなパフォーマンスでスターになるものの、わずか42歳で死ぬことに……。
外国映画

『わたしは最悪。』 “何か”を待ちながら

成績優秀で様々な可能性に溢れたユリヤは、それだけに自らの進むべき道を見つけられないでいた。同棲しているグラフィックノベル作家で年上のアクセルは、彼女に家庭に入ることを求めるものの、ユリヤはそれにも疑問を感じていて受け入れられずにいたのだが……。
外国映画

『リコリス・ピザ』 “遅れてきた”という感覚

舞台は1970年代のハリウッド近郊。ゲイリーは子役として働いていて、15歳にしてませている。そんなゲイリーはアラナという25歳の女性に一目惚れをする。自信家のゲイリーは積極的にアピールするのだが、歳の差を気にしたアラナはそれを断るのだが……。
外国映画

『ベイビー・ブローカー』 子供たちへのメッセージ

〈赤ちゃんポスト〉の子供を横取りする二人組が本作の主人公だ。彼らは子供を売って金にするベイビー・ブローカーだ。ところが通常とは違い、母親が子供を取り戻しにくる。二人組は正直に事情を話し、母親も謝礼金に惹かれたのか養父母探しの旅に出ることに……。