- 『パラサイト 半地下の家族』
- 『his』
- 『人間の時間』
- 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
- 『はちどり』
- 『ポルトガル、夏の終わり』
- 『ブルータル・ジャスティス』
- 『窮鼠はチーズの夢を見る』
- 『朝が来る』
- 『アイヌモシㇼ』
(観た順に10作品)
今年はコロナ禍の1年で、世の中もあれこれと変わることになったわけで、劇場公開される映画もだいぶ変わったものと推測される。4月・5月はほとんど新作の公開がなかったし、その後に細々と再開したものの、外国映画の大作の公開は軒並み延期されたりしているようで、どちらかと言えば邦画を観る機会が増えた印象。
コロナの感染によって亡くなったとされるキム・ギドク。個人的には今年最も衝撃的な出来事だった。それでもその死を悼むことすら憚られることのようで複雑な気持ちなのだが、『人間の時間』を選出して追悼としたい。
女性監督の作品は、例年10本の中に1本くらいだったのだが、今年は10本の中に3本入っている。『ストーリー・オブ・マイライフ』のグレタ・ガーウィグと、『はちどり』のキム・ボラと、『朝が来る』の河瀨直美の3人だ。全体的にも女性監督の作品が今までよりも多かったような気もする。
最後の1本として『透明人間』や『浅田家!』なども良かったのだが、悩んだ末に『ポルトガル、夏の終わり』を選んだ。とても地味な作品で、取り上げている人も少なかったような気もするので……。
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