日本映画

日本映画

『アルキメデスの大戦』 依り代としての戦艦大和

海軍によって建造が予定される戦艦「大和」。それが作られれば、国民を煽り戦争へと突き進むだろう。天才数学者・櫂直(菅田将暉)は数学の力を使い戦争を阻止するために奮闘する。「大和」建造の見積もりの不正を暴いた櫂だが、実際には史実が示す通り「大和」は建造され沈没することになる。それは一体なぜなのか?
日本映画

『赤い殺意』 動物的な自己防衛本能

今村昌平監督の1964年の作品。『キネマ旬報』のベストテンでは日本映画部門の第4位となった。 旦那と息子が実家に帰っていた夜、ひとりで家に居た貞子(春川ますみ)は強盗に出くわしレイプされる。ショックのあまり自殺を試みる貞子だが、その試みは失敗に終わるのだが……。 7月2日にDVDがリリースされた作品。
日本映画

『天気の子』 自由が大切か? 役割が大切か?

『君の名は。』などの新海誠監督の最新作。 人の気持ちは天気によってたいぶ変わる。その天気を自由に操れる能力があったとしたら? 高校生の帆高は、街で噂になっていた「100%の晴れ女」陽菜と出会い、ふたりで晴れ間ビジネスを始めることに。しかし、その能力はそれと引き換えに陽菜の大切なものを奪っていく。
日本映画

『いちごの唄』 環七沿いはデートコース?

銀杏BOYZの曲を基にして書かれた小説を映画化した作品。 笹沢コウタ(古舘佑太郎)は、ある日、偶然にもクラスメイトの天野千日(石橋静河)と再会する。 ふたりは織姫と彦星のごとく毎年同じ場所で会うことを約束するのだが……。