小林啓一

文学少女の所結衣は正体不明の作家“緑町このは”がいるとされる文芸部には入るため、新聞部に潜入することに。“このは”を見つけ出せば結衣は文芸部への入部を許可されるのだ。

「恋は光」というタイトルは比喩ではない。主人公の西条には恋する女性がキラキラと光って視えてしまう。西条にとって大学の女子たちは、誰もが発情期なのかと疑うほど光っている。そんな西条になぜかモテ期がやってきて、三人の女性が西条を巡って争うことに。

「殺すぞ」が口癖の小坂れい（間宮祥太朗）は、留年して退屈な高校生活を送っている。ある日、死んだハチをゴミ箱から救い出して埋葬しようとする鹿野なな（桜井日奈子）に興味を抱く。鹿野は「死にたい」が口癖で、いつもリストカットを繰り返している女の子だった。