佐藤浩市

日本映画

『愛にイナズマ』 あり得ない人物とは?

花子は映画監督デビューを目前に控えていたのだが、卑劣なプロデューサーにだまされ、全てを失ってしまう。失意の底に突き落とされた花子だが、音信不通だった家族たちの力を借りて、大切な夢を取り戻すべく反撃を開始する。
日本映画

『春に散る』 余計なものはいらない?

40年ぶりに故郷の地を踏んだ、元ボクサーの広岡(佐藤浩市)。彼は偶然街中で黒木翔吾(横浜流星)と出会い、そのボクシングを教えてくれと懇願される。二人の戦いは夢を諦めた周りの人々を巻き込んでいく。監督・脚本は『護られなかった者たちへ』などの瀬々敬久。
日本映画

『騙し絵の牙』 主人公は誰?

出版業界における「仁義なき戦い」。文芸誌を編集している保守派グループと、廃刊寸前の雑誌「トリニティ」を編集する主人公速水を中心とする改革派。それぞれが権謀術数を巡らし、裏切りや引き抜き当たり前の騙し合い合戦が展開するエンターテインメント作品。
日本映画

『Fukushima 50』 素朴な疑問を

3.11に発生した東日本大震災。福島第一原子力発電所では全電源を喪失し、原子炉がコントロール不能という状況に陥る。あの日、原発では何が起きていたか。それを忠実に再現した作品。 原発事故の恐怖を知らしめるには役に立つ作品と言えるのだが、一方でそんなことを引き起こした原因についてはスルーしているのはなぜなんだろうか?
日本映画

『楽園』 犠牲によって救われたのは?

閉鎖的で排他的な村社会を舞台に、虐げられた者たちが追い込まれていく様子を描く。そうした者のための楽園はあるのか? 吉田修一原作の短編をもとにした作品。監督・脚本は『64-ロクヨン-』『菊とギロチン』などの瀬々敬久。