岸井ゆきの

日本映画

『アット・ザ・ベンチ』 なぜそこに?

川沿いの芝生にぽつんとたたずむ小さなベンチ。ある日の夕方、そのベンチには久々に再会した幼なじみの男女が座り、もどかしくも愛おしくて優しい言葉を交わす。その後もこの場所には、さまざまな人たちがやって来る。
日本映画

『ケイコ 目を澄ませて』 笑顔のわけ

聴覚障害を持ちながらも、プロボクサーとしても活躍するケイコ。母親からは「いつまで続けるつもりなの?」と心配され、ケイコはそれに対してうまく返事をすることができない。そんな頃、体調に問題を抱えた会長はジムの閉鎖を決めることになり……。
日本映画

『神は見返りを求める』 ダメな部分が愛おしい

“神”のように人のいい田母神は、底辺YouTuberゆりちゃんの動画制作を献身的に支えている。ふたりは良きパートナーとなるのだが、あることがふたりの関係を一変させる。ゆりちゃんは恩を仇で返すようになり、田母神は見返りを求めるようになり……。
日本映画

『ホムンクルス』 ハッピーエンドあるいはバッドエンド

頭蓋骨に穴を開けるトレパネーションを施した名越は、なぜか人のトラウマが視覚化されたような異様な姿を見ることに……。われわれが見ている現実は真実の姿なのか。もしかするとわれわれは脳が生み出した虚像の中で生きているのかもしれない。そんなことを問いかける作品?