日本映画

『“隠れビッチ”やってました。』 ギャップが大事

26歳独身の荒井ひろみ(佐久間由衣)の特技は異性にモテること。見た目は清純風で、どこか隙がある感じを装う。目的は餌食となる男性をおびき寄せ、相手に「好きです」と告白させるため。 ひろみのキャラは、見た目の「清純さ」とは逆の内面の「ビッチさ」で観客をひかせるのだが……。
外国映画

『マリッジ・ストーリー』 離婚ですべてが終わるわけではない

冒頭、互いの長所を恥ずかしげもなく語るふたり。チャーリー(アダム・ドライヴァー)は妻ニコール(スカーレット・ヨハンソン)のことを「気まずい場面で相手を気遣える」「人の話をよく聞く」などと語りノロケているのだが、実はこれは過去の出来事。ふたりは離婚に向けての協議の真っ最中だった……。
外国映画

『世界にひとつのロマンティック』 コントロール不能?

監督は『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』などのデヴィッド・O・ラッセル。原題は「Accidental Love」。 本作はカリコレ2019で限定的に劇場公開され、12月4日にソフトがリリースされたコメディ。 頭に傷を負ったアリスは、アメリカの医療保険問題を訴えるために政治家に助けを求めるのだが……。
外国映画

『読まれなかった小説』 井戸と小説とロマン

『雪の轍』などのヌリ・ビルゲ・ジェイランの最新作。 大学を卒業して故郷の村へ戻ってきたシナンは、小説の出版を夢見ているが先行きはわからない。彼の父イドリスは教師だが、あちこちで借金を抱えていて、シナンにとっては軽蔑の対象だった。 上映時間3時間を超える長大な会話劇。シナンが最後に見出したのは?
外国映画

『アイリッシュマン』 登場しない聞き手

マーティン・スコセッシが監督で、デ・ニーロとジョー・ペシが登場するマフィアものとしては『グッドフェローズ』『カジノ』以来。しかも本作はアル・パチーノが共演するとあって、期待せずにはいられない作品となっている。 主人公のフランク・シーランは、当時大統領の次の権力者と言われたジミー・ホッファを殺したと告白した人物。
日本映画

『新聞記者』 真実はブラックボックスのなかに?

現在公開中の『i-新聞記者ドキュメント-』と同じく、望月衣塑子氏の著書を原案にしたサスペンス。『新聞記者』は今年の6月末に劇場公開され、11月22日にBlu-ray&DVDがリリースされた。 本作はあくまでフィクションだが、モデルとして現実の加計学園問題が意識されており、現実の安倍政権に対する批判が盛り込まれている。
日本映画

『殺さない彼と死なない彼女』 地獄の沙汰もアレ次第

「殺すぞ」が口癖の小坂れい(間宮祥太朗)は、留年して退屈な高校生活を送っている。ある日、死んだハチをゴミ箱から救い出して埋葬しようとする鹿野なな(桜井日奈子)に興味を抱く。鹿野は「死にたい」が口癖で、いつもリストカットを繰り返している女の子だった。
外国映画

『アースクエイク バード』 リリーはルーシーが生んだ妄想?

アリシア・ヴィキャンデル主演の日本を舞台にしたミステリー。共演にはEXILEの小林直己。 東京湾でリリーという外国人の遺体が発見され、彼女の友人だったルーシーが疑われる。リリーとルーシーはカメラマンの禎司を巡って三角関係だったのだ。 このレビューでは「リリーはルーシーが生んだ妄想?」という奇説を展開してみた。
外国映画

『LORO 欲望のイタリア』 すべては十分ではない

イタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニを描いた、パオロ・ソレンティーノ監督の最新作。世界有数の富豪であり、女性とのスキャンダルと失言ばかり繰り返しているイタリア一の権力者。本作はそんな大物政治家を狂言回しにして、別のことを描こうとしているのだが……。
日本映画

『i-新聞記者ドキュメント-』 考えるな。イワシになれ!

『A』などの森達也が取材対象として選んだのは望月衣塑子氏。望月氏は今年公開された映画『新聞記者』の原案者としても知られる人で、菅官房長官との記者会見でのやりとりが話題になったお騒がせな人物。本作は森達也が望月氏の活動に密着し、彼女が何と闘っているのかを明らかにしていくドキュメンタリーである。
日本映画

『ひとよ』 希望の言葉が呪縛に

ある雨の夜、稲村こはる(田中裕子)は子供たちにも暴力を振るう夫のことを轢き殺す。それはこはるが考え抜いた末の結論だった。しかし残された子供たちは「殺人者の子供」と蔑まれることになる。 15年後に稲村家に戻ってきたこはるだが、子供たちは複雑な気持ちでその母親と向き合うことに……。
外国映画

『ターミネーター:ニュー・フェイト』 聖母から救世主へ

ジェームズ・キャメロンが製作から離脱して以降、混迷を極めているこのシリーズ。そのキャメロンが復帰し、『T2』以来のリンダ・ハミルトンも戻ってきた第6作は『T2』の正統な続編として位置づけられている。 アーノルド・シュワルツェネッガーの出世作として知られる『ターミネーター』シリーズの最新作。
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