外国映画

『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』 双方向型の映画

先日、エミー賞のテレビ映画部門・作品賞を受賞したと話題になったNetflix作品。 画期的なのは劇中に選択肢が登場し、視聴者(観客)はそのどちらかを選ぶことでその後の展開が変化していくところ。Netflixというネット配信サービスだからこそできた実験的な作品となっている。
日本映画

『見えない目撃者』 大胆なリメイク

「見えない目撃者」という言葉自体がほとんど語義矛盾とも言える。事件をその目で確認したからこそ目撃者と言えるわけで、目の見えないなつめ(吉岡里帆)が目撃者となれるのだろうか?
外国映画

『アド・アストラ』 宇宙の果てで見つけたもの

監督は『リトル・オデッサ』などのジェームズ・グレイ。 宇宙飛行士のロイ・マクブライド(ブラット・ピット)は死んだと思われていた父親を探しに海王星まで旅をすることに。そこでロイが見つけたのは何だっだのか?
外国映画

『SHADOW/影武者』 チャン・イーモウの武侠物では一番の出来?

『HERO』や『LOVERS』などのチャン・イーモウの最新作。 沛国を舞台に、王と都督(ナンバー2)と都督の影武者、この三者のせめぎ合いを描く。圧倒的なのがそのビジュアルで、水墨画のような黒と白による画が見どころ。傘をモデルとした武器など妙なアイテムもあってなかなかのエンターテインメント作品となっている。
日本映画

『ある船頭の話』 異物としての人間

オダギリジョーの初の長編監督作品。 船頭のトイチ(柄本明)は川辺の小屋に寝泊まりしながら、その川で渡しをしている。ある日の夕暮れ時、船を漕いでいたトイチは、川を流れてきた何かにぶつかりバランスを崩す。流れてきたのは瀕死の少女だった。
日本映画

『タロウのバカ』 飛ぶと落ちるとき……死ぬ

タロウという名前は、エージとスギオがつけてくれたもの。「名前のない奴はみんなタロウだ」という理由でタロウとなった少年は、学校にも行かずいつも荒川沿いの空き地でブラブラしている。ある日、拳銃を手にすることになったアウトサイダー三人はさらに羽目を外し……。
外国映画

『アス』 自分という存在に対する違和感

ある日、突然現れた自分たち家族とそっくりな4人組。彼らは一体何者なのか? ドッペルゲンガーを思わせる始まりだが、その後は彼らと主人公アデレードたちとの血みどろの闘いとなっていく。正体不明で言葉を発することもないドッペルゲンガーとの闘いは、ほとんどゾンビとの闘いにも見えるのだが……。
外国映画

『聖なる泉の少女』 何を伝承しているのか?

東京国際映画祭でコンペティション部門にノミネートされたジョージア(グルジア)映画。 舞台はジョージアの南西部の山深い村。そこには聖なる泉があり、それを守り続けている一家がいた。年老いた父がその儀礼を取り仕切っていたが、後継者となるはずのナーメ(マリスカ・ディアサミゼ)はもっと普通の生活がしたいと考えていた。
外国映画

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 夢の世界の住人

クエンティン・タランティーノ監督の最新作。 「10作撮ったら引退する」と宣言しているタランティーノにとっての9本目の作品。 レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが共演し、シャロン・テートが殺害された日について描く。1969年のハリウッドを再現し、タランティーノの映画愛があふれんばかりとなった作品。
外国映画

『やっぱり契約破棄していいですか!?』 ブラックな味わい!?

小説家を目指しているもののまったく芽が出ないウィリアム(アナイリン・バーナード)は、何度も自殺に失敗し最後の手段として自ら暗殺者を雇うことに。ところが暗殺の契約が成立した後になって出版社から連絡があり、「本を出版したい」旨の話が持ち上がる。
外国映画

『永遠に僕のもの』 天使は孤独に踊るもの?

冒頭、カルリートス(ロレンソ・フェロ)はたまたま見かけた家に何気なく入り込んで金目のものを物色する。まるで自分の家のようにくつろぎながら。そして音楽をかけながら踊り出すと、そこにタイトルの「EL ANGEL」が。つまりは彼は「天使」ということなのだが……。
外国映画

『ドッグマン』 リアル・ジャイアンをどう扱うか?

『ゴモラ』『リアリティー』などのマッテオ・ガローネ監督の最新作。 のび太とジャイアンのような関係のマルチェロとシモーネ。暴力的で人のことを思い遣るなど考えたこともないリアル・ジャイアンに絡まれたとき、のび太のような人間はどう対処するのか?  イタリアの寂れた海辺の町を舞台に描かれる現実の事件をモデルとした作品。
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