日本映画

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『宮本から君へ』 宮本みたいに生きてみたらどうだ

感情的で暑苦しく、空気を読むことのない愚直な宮本浩(池松壮亮)は、いつも周囲を巻き込んで失敗を繰り返している。しかし、今度の闘いばかりは負けるわけにはいかないものだった。 汗と涙と血を巻き散らしながら絶叫する宮本の熱量に圧倒される2時間。もちろん本作は「ちょっとは宮本みたいに生きてみたらどうだ」と挑発しているのだ。
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『見えない目撃者』 大胆なリメイク

「見えない目撃者」という言葉自体がほとんど語義矛盾とも言える。事件をその目で確認したからこそ目撃者と言えるわけで、目の見えないなつめ(吉岡里帆)が目撃者となれるのだろうか?
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『ある船頭の話』 異物としての人間

オダギリジョーの初の長編監督作品。 船頭のトイチ(柄本明)は川辺の小屋に寝泊まりしながら、その川で渡しをしている。ある日の夕暮れ時、船を漕いでいたトイチは、川を流れてきた何かにぶつかりバランスを崩す。流れてきたのは瀕死の少女だった。
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『タロウのバカ』 飛ぶと落ちるとき……死ぬ

タロウという名前は、エージとスギオがつけてくれたもの。「名前のない奴はみんなタロウだ」という理由でタロウとなった少年は、学校にも行かずいつも荒川沿いの空き地でブラブラしている。ある日、拳銃を手にすることになったアウトサイダー三人はさらに羽目を外し……。
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『十二人の死にたい子どもたち』と「この世の終わり」についてのあれこれ

『十二人の死にたい子どもたち』は集団自殺を決意して集まった子供たちの物語。それから最近よく観る「この世の終わり」を描いた映画。どちらもギリギリまで死の境界に近づこうとする点では共通しているように感じられるのだが、これは一体?
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『よこがお』 曖昧な場所

『淵に立つ』などの深田晃司監督が筒井真理子を主役に迎えた最新作。リサと市子というふたりの女性。本作ではふたりのエピソードが同時進行していく。ふたりは一体どういう関係なのか?
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『アルキメデスの大戦』 依り代としての戦艦大和

海軍によって建造が予定される戦艦「大和」。それが作られれば、国民を煽り戦争へと突き進むだろう。天才数学者・櫂直(菅田将暉)は数学の力を使い戦争を阻止するために奮闘する。「大和」建造の見積もりの不正を暴いた櫂だが、実際には史実が示す通り「大和」は建造され沈没することになる。それは一体なぜなのか?
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『赤い殺意』 動物的な自己防衛本能

今村昌平監督の1964年の作品。『キネマ旬報』のベストテンでは日本映画部門の第4位となった。 旦那と息子が実家に帰っていた夜、ひとりで家に居た貞子(春川ますみ)は強盗に出くわしレイプされる。ショックのあまり自殺を試みる貞子だが、その試みは失敗に終わるのだが……。 7月2日にDVDがリリースされた作品。
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『天気の子』 自由が大切か? 役割が大切か?

『君の名は。』などの新海誠監督の最新作。 人の気持ちは天気によってたいぶ変わる。その天気を自由に操れる能力があったとしたら? 高校生の帆高は、街で噂になっていた「100%の晴れ女」陽菜と出会い、ふたりで晴れ間ビジネスを始めることに。しかし、その能力はそれと引き換えに陽菜の大切なものを奪っていく。
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『いちごの唄』 環七沿いはデートコース?

銀杏BOYZの曲を基にして書かれた小説を映画化した作品。 笹沢コウタ(古舘佑太郎)は、ある日、偶然にもクラスメイトの天野千日(石橋静河)と再会する。 ふたりは織姫と彦星のごとく毎年同じ場所で会うことを約束するのだが……。
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